フェンディ2021-22年秋冬ウィメンズ レディ・トゥ・ウェアコレクション
FENDI READY TO WEAR FALL/WINTER 2021-22
イタリア・ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランド フェンディ(FENDI)は、2021年2月24日(水)午後2時(イタリア現地時間)、新アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)による2021-22年秋冬ウィメンズ レディ・トゥ・ウェア コレクションを発表いたしました。
キム・ジョーンズが手掛けた最初のレディ・トゥ・ウェアコレクションは、フェンディの鍵となるコードと、そのレガシーを大切にしてきた女性たちにオマージュを捧げ、新たな時代を切り開きます。長きにわたりフェンディの名声を特徴づけてきたフェミニニティと、サヴォアフェール。この2つの特徴を投影したコレクションは、並外れたイタリアンエレガンスを新たな視点でとらえて称えます。
コレクションの着想源は、ウォッシュ加工を施したミンクのベルスリーブとボンディングのスエードコート、シルクのような艶が特徴のシャツ、完璧に均整の取れたウールのテーラリングによるピンストライプの仕事着といった、フェンディ家5人姉妹のワードローブ。シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)の日常着からインスピレーションを受けた実用的なシャツジャケットは、シアリングを重ね、ボンディングミンクを裏地にして、新たなラグジュアリーへとアップデートされています。キム・ジョーンズは、次のように述べています。「フェンディファミリーとは、勤勉に働く知的な女性たち。それこそ私が称えたいと思うことでした。パワーあふれる名門なのです」
ミンクトリコット、またはウールフリンジが付いたマフラーへとつながるダブルカシミアとキャメルのアウターウェアは極めて実用的でありながら奥深い魅力をたたえ、他にはドレープのかかったシャツやドレスに形を変えています。「私が知っている、あるいは共に仕事をする素晴らしく、強い女性たちを参考にして、彼女たちのニーズに耳を傾けるのです」キム・ジョーンズは続けます。「こうして、シックな、時代を超えたタイムレスな方法で、コレクションに実用性を加えています」
カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)のレガシーから集められたディテールは、控えめながら随所に散りばめられた「カーリグラフィー(Karligraphy)」モノグラムやアーカイブに収蔵されている数々のスケッチなどを元にデザインされました。構築的なヒールが特徴の「フェンディ ファースト(FENDI First)」シューズを新たな時代に向けてリメイクする一方、キム・ジョーンズが手がけたクチュールコレクションのモチーフを、マーブルシルクドレスやバラの花ジャカードニットに施された繊細なオーガンザ刺しゅうに登場させています。
フェンディのアトリエの非凡なクラフツマンシップは、吊り下げ構造によって羽のように軽くしたミンクのヘリンボーンジャケット、透かし模様の刺しゅうをはめ込んだレザー生地、あるいはスエードにレーザーカットを施した「カーリグラフィー」モノグラムなどを通して、ぶれることなくコレクション全体に発揮されています。ギャバジンのトレンチコートダブルカシミアコート、あるいはレザーアクセサリーに施された型押し「セレリア(Selleria)」のステッチは、比類なき細心さに対する敬意の印です。その品質は、服をまとう女性たちにこそ、はっきりとわかるものなのです。キム・ジョーンズは、次のように述べています。「楽しさとは単に明るい色使いとは限りません。それは誰よりも着る本人に喜びをもたらす、真にラグジュアリーな自分だけの特権になることだってあるのですから」
そのような女性たちを念頭にデザインされた今回のコレクションは、日常のフェミニニティをハイパーラグジュアリーな領域へと高めてくれる衣服なのです。
バッグ
コレクションとともに、シルヴィア・フェンディがリードする新たなー章に向けて、新作のアクセサリーがふんだんに登場いたします。デビューを飾る「フェンディ ファースト(FENDI First)」は、フェンディのシニカルな奔放さに敬意を表してクラッチのフレームに「FENDI」モノグラムを斜めにあしらいました。シアリングやレザー、エキゾチックレザーを用いて タブレットが入る大きめのサイズから、ジュエリーとしてストラップで吊すマイクロポーチにいたるまで、さまざまなバリエーションが展開されています。
さらに「フェンディ ウェイ(FENDI Way)」トートや、ショルダーバッグ「フェンディ タッチ(FENDI Touch)」が新たに登場。アイコニックな「ピーカブー(Peekaboo)」や「サンシャイン ショッパー(Sunshine Shopper)」は、新たな視点からとらえひねりを加えたプロポーションに仕立て、「セレリア」のディテールで飾りました。
今シーズンも、イタリアの20地域から参加する職人がアイコニックな「バゲット(Baguette)」バッグを作り上げるフェンディ「ハンド・イン・ハンド(hand in hand)」プロジェクトによって、カンパニア州の卓越したクラフツマンシップが唯一無二の作品を作り上げます。6世紀のベネディクト会修道院で見つかった複雑な木のインレーと同じく、バロックの花のモチーフをあしらった、化粧板を張った構造的な「バゲット」が生まれました。
ジュエリー
デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)がデザインを手掛けた、ジュエリーコレクション。フェンディに新たなジュエリーレンジ「FENDI O’Lock」を登場させます。これはFENDIロゴをカラビナの形によってグラフィックな現代性へと進化させたもので、FENDIとダイヤルを回して開けることのできる南京錠がついています。「カーリグラフィー」をスタンプしたワックスシールペンダントにはゴールドチェーンが付属し、レザーで覆われさらにセレリアのディテールで飾ったメタルカフスは、フェンディウーマンのエンパワーメントな感性をストレートに反映しています。
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