Green Carbon株式会社は、アラブ首長国連邦政府及びJAXA・JETRO共催の「日UAE宇宙官民ワークショップ」に登壇 中東地域のカーボンクレジット市場開拓を開始
中東地域約4,568万haの農地ポテンシャルを活用し脱炭素化を目指す
ネイチャーベースのカーボンクレジット創出販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(読み;グリーンカーボン))は、2024年12月12日(火)にアラブ首長国連邦(以下、UAE)のアブダビで開催された、経済産業省宇宙産業課主催の「日UAE宇宙官民ワークショップ(以下、本イベント)」に登壇したことをお知らせします。本イベントでは、自然由来のカーボンクレジット創出プロジェクトや、クレジット創出における衛星データの活用について、中東地域の約4,568万ha※1の農地ポテンシャルの可能性を紹介しました。
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◆本イベント登壇の背景と詳細
Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでいます。森林保全、水田管理、マングローブ植林、家畜のメタン排出削減、バイオ炭の活用など、各地域の自然資源の特性を活かした多様なプロジェクトを展開しています。また、プロジェクトの適地探索及びモニタリングにおいて、衛星データを活用する取り組みを行っています。
この度、JAXAから招待を受け、リモートセンシング技術を利用したカーボンクレジット創出に関する知見を共有するため、本イベントに登壇いたしました。
〈登壇内容詳細〉
本イベントの登壇では、衛星データを活用したGreen Carbonの取り組みとして、以下の四点を発表しました。
1. 高品質なカーボンクレジット創出 |
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Green Carbonは、衛星データ解析を活用して、水田や森林の炭素吸収量・削減量をより正確かつ効率的に測定する技術を実証中です。この技術により、従来の手法に比べて広範囲かつ高頻度なモニタリングが可能となり、信頼性の高いデータを提供することができます。特に、UAEのような乾燥地域での炭素吸収メカニズムの測定に対するニーズが高まっており、これに応じたサービス提供を目指します。 |
2. カーボンクレジット創出適地の探索 |
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衛星データ分析によって、森林やマングローブの成長状況や土地利用の変化を把握することで、カーボンクレジット創出に適した地域の効率的な探索が可能になります。 |
3. クレジット申請から販売までのプロセス簡素化 |
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リモートセンシング技術の利用により、複雑なカーボンクレジット申請におけるモニタリングのプロセスを簡素化します。さらに、Green Carbonが開発するデジタルプラットフォームを活用することで、クレジット発行までの時間とコストの削減を実現します。 |
4. スマート農業への貢献 |
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衛星データから得られる植生情報や土壌水分量などのデータは、農業における施肥や灌漑管理に利用できるため、農業の効率化や持続可能な農業に貢献します。これにより、農業従事者の収益向上と環境負荷の低減を同時に実現することが可能です。 |
◆今後の展望
Green Carbonは、衛星データ解析技術をさらに高度化し、信頼性の高いカーボンクレジット創出を推進するため、以下の取り組みを進めます。また、本イベントを契機に、UAEをはじめとする中東地域におけるカーボンクレジット事業の展開を加速させてまいります。
1. 衛星データ活用による高品質カーボンクレジット創出の促進 |
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衛星データの解析技術をさらに高度化し、より透明性・信頼性の高いデータ化を実現することで、信頼性の高いカーボンクレジット創出に取り組みます。 |
2. 中東地域におけるカーボンクレジット市場の開拓 |
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UAEは、石油依存からの脱却を目標として、宇宙産業とグリーン産業への投資を推進しています。Green Carbonは、日本や東南アジアで培った経験を活かし、UAE政府や現地企業との連携のもと、カーボンクレジット市場を活性化させます。 |
3. UAE国内でのカーボンクレジット創出・販売の促進 |
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UAE国内の自然資源を活用したカーボンクレジット創出を促進するとともに、国際的なカーボンクレジット市場へのアクセスを支援することで、排出削減と経済成長の両立を目指します。これにより、農業従事者の収入向上にも貢献します。 |
4. 衛星データ活用による高品質カーボンクレジット創出の促進 |
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衛星データの解析技術をさらに高度化し、より透明性・信頼性の高いデータ化を実現することで、信頼性の高いカーボンクレジット創出に取り組みます。 |
◆日UAE宇宙官民ワークショップ概要
「日UAE宇宙官民ワークショップ」は、宇宙関連の国際会議「Abu Dhabi Space Debate 2024(アブダビ・スペース・ディベート 2024)」に合わせて実施され、宇宙分野での日UAE協力の可能性について活発な意見交換が行われました。
本イベントは、約200名の官民宇宙関係者が参加し、2023年に日本とUAEの政府系機関間で締結された平和目的の宇宙活動協力に関する覚書を踏まえ、同分野での協力推進の一環として実施されました。
UAE政府の宇宙政策の重点領域に沿って5つのセッションが開催され、Green Carbonは、リモートセンシング技術を活用した地球観測に関するセッションに登壇しました。日本の宇宙関連企業とともに、UAEにおける衛星データ利用拡大の可能性について議論を深めました。
〈概要〉
共催: UAE 宇宙庁(United Arab Emirates Space Agency:UAESA)、内閣府、経済産業省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、日本貿易振興機構(JETRO)
日時: 2024年12月12日(木)
会場: ERTH Convention Center(https://erth.ae)
登壇セッション:Earth Observation and Remote Sensing(地球観測とリモートセンシング)
○参照:経済産業省のHPより引用
https://www.meti.go.jp/press/2024/12/20241219003/20241219003.html
※1:約4,568万haの農地ポテンシャル
JETRO発行の「中東の食料事情とUAEの取り組み」より中東地域の耕作面積の数値を引用。
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2024/5741501b534c707d.html
◆Green Carbon 株式会社
代表者 :代表取締役 大北 潤
所在地 :東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA607
設立 :2019年12月
事業内容 :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL : https://green-carbon.co.jp/
◆Green Carbon事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。
事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約100,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。
◆GREEN CARBON JAPAN VIETNAM COMPANY LIMITED
略称 :GREEN CARBON JAPAN VIETNAM CO,. LTD
代表者 :代表取締役 大北 潤
所在地 :10th Floor, The Nexus Building, 34-3B Ton Duc Thang, Ben Nghe Ward, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam
設立 :2024年8月
事業内容 :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業
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