山九グループ、アセンドが提供する「ロジックス」を採用

全国約33拠点を管理するデータ基盤を構築し、物流事業の利益率向上を目指す

アセンド株式会社

物流の現場から経営・戦略までを支援し、社会を支える物流の持続的な進化を目指すアセンド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:日下瑞貴)は、山九株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO:中村公大)が運送事業者向け基幹システム「ロジックス」を採用したことをお知らせします。

山九株式会社は十数社のシステムを約35項目で比較評価してロジックスを選定し、パイロット6拠点での約1年半にわたる検証を経て、現在は全拠点への展開を進めています。同社の物流事業の収益性向上に向けて、ロジックスを案件ごとの収支を把握する輸送データ基盤と位置づけ、拠点をまたいだ広域配車や、トラック運送業における適正原価への対応を見据えた取り組みを進めていきます。

導入の背景 

山九株式会社は、グループ会社も含め全国有数の輸送力を有する東証プライム上場企業です。

同社では、約40年前に子会社のサンキュウ・トランスポート各社を設立した当時から、輸送業務の管理をシステム化する構想がありましたが、実現には至っていませんでした。配車はホワイトボードで組み、実績はExcelで管理するなど、運行や請求の管理は拠点ごとに異なるアナログな方法で行われていました。

こうした中、物流事業の収益性向上が経営課題となり、山九グループはエリア単位の輸送から、全国規模の輸送ネットワーク強化へと舵を切りました。収益性を判断するには、実運送を担うサンキュウ・トランスポートと元請けである山九を一気通貫で見たときに利益が出ているかを、定量的かつリアルタイムに把握できるデータ基盤が欠かせません。そこで、この基盤を構築できるシステムの導入検討を開始しました。

さらにトラック運送業界では、適正原価の制度化をはじめ、運賃・取引の適正化に向けた制度変更が進んでいます。自社の運送で適正な原価を確保できているかを判断するためにも、案件単位の収支を把握する仕組みが求められていました。

 選定の経緯と決め手

山九株式会社は、約3か月をかけて十数社のシステムを比較検討しました。受注から請求までの一連の機能や費用など約35項目で採点し、なかでも管理会計システムとの連携、入力の簡便さ、協力会社との案件連携といった重要項目には重み付けをして評価しました。その結果、主に以下の3点が決め手となり、ロジックスが最高評価を獲得しました。

1. 業務カバー率が高く、業務工数削減が見込めること:標準機能で幅広い業務をカバーでき、業務工数の削減が見込めたこと。また、中核となる配車表は現場で使いこなせる操作性を備え、営業所間で空車情報を共有し荷物を割り当てることも可能な点。

2. 収益性を判断するデータ基盤になること:ロジックス導入の目的である、物流事業の収益性を案件単位から把握する仕組みを構築することが可能となる点。

3. 協力会社との案件連携といった拡張性:サンキュウ・トランスポート各社に加え、その他の協力会社との案件連携など、グループ全体の輸送管理を載せていくといった今後の活用の広がりが見込める点。

 導入の進め方と期待される効果 

2024年12月に選定と経営承認を経て、鹿嶋(茨城県)と京都の2拠点で検証を開始しました。その後、サンキュウ・トランスポート各社から1拠点ずつを加えてパイロット拠点を6か所に広げ、約1年半をかけて運用上の課題を洗い出しました。

現在は全33拠点への展開の最終段階にあり、次のステップとして、山九グループ全体の輸送業務をロジックスに集約していくことを目指します。

これらの取組みを通じ、山九グループおよび当社は、以下の2段階で導入効果の創出を目指します。

  • 第1段階:事務工数の削減 請求システムへの二重入力や、帳票作成のための多重入力をなくします。山九株式会社は、現場のタイムスタディで1件あたりの入力時間を実測して効果を試算し、この段階の効果だけで投資に見合うことを導入判断の条件としました。

  • 第2段階:収益性の改善:拠点をまたいだ配車により、実車率を高めます。また、グループ全体の輸送業務をロジックスに集約し、特にサンキュウ・トランスポート各社との取引では、元請けから実運送までを一気通貫で見たときに利益が出ているかを把握します。これらを通じて、物流事業の利益率向上を目指します。

 コメント 

山九株式会社 物流事業本部 陸運部 企画推進グループ グループマネージャー  市川 寛之様

「輸送全体を管理する仕組みを持つことは、当社にとって40年来の構想でした。適正原価制度をはじめ業界を取り巻く環境が大きく変わるなか、実態を踏まえて経営判断や改善を進めるには、輸送に関わるデータを集約し、定量情報をもとに社内外と議論できる体制が欠かせません。1件の案件を登録するだけで売上と配車がつながり、粗利と原価まで元請けと実運送の双方で見える世界を、ぶれずに目指していきます。」

アセンド株式会社 代表取締役 日下瑞貴

「日本有数の輸送力を持つ山九グループに、十数社の厳密な比較を経てロジックスを選んでいただいたことを、大変光栄に思います。適正原価の制度化が進む中、運送事業者にとって自社の原価と収支をデータで説明できることは、事業の前提になりつつあります。拠点ごとに異なる業務を標準化し、大規模な輸送ネットワークをデータでつなぐ山九グループの取り組みを全力で支援するとともに、業界全体の取引適正化と生産性向上に貢献してまいります。」

 今後の展望 

山九株式会社は、サンキュウ・トランスポートの全拠点への展開に続き、グループ全体の輸送業務をロジックスに集約していく予定です。目指すのは、1件の案件登録で売上と配車の情報がつながり、元請けと実運送の双方で粗利と原価を把握できる状態です。一連の取引で適正な利益が出ていれば事業を拡大し、赤字であれば原因を究明して対策を打つ。こうした経営判断や、適正原価を確保できているかの確認に、ロジックスのデータを活用していきます。

当社は今後も、大規模な運送事業者の複雑な業務にも対応できるよう、ロジックスの機能を拡充してまいります。また、ロジックスを、日々の業務で蓄積されるデータを溜めておくだけの場ではなく、収益向上につながるインサイトを提供するサービスへと進化させ、運送業界の取引適正化や生産性・収益の向上を支援してまいります。

「ロジックス」について 

運送事業者のコア業務であり、売上や利益を決める『配車』業務――ロジックスは『良い配車』をアシストし、売上・利益の向上に貢献する、クラウド型の業務ツールです。また、煩雑な運送事業者の管理業務を、案件の受注から配車・請求書の発行まで一気通貫でデジタル化することも可能。運送事業者の経営管理とそれを支えるDXを同時に実現いたします。

ロジックス製品情報:https://logix.ascendlogi.co.jp/

導入事例はこちら :https://logix.ascendlogi.co.jp/case

 

両社について

山九株式会社について

山九株式会社は、1918年に山陽・北九州の港湾運送を主業務として発足し、2018年に創業100周年を迎えた東証プライム上場の総合物流企業です。港湾運送・陸上輸送・倉庫などの「物流」と、製鉄・石油化学・電力関連プラントの建設やメンテナンスを担う「機工」の2つを事業の柱に、国内38支店・海外38現地法人の幅広いネットワークを展開しています。

本社所在地:東京都中央区勝どき6丁目5番23号
代表者:代表取締役社長CEO 中村公大

設立:1918年10月1日

資本金:286億19百万円

社員数:29,324名(単体12,452名、2026年3月現在)
事業内容:港湾荷役・陸上輸送・倉庫などの物流事業、プラント建設・メンテナンスなどの機工事業
URL:https://www.sankyu.co.jp/

アセンド株式会社について

「物流の真価を開き、あらゆる産業を支える」をミッションに掲げ、2020年3月に創業。

「運送事業者の理想の経営を実現する」ことを志向し、経営強化に繋がる配車計画・原価管理を実現する「ロジックス」を提供。あわせて、国土交通省をはじめとする関連省庁による物流業界の実態調査・分析事業も担い、マクロの政策提言と現場への草の根支援の双方を推進。

2026年からは、サプライチェーン最適化に向けた戦略設計と物流手配を包括的に受託する「4PL事業」を展開し、複数事業展開で構造的な課題を抱える物流産業の変革を目指す。

代表取締役の日下瑞貴は、3PL協会「人財開発委員会」副委員長、JILS「ロジスティクスイノベーション推進委員会」委員、「ロジスティクス経営指標調査」専門家委員、運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)理事、全日本トラック協会DX講座講師を務め、業界の啓発・発展に尽力。

2025年11月にはシリーズBラウンドで11億円の資金調達を実施し、累計調達額は18億円に達する。

本社所在地:東京都新宿区市谷砂土原町2-7-19 田中保全ビル3階

代表者:代表取締役社長 日下瑞貴

設立:2020年3月

資本金:14億2,389万円(資本準備金等含む)

社員数:52名 ※2026年8月時点

事業内容:配車・収支分析システム「ロジックス」開発・提供、物流コンサルティングサービス、4PL

URL:https://www.ascendlogi.co.jp/

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会社概要

アセンド株式会社

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URL
https://www.ascendlogi.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区市谷砂土原町2-7-19 田中保全ビル3階
電話番号
03-6555-3055
代表者名
日下瑞貴
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2020年03月