再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニア製造技術の実証が進展
-福島県浪江町と実証プラントの立地に関する基本協定を締結-
日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO:佐藤 雅之、以下:日揮HD)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)グリーンイノベーション基金事業※1の一環で2021年8月に旭化成株式会社と共同採択された「大規模アルカリ水電解水素製造システムの開発およびグリーンケミカルプラントの実証」プロジェクト(以下:本プロジェクト)※2において、福島県浪江町(以下:浪江町)で再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニア製造技術の実証プラントを建設することとなり、本日付で浪江町と実証プラントの立地に関する基本協定を締結しましたので、お知らせします。
1.背景
日揮HDは、NEDOグリーンイノベーション基金事業である本プロジェクトにおいて、旭化成と共同で再生可能エネルギー由来の水素を原料とするグリーンアンモニアなどのグリーンケミカル製造プラントの運転最適化を実現する「統合制御システム」の開発、ならびにグリーンケミカル製造プラントにおける実証を目指しています。
再生可能エネルギー由来の水素を利用したグリーンケミカルの普及に向けては、天気・時間・季節によって変動する再生可能エネルギーを活用し、いかにして安定的かつ効率的にケミカルを製造するのかが課題になっています。これまで、日揮HDは本プロジェクトにおいて浪江町の福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)で製造される水素利用を想定したアンモニア製造プラントの基本設計や、統合制御システムの要件定義を行ってきましたが、このたび「統合制御システム」を備えた実証プラント(日量4トンのアンモニア製造能力)を浪江町に建設し技術実証を進めることとなったものです。
2.立地協定締結式について
日揮HDは実証プラントの建設地である浪江町と基本協定を締結し、本日11時より、浪江町 吉田 栄光町長、日揮HD常務執行役員 Technology Commercialization Officer(TCO)サステナビリティ協創部長 秋鹿 正敬の出席のもと、道の駅なみえ(浪江町)で協定締結式が執り行われました。
実証プラントでは、旭化成がFH2Rにおいてアルカリ水電解装置を使って製造する水素を原料にアンモニアを製造する計画です。
本プラントは2023年秋に着工、2024年度内の運転開始を目指しています。実証運転は2026年度までを予定しており、実証を通じて、日揮HDは統合制御システムの検証およびさらなる改善を含めたグリーンアンモニア製造技術の向上に取り組みます。また、旭化成は2027年度以降に計画する大規模グリーンケミカル実証プラントで本プラントの実証結果を活用する予定です。
4. 今後の方針
再生可能エネルギー由来の水素を利用したグリーンアンモニア製造は、アンモニア製造プロセスの低炭素化に貢献することが期待されており、日揮HDは、本プロジェクトを通じ再生可能エネルギー由来の水素を原料とする、効率的・安定的なグリーンアンモニア製造技術の確立を目指していきます。
※1 グリーンイノベーション基金の採択について(NEDOプレスリリース)
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101471.html
※2 大規模水素製造システムを活用したグリーンケミカル実証プロジェクトを開始
(日揮HDプレスリリース)
https://www.jgc.com/jp/news/assets/pdf/20210826j.pdf
<グリーンアンモニア技術実証事業について>
事業体制
日揮HD、旭化成の共同採択事業
「大規模アルカリ水電解水素製造システムの開発およびグリーンケミカルプラントの実証」
事業概要
・再生可能エネルギー由来の水素を利用したアンモニア製造
・プラントの運転最適化に向けた統合制御システムの開発と利用
期間
2022年度下期~2026年度末
場所
福島県浪江町 棚塩産業団地内
敷地面積
約9,000 ㎡
アンモニア製造能力
日量4トン
日揮HDは、NEDOグリーンイノベーション基金事業である本プロジェクトにおいて、旭化成と共同で再生可能エネルギー由来の水素を原料とするグリーンアンモニアなどのグリーンケミカル製造プラントの運転最適化を実現する「統合制御システム」の開発、ならびにグリーンケミカル製造プラントにおける実証を目指しています。
再生可能エネルギー由来の水素を利用したグリーンケミカルの普及に向けては、天気・時間・季節によって変動する再生可能エネルギーを活用し、いかにして安定的かつ効率的にケミカルを製造するのかが課題になっています。これまで、日揮HDは本プロジェクトにおいて浪江町の福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)で製造される水素利用を想定したアンモニア製造プラントの基本設計や、統合制御システムの要件定義を行ってきましたが、このたび「統合制御システム」を備えた実証プラント(日量4トンのアンモニア製造能力)を浪江町に建設し技術実証を進めることとなったものです。
2.立地協定締結式について
日揮HDは実証プラントの建設地である浪江町と基本協定を締結し、本日11時より、浪江町 吉田 栄光町長、日揮HD常務執行役員 Technology Commercialization Officer(TCO)サステナビリティ協創部長 秋鹿 正敬の出席のもと、道の駅なみえ(浪江町)で協定締結式が執り行われました。
3.実証の概要と予定
実証プラントでは、旭化成がFH2Rにおいてアルカリ水電解装置を使って製造する水素を原料にアンモニアを製造する計画です。
本プラントは2023年秋に着工、2024年度内の運転開始を目指しています。実証運転は2026年度までを予定しており、実証を通じて、日揮HDは統合制御システムの検証およびさらなる改善を含めたグリーンアンモニア製造技術の向上に取り組みます。また、旭化成は2027年度以降に計画する大規模グリーンケミカル実証プラントで本プラントの実証結果を活用する予定です。
4. 今後の方針
再生可能エネルギー由来の水素を利用したグリーンアンモニア製造は、アンモニア製造プロセスの低炭素化に貢献することが期待されており、日揮HDは、本プロジェクトを通じ再生可能エネルギー由来の水素を原料とする、効率的・安定的なグリーンアンモニア製造技術の確立を目指していきます。
※1 グリーンイノベーション基金の採択について(NEDOプレスリリース)
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101471.html
※2 大規模水素製造システムを活用したグリーンケミカル実証プロジェクトを開始
(日揮HDプレスリリース)
https://www.jgc.com/jp/news/assets/pdf/20210826j.pdf
<グリーンアンモニア技術実証事業について>
事業体制
日揮HD、旭化成の共同採択事業
「大規模アルカリ水電解水素製造システムの開発およびグリーンケミカルプラントの実証」
事業概要
・再生可能エネルギー由来の水素を利用したアンモニア製造
・プラントの運転最適化に向けた統合制御システムの開発と利用
期間
2022年度下期~2026年度末
場所
福島県浪江町 棚塩産業団地内
敷地面積
約9,000 ㎡
アンモニア製造能力
日量4トン
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- その他
- ビジネスカテゴリ
- 電気・ガス・資源・エネルギー政治・官公庁・地方自治体
- ダウンロード