コロンビアスポーツウェアと〈インテュイティブ・マシーンズ〉が再度、月面探査ミッションで科学技術のパートナーシップを拡大

コロンビアが特許を持つ2つのテクノロジーが宇宙の超低温と超高温にも対応する月着陸船の保護機能として採用

米国東部標準時(EST)2025年2月、今月中に予定される歴史的な2回目の月着陸船打ち上げに先立ち、コロンビアスポーツウェア(本社・米国オレゴン州ポートランド)は自社の革新的な技術の限界を試すため、米国ヒューストンに本社を置く航空宇宙企業〈インテュイティブ・マシーンズ(英語表記︓Intuitive Machines)〉とのパートナーシップを拡大しました。

コロンビアのOmni-Heat Infinity(オムニヒートインフィニティ)とOmni-Shade Sun Deflector(オムニシェイドサンディフレクター)テクノロジーが、超低温と超高温の間を変動する宇宙の過酷な環境から着陸船を保護するために使われます。今回のミッションの目的は、月の南極を目指し、月面を掘削して月の氷を発見するというものです。

昨年、成功を収めたIM-1ミッションでは、コロンビアの熱反射保温テクノロジーであるオムニヒートインフィニティが採用されました。その後もコロンビアと〈インテュイティブ・マシーンズ〉は緊密に連携を続け、オムニヒートインフィニティに加え、紫外線カットテクノロジー・オムニシェイドサンディフレクターを、熱制御素材としてIM-2月着陸船『アテナ』に全面的に取り入れるために開発と試験を行いました。熱反射保温テクノロジー・オムニヒートインフィニティは氷点下の低温から着陸船の一部を保温し、オムニシェイドサンディフレクターの技術は月着陸船『アテナ』の一部として、宇宙空間および月面にて太陽光を遮り、超高温から着陸船を保護します。

IM-2月着陸船ミッションの打ち上げは、米国東部標準時(EST)2025年2月26日以降の数日間の打ち上げ期間中に、NASAのケネディー宇宙センターから行うことが予定され、ミッションはNASA TVとhttps://www.intuitivemachines.com/im-2でライブストリーミングされます。 詳細情報は、 https://www.columbiasports.co.jp/shop/pages/moon-mision.aspx にて。

コロンビアスポーツウェアのテクノロジー起用の詳細

月着陸船『アテナ』は月面での実験中に太陽からの超高温にさらされます。太陽からの強烈な熱を遮るために開発された特許素材であるコロンビアのオムニシェイドサンディフレクターが、着陸船の最上部を覆う多層断熱(MLI)被覆材に使われます。コロンビアの技術は月着陸船『アテナ』に不可欠な電池と航空宇宙工学装置の表面で太陽輻射熱を反射して過熱を防ぎ、着陸船の温度を低く保ちます。地上では、オムニシェイドサンディフレクターは盛夏商材に採用され、反射ドットを使って体に当たる高温の日射を反らします。それにより熱の蓄積が減り、涼しく感じられるようになるテクノロジーです。

そして、IM-1ミッションに続き、コロンビアのオムニヒートインフィニティが今回も使われます。今回は月着陸船『アテナ』のヘリウムタンクを保温し、『アテナ』が宇宙空間を進み、月面で作業を行う間におよそ+120℃から-160℃まで上下する温度から保護します。

コロンビアスポーツウェア イノベーション部門副社長 ハスケル・ベッカム(

Dr. Haskell Beckham)コメント︓

IM-1ミッションでは、着陸船を保護するためのオムニヒートインフィニティ技術の保温力と耐久性を実証しました。これはコロンビアのウィンタージャケットなどの冬商材で使われているものと同じ保温技術です。その歴史的瞬間は素晴らしいものでしたが、コロンビアの特許を取得したイノベーションの真の潜在能力を解き放つ第一歩に過ぎないと承知していました。この科学技術とのパートナーシップを通じ、素材と製品のテストの限界を最大限の境界まで押し広げることで、世界で最も革新的なアウトドア商品を提供するというコロンビアのコミットメントを強化することができました。

コロンビアスポーツウェア 社長 ジョー・ボイル(Joe Boyle) コメント︓

コロンビアは誇らしい気持ちでこの二度目の歴史的月面ミッションで〈インテュイティブ・マシーンズ〉に加わり、人類の月への帰還という彼らの目標を推進し、コロンビアが開発した素材を使ってサポートします。オレゴン州ポートランドの米国本社から遠く離れた月面まで、コロンビアのテクノロジーは最大限に過酷な試験を受け、最高水準の性能を達成したと自信を持ってお伝えすることができます。このパートナーシップにより、コロンビアの技術は最も過酷な環境で、恐れることなく実験され、地上、あるいはそれを超える範囲での人類の探求に対するコミットメントを追求することができました。

〈インテュイティブ・マシーンズ〉 社長兼CEO スティーブ・アルテムス(Steve Altemus)コメント︓

宇宙と地球はイノベーションエコシステムの一部であり、一方の進歩が他方の前進を推進します。コロンビアスポーツウェアとのパートナーシップを続けることで、商業的イノベーションによりエンジニアリングの境界を突破することが可能であり、地球上の市場を作り変える技術的進歩を牽引しつつ月面の新たな産業を支えることができると証明しようとしています。

月面探査ミッションについて

NASAのアルテミス月探査計画の重要な部分である商業月面輸送サービス(CLPS)構想の一部として、〈インテュイティブ・マシーンズ〉のIM-2ミッションでは、月面での移動、資源探査、月面下の材料から生じる揮発性物質の分析が可能であることを実証します。これは地球外での水資源の発見に向けた重要な一歩であり、月面と宇宙の両方で持続的なインフラストラクチャを構築するための鍵を握る要素です。

〈インテュイティブ・マシーンズ(英語表記︓Intuitive Machines)〉について

〈インテュイティブ・マシーンズ〉は月へのアクセスをめぐる経済に根本的な激変を引き起こすことに焦点を絞った多角的な宇宙の探査、インフラストラクチャ、サービス関連企業です。2024年に〈インテュイティブ・マシーンズ〉は自社のNova-Cクラス月着陸船『オディシアス』の月面着陸を成功させ、1972年以来初めてアメリカを月面に帰還させました。〈インテュイティブ・マシーンズ〉の製品とサービスは次の4つの宇宙関連事業部門を通じて提供されます︓Lunar Access Services(月アクセスサービス)、Orbital Services(軌道サービス)、Lunar Data Services(月データサービス)、Space Products and Infrastructure(宇宙製品・インフラストラクチャ)。詳しい情報はintuitivemachines.comでご覧いただけます。

関連商材について

日本では2025年、オムニシェイドサンディフレクターを搭載した商材の販売は予定しておりません。

オムニヒートインフィニティは2024年の秋冬でも販売し、そして2025年の秋冬も販売を予定しております。


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会社概要

URL
https://www.columbiasports.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア 7階
電話番号
03-6892-4600
代表者名
ラッザリ・マッスィモ
上場
未上場
資本金
6000万円
設立
1997年06月