ペルーのマルアナゴ漁業が同国初となるMSC漁業認証を取得
ペルーのマルアナゴ漁業が、持続可能な漁業に関する世界的な認証規格であるMSC漁業認証をペルーで初めて取得したことで、同国は持続可能な水産物において重要な節目を達成しました。

この漁業は2021年以降、マルアナゴ資源に関する科学的知見を深め、モニタリング体制を強化し、より効果的な管理措置を導入するなど、数々の改善に取り組んできました。
2023年には、「MSC漁業認証取得に向けた改善プログラム」に参加しました。このプログラムは、漁業が認証取得規格を満たすレベルまで改善を進めるための実用的なツールと枠組みを提供するものです。マルアナゴ漁業はこのプログラムによって改善計画を強化し、改善項目の優先順位を明確にしながら、MSC漁業認証規格への適合を目指して着実に進んでいくことができました。
改善の主な例としては、船上オブザーバープログラムの導入に加え、最小漁獲サイズや漁具に関する制限といった、より厳格な漁業規制の実施が挙げられます。また、マルアナゴの稚魚が多く生息する海域や、マルアナゴが繁殖する海域を保護するための管理措置も導入されました。これには、順番に休漁を実施する区域の設定や、マングローブをはじめとする重要な生息地における恒久的な禁漁なども含まれています。
さらに同漁業は、堅牢なトレーサビリティシステムを導入し、漁獲および水揚げの電子報告を通じて、サプライチェーン全体における透明性を確保しています。
漁業事業者で水産加工業者でもあるPerupez社およびSakana del Peru社は、科学者、ペルー海洋研究所(IMARPE)、ペルー生産省(PRODUCE)と緊密に連携しながら、この取り組みを進めてきました。
MSCラテンアメリカ、プログラムディレクターのクリスティアン・バジェホスは、次のように述べました。「これはペルーにとって歴史的なできごとです。この漁業が認証を取得したことは、確かな科学的根拠、関係者による協働、そして真摯な取り組みによって、水産資源の利用に変革をもたらすことができることを示しています。今回の認証取得は、海洋環境にとって有益であるだけでなく、漁業で生計を立てている地域社会にも恩恵をもたらすものであり、持続可能性がますます重要視される市場において新たな機会を切り拓くものです」
ペルーのマルアナゴ漁業は、認証を取得したことによって、世界で拡大を続けるMSC認証漁業のネットワークに加わることになります。持続可能な水産物の推進において、ペルーが担う役割がさらに強化されていきます。
MSC(海洋管理協議会)について
将来の世代まで水産資源を残していくために、認証制度と水産エコラベルを通じて、持続可能で適切に管理された漁業の普及に努める国際的な非営利団体です。本部をロンドンとし1997年に設立され、現在は25カ国に事務所を置き世界中で活動しています。MSCジャパンは2007年に設立。MSC「海のエコラベル」の付いた製品は、2024年度には世界70カ国以上で約22,000品目、日本では660品目が販売されました。国内ではイオングループ、生協・コープ、イトーヨーカドー・ヨーク、西友、マクドナルド、ロイヤルホストなどで購入・注文できます。
持続可能で適切に管理された漁業のためのMSC漁業認証規格は世界で広く認知されており、最新の科学的根拠に基づき策定されたものです。FAO(国連食糧農業機関)とISEAL(国際社会環境認定表示連合)双方の要求事項を満たした世界で唯一の漁業認証プログラムでもあります。漁業がこの規格を満たすためには、(1)水産資源が持続可能なレベルにあり、(2)漁業による環境への負荷が最小限に抑えられており、(3)長期的な持続可能性を確実なものにする管理システムが機能していることを、第三者審査機関による審査を通じて実証することが求められます。
詳しくはMSCウェブサイトをご覧ください:https://www.msc.org/jp
MSC「海のエコラベル」について
MSCの厳格な認証規格に適合した持続可能な漁業で獲られた水産物にのみ認められる証、それがMSC「海のエコラベル」です。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
