都築電気、「AI退院日予測サービス（仮称）」の無償トライアルを開始

都築電気

2023年4月25日 10時00分

　都築電気株式会社（代表取締役社長：江森　勲、東京オフィス：東京都港区、以下当社）は、医療機関の皆様向けに「AI退院日予測サービス（仮称）」の無償トライアルを開始しました。
　本サービスは株式会社麻生飯塚病院（院長：増本　陽秀、本社：福岡県飯塚市、以下飯塚病院）および株式会社麻生情報システム（代表取締役社長：瀧中　秀敏、本社：福岡県福岡市、以下AIS）との共同研究のなかで開発し、現在は飯塚病院における病床管理の最適化に活用されています。トライアルで得たフィードバックのもとブラッシュアップを重ね、多くの医療現場が抱えるニーズに応えるサービスの提供を目指しています。

■AI退院日予測サービス（特許出願中）について

　医療機関では、医療費増大や医療従事者不足を背景として、多くの患者に医療サービスを届けるための「看護業務／管理業務の効率化」が求められています。都築電気は飯塚病院、AISとのワーキンググループにて、医療分野におけるAIの活用を共同で研究しています。

　本サービスでは、蓄積された下記データをAIに学習させ作成した「退院日予測モデル」をもとに、各患者の退院日を高精度に予測することで、看護業務／管理業務の効率化に役立てていただくことが可能です。

　・DPC*1データ：MDC*2、入院期間等

　・患者データ　：入院日、診療料、病棟、性別、入院時の年齢等

　・診療データ　：重症度、医療・看護必要度、評価日、手術等

*１　DPC（Diagnosis Procedure Combination）とは、傷病名や手術の有無、重症度等を識別するもので、14桁のコードで定義されます。
*２　MDC（Major Diagnostic Category）とは、DPCコードの上2桁であり、18の主要診断群のことです。

■医療機関向け無償トライアルについて

　お客様が抽出した実データをもとに、「AI退院日予測サービス」を用いて、病床管理業務への活用イメージを確認いただけるよう、トライアルを開始します。

　申し込み方法につきましては、以下URLよりご確認ください。

https://tsuzuki.jp/form/dvue_medi

（概要）

期間：1か月間

費用：無償

条件：DPC等データを抽出可能であること

■飯塚病院サービス利用者の声

■本発表にあたり、以下のコメントをいただいています

　飯塚病院は2022年に全国で医療機関として初めてのデミング賞を受賞しました。受賞に際し、病床管理の品質改善活動の１つであるAIによる退院日予測において、実運用で効果が得られ、現在も利用しています。
　時を同じくして国の施策として「働き方改革実行計画」が発表されました。ドラスティックな潮流の中、各医療機関は自施設のミッション・ビジョンについて革新的な施策を打ち出す時であると考えます。
　当院は、AIによる退院日予測に続きまして、『看護師配置』の共同開発に向け検討を開始しました。現在もなお全国の病院では、看護師長による勤務シフト作成に始まり人員管理がなされています。今から先、果たしてこれは業務として価値を成すでしょうか。今こそ部分最適の点はAIに委ね、これからの医療界の未来を担うには、医療と経営に精通した全体最適統制を図る力量をもつ人材育成の強化へシフトしたいと考えます。
　今般、都築電気様と検討を開始するAIによる看護師配置についてもデミング賞受賞病院としては、ビジョン追求へのマイルストーンであると捉えています。皆様方からの忌憚のないご意見をもとに更なる精査へと邁進する所存です。
株式会社麻生飯塚病院　副院長兼看護部長　森山由香

■医療DXセミナー「勤務時間内に最高のパフォーマンスを発揮する仕組み作り！」のご案内

日時：2023年6月2日（金）14時～15時30分（13時30分開場）

場所：都築電気東京オフィス（東京都港区新橋6-19-15 東京美術俱楽部ビル）

内容：

・セル看護提供方式Ⓡによる看護師の働き方改革～「大変さ」を「やりがい」に変える組織づくり～

・AI退院日予測開発経緯と現場での活用状況

・AI退院日予測サービスご紹介・トライアル募集

以下のURLよりお申し込みください。（対象：お客様、報道関係者様）

https://tsuzuki.jp/event/event_2023/es523.html

■都築電気株式会社について

（URL: https://www.tsuzuki.co.jp/）

　パーパス「人と知と技術で、可能性に満ちた“余白”を、ともに。」を掲げ、ICTを通してお客様の企業価値向上・社会課題解決を行う企業です。デジタルトランスフォーメーションの推進や、サステナブルな社会構築への貢献を通して、グループ一丸となり豊かな世界の実現を目指しています。