空港内緑地部の草刈作業を自動化するロボットトラクター「YT488A」を納入
ヤンマーホールディングス株式会社のグループ会社であるヤンマーアグリジャパン株式会社(本社:大阪市、社長:渡辺丈、以下YAJ)は、国交省が推進する空港内緑地部の草刈自動化施工の導入において、興和ビルメンテナンス株式会社を通して鹿児島空港へYTトラクター「YT488A ロボット仕様(以下ロボットトラクター)」を2台納入しました。今後、国が管理する対象空港へ順次納入します。
YAJは、農家の担い手確保、ノウハウの継承が課題となっている農業の省力化・自動化の実現に向け2018年にSMARTPILOTシリーズ※1の第一弾としてロボットトラクターを発売しました。GNSSなどの位置情報を元に作業区域・ルートを登録し、タブレットによる操作指示のみで設定ルートを自動走行し作業を行います。
今回のロボットトラクターの採用により、これまで有人の操縦による草刈機(トラクター)で行っていた空港における草刈・集草作業を自動化することで、作業者不足の解消が期待されています。
今後、2022年3月までに鹿児島空港を含む全国の空港5箇所に合計10台の納入を予定※2しています。
- 空港での草刈自動化施工について
- ロボットトラクターの主な特長
・事前に設定した経路において、ステアリング操作、作業機昇降、前進・後進切替え、停止、PTO入・切、
車速調整などを自動で行います。
・レーザーや超音波で物体との距離を計測する安全センサーを搭載し、人の接近や障害物を検知すると条件に応じて自動で減速・停止します。
※1 ヤンマーの自動運転技術を搭載した農業機械シリーズの総称。
※2 大阪航空局、東京航空局の入札案件において興和ビルメンテナンスが落札し、段階的な導入を予定。
※3 出典:国土技術政策総合研究所資料「建設残土地盤上の空港着陸帯の植生技術に関する研究」
<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、産業用エンジンを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開し、お客様の課題を解決するソリューションを提供しています。ヤンマーは“A SUSTAINABLE FUTURE-テクノロジーで、新しい豊かさへ。-”をブランドステートメントに掲げ、次の100年へ向けて持続可能な社会の実現に貢献していきます。
詳しくは、ヤンマーのウェブサイトhttps://www.yanmar.com/jp/about/をご覧ください。
<注記>
記載されている内容は発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。
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