関東大震災から100年。いま改めて考える防災対策。「家は防災上一番身近で大切なのに忘れられている。」ことが明らかに
~街頭インタビューや意識調査から、大半が「家の耐震補強」などの対策を意識せず~
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▶『毎日と、万一の安心がつづく「大丈夫」と言える住まいを。』特設サイトはこちら:https://homes.panasonic.com/ad_lp/daijyoubu/
今回の調査では、生活者は、防災対策において「備品・食飲料の準備」や「避難」に関する意識は高いものの、回答者の大半が、「家の耐震補強」など住宅における対策を意識していないと答えました。これは、生命や財産を守る基盤となる住まいであるものの、生活者にとっては、防災においてさほど重要視されていない結果と言えます。
当社は、関東大震災から100年の節目である今、改めて防災における住まいの重要性について考え、「災害時に家が倒れない、被災しても自宅で最低限の生活を維持できる「家」は重要な防災対策」の提供価値に基づき、『毎日と、万一の安心がつづく「大丈夫」と言える住まいを。』のメッセージを提唱。客観調査の結果公表や有識者による意見、啓発動画の発信などについて、広報発信をはじめ、マスコミ宣伝やWEB、住宅展示場における演出や営業トークに至るまで、統合的に訴求していくことで、住まいの防災の重要性について広く理解を得るコミュニケーション活動を展開しています。
■調査・情報発信の実施事項
(1)品川区戸越地区における街頭インタビュー
災害時に被災規模が大きくなりやすい木造住宅密集地域(木密地域)※1がある品川区戸越地区の戸越銀座商店街で街頭インタビューを実施。「あなたの防災対策、おしえてください。」というテーマで、「家」と回答した人は45人中1人の結果となりました。街頭インタビューの動画ダイジェストは、当社のホームページで公開しています。
●動画:いま改めて考える防災対策(1)『あなたの防災対策おしえてください。」(60秒)
(2)『住まいの防災に関する意識調査』を実施
2023年7月に全国1,030名を対象に『住まいの防災に関する意識調査』を実施しました※2。半数以上が 「日常生活において防災を意識している」と回答したものの、「意識している」と回答した人の内、災害対策で特に重要であるはずの「家の耐震補強」を実践できている人は36.6%に留まることが明らかになりました。
また、「防災と聞いた時に、一番はじめにイメージするもの」では、1位が「食料・水の備蓄の確保」(42.7%)、2位が「防災グッズの用意」(31.5%)で、「住宅の耐震補強」と回答した人はわずか6.8%に留まり、5項目中4位という結果に。「家」が重要視されていないことが顕著になりました。
●結果サマリー
1.日常生活において半数以上が「防災」を意識しているものの、
その内、「住宅の耐震補強」まで実践している人は約3割という結果に
✓防災を意識している人は全体の56.7%
✓「意識している」と回答した人の内、「家の耐震補強」を実践できている人は36.6%
2.「防災」と聞いた時に「住宅の耐震補強」をイメージする人はわずか1割未満
✓「防災」と聞いた時に一番はじめにイメージするものは「食料・水の備蓄の確保」が
42.7%で1位に対し「住宅の耐震補強」と回答した人は6.8%で5項目中4位
3.「防災で実践していることランキング」において「住宅の耐震補強」は最下位
✓「防災で実践していること」(複数回答)については全体の半数以上が
「食料・水の備蓄の確保」「ハザードマップの確認」を実践しているのに対して、
住宅の耐震補強を実践している人はわずか25.6%で5項目中最下位
(3)国士舘大学防災・救急救助総合研究所 小滝 晃 客員教授へのインタビュー動画公開
国士舘大学防災・救急救助総合研究所客員教授で元内閣府(防災担当)総括参事官の小滝 晃氏に「木造密集地域の住宅に求められる性能」について伺い、住まいにおける防災対策の重要性について、有識者の立場からご意見をいただいています。
<小滝 晃氏コメント抜粋>
―――木造密集地域の住宅に求められる性能とは?
災害時に燃えないということ、そして倒壊せず小規模の被害で済む強度が必要です。
木造密集地域の住宅には特にこれらの性能が求められます。
―――災害に強い街づくりに必要な住宅の性能はなんですか?
減災を目指していくには、住宅の耐火性、耐震性の向上は有効です。強い住宅が増えて
いくことで、その地域が災害に強い街になっていきます。
●動画:いま改めて考える防災対策(2)『木造密集地域の住宅に求められる性能について」(295秒)
https://youtu.be/8j5g9LgH_wc
◎『毎日と、万一の安心がつづく「大丈夫」と言える住まいを。』特設サイトでは、パナソニック ホームズの「災害に強い家」の特長や実際に災害を経験されたオーナーさまのインタビュー動画などをご紹介しています。
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※1: 山手線外周部を中心に広範に分布し、東京都は、2012年から不燃化を強力に推進する「木密地域不燃化10年プロジェクト」を推進し、対策エリアに不燃化特区を指定の上、市街地整備を促進している。道路の拡幅や不燃化建て替えの協力者への固定資産税・都市計画税の減免なども行っています。
※2: 【調査概要】調査対象:全国の20歳~69歳の男女。調査期間:2023年8月2日(水)~3日(木)。サンプル数:1000人(性年代均等割付)。調査方法:Webアンケート調査(H.M.マーケティングリサーチ)。n=30未満は参考値として記載。
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