高校生のバイトは勉強の邪魔?親全員が「価値があった」と実感した理由【保護者100人調査】

株式会社DeltaX(本社:東京都千代田区、代表:黒岩 剛史)が運営する塾選びサービス『塾選』は、「高校生のバイト」について調査しましたので概要をお知らせいたします。
高校生の子どもから「アルバイトをしたい」と言われたとき、保護者としては迷う場面もあるでしょう。働く経験は、社会との関わりやお金の大切さを学ぶ機会になる一方で、学業への影響や生活リズムの乱れも気になるところではないでしょうか。
今回、塾選ジャーナルでは、アルバイト経験がある高校生の保護者100人を対象に調査を実施。その結果、アルバイトをして良かった点として最も多かったのは「社会経験を積めた」で79%。次いで「お金の大切さを学べた」が75%、「責任感が身についた」が53%と続きました。
また、「良かったと思うことは特にない」と回答した保護者は0%。つまり、回答した保護者全員が、アルバイトを通じて社会経験や金銭感覚、責任感など、子どもの学びや成長を実感していることが分かります。
本記事では、調査をもとに、高校生のアルバイト経験で得られる学びや実際の働き方、学業と両立するための工夫を紹介します。
詳細はこちらをご覧ください。
高校生のアルバイト経験に保護者全員が価値を実感-最多は「社会経験を積めた」約8割

アルバイトをして良かった点としては、「社会経験を積めた」(79%)が最多、次いで「お金の大切さを学べた」(75%)、「責任感が身についた」(53%)と続きます。
また、「良かったと思うことは特にない」と回答した保護者は0%。今回の調査では、全員が「アルバイトを通じた子どもの学びや成長」を実感していました。
具体的にどのような点を良かったと感じたのか、保護者の声を紹介します。
(1)社会経験を積めた
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社会経験を積むことによって子どもが大人の考え方ができるようになり、子どもじみた行動を取ることが少なくなりました。(サウナスーツさん / 東京都 / 高3男子 / 保護者)
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社会性や言葉遣いや礼儀作法などが身に付いたと思います。相手のことを考えた気配りもできるようになったと思います。(みーちゃん / 福岡県 / 高3女子 / 保護者)
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嫌な人とも関わりながら仕事をしないといけないというのを学んだらしく、私の仕事においても同様に嫌なことがあっても関わり、仕事をしないといけないのだというのを理解してくれたようでした。(茶まるさん / 兵庫県 / 高1男子 / 保護者)
(2)お金の大切さを学べた
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働き出してしばらくしてから『お金って稼ぐの大変なんやなぁ、数万円なんかすぐ手に入ると思ってたわ』とこぼしたことがあります。また仕事の内容について相談を持ちかけられたこともあり、しっかりしてきたなと感じました。(モッティーさん / 兵庫県 / 高2男子 / 保護者)
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以前は欲しいものがあるとすぐにねだる傾向がありましたが、バイトを始めてからは、値札を見て自分の時給に換算し、本当に必要なものか慎重に考えるようになりました。また、接客業をしているためか、外出先で店員さんに丁寧な挨拶ができるようになるなど、相手の立場に立った振る舞いが見られるようになったのは大きな収穫だと感じています。(らままさん / 神奈川県 / 高2女子 / 保護者)
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子どもが『稼ぐことってとても大変だな』と言っていたので、社会経験を積むことやお金の大切さを学んでくれたと思って嬉しくなりました。(ミナさん / 北海道 / 高2女子 / 保護者)
(3)責任感が身についた
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飲食店で働き始めてから、家でも『今日は新人さんに教える役だった』と話してくれるようになって、責任感が出てきたと感じます。自分でシフトの調整やテスト前の計画を立てるようになって、時間管理が以前より上手になりました。あとお金を使う時も、『これは本当に必要か』を考えるようになった感じで、金銭感覚がしっかりしてきたと思います。(みなみさん / 兵庫県 / 高2男子 / 保護者)
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時間管理と責任感が身につきました。以前と違って遅刻する、ダラダラするといったことがなくなりました。(こーじーさん / 和歌山県 / 高2男子 / 保護者)
(4)コミュニケーション能力が向上した
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うどん屋さんでバイトするようになってから挨拶が自然と身に付き、担任の先生との受け答えもハキハキするようになった。(みーままさん / 静岡県 / 高2男子 / 保護者)
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働いてる飲食店に食べに行ったことがあるのですが、思っている以上に働きがよく、声だし、回りをよく見ている、効率がいい。とても驚きました。お客さんとも笑顔で喋っていて、コミュニケーション能力がついたなって感じました。(さきみさん / 大阪府 / 高3女子 / 保護者)
(5)自立心が育った
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こちらがお願いしなくても、自分から進んで手伝いをするようになった。(まるさん / 北海道 / 高2女子 / 保護者)
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学校の先輩ではなく社会人の先輩と交流が出来たことで、価値観が変わったと思います。自立につながったと感じます。(きなこさん / 青森県 / 高2男子 / 保護者)
(6)時間管理が上手になった
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当たり前のことですが、バイトの時間に間に合うように起きて準備するようになりました。昔は送り迎えをしていたこともありましたが、今は何も言わなくても自分で行って自分で帰ってきます。(れいんさん / 奈良県 / 高3女子 / 保護者)
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過保護に育ててしまい自分から率先して動こうとしないタイプでしたが、バイトをするようになって自分で考え行動できるようになったのはすごく良かったと思います。とくに時間管理は成長したと思います。(ゆりゆりさん / 千葉県 / 高3女子 / 保護者)
こうした保護者の声からは、高校生のアルバイトが単なる収入を得る手段ではなく、社会経験を通じて、お金の大切さや責任感、人との関わり方、自分で時間を管理する力を学ぶ機会になっていることがうかがえます。
これらは、教えられてすぐに身につくものではなく、実際の経験のなかで少しずつ育まれていくもの。もちろん、大学生や社会人になってから学ぶこともできますが、高校生のうちに無理のない範囲で社会と関わる経験を持つことは、自立に向けた大きな一歩になるといえそうです。
高校生アルバイトの実態-勤務先の1位は「飲食店」!
前章では、高校生のアルバイト経験を通じて、社会経験やお金の大切さ、責任感、人との関わり方を学んだという保護者の声を紹介しました。
では、実際に高校生はどのような場所で、どのくらいの頻度で働いているのでしょうか。ここでは、調査結果をもとに、勤務先や働き方、収入、使い道といった高校生アルバイトの実態を見ていきます。
勤務先は飲食店が最多!接客を通じて社会マナーが身につく環境が魅力

アルバイト先として最も多かったのは飲食店でした。接客業は募集が多く、シフトの融通が利きやすいことから、高校生でも働きやすい環境が整っていると考えられます。
そのほかにも、販売やサービス業など、人と接する機会の多い職種が中心でした。働きながら社会的なマナーやコミュニケーション力を身につける機会になっていることがわかります。
頻度は「週2日・3~4時間」が主流


アルバイトの頻度は「週2日」が中心で、1回あたりの勤務時間は「3~4時間」がボリュームゾーンです。長時間・高頻度で働くというよりも、学校生活に無理のない範囲で取り組んでいるケースが多いことが考えられます。限られた時間のなかで働くスタイルが主流であり、学業や部活動と両立しやすい働き方が選ばれているようです。
平均収入は月3~5万円未満が最多

月収は「3~5万円未満」が最も多い結果となりました。働く日数や時間が限られていることもあり、収入は5万円以上となるケースは限られているようです。
バイト代の使い道は娯楽費や趣味が過半数-貯金は約3割

アルバイトで得た収入の使い道として最も多かったのは「娯楽費」「趣味代」「洋服・美容代」など、自分自身の日常の支出に使うケースが中心。生活費として家計を支える目的ではないことが分かります。一方で、一定数が貯金に回している点から、自分で管理しながらお金を使う意識も育まれている様子が分かります。
高校生のアルバイトは学業と両立できる?97%が「できている」と回答
高校生のアルバイトは週2日・1回3〜4時間程度が中心で、学校生活に無理のない範囲で働いているケースが多く見られました。
実際に、アルバイトをしている高校生はどの程度、学業と両立できているのでしょうか。
アルバイトと学業を両立できている家庭が大多数

今回の調査では、「子どもがアルバイトと学業を両立できているか?」との設問に対して、「どちらかといえば両立できている」が55%、「両立できている」が42%との回答でした。合計すると、97%の保護者が、子どもはアルバイトと学業をおおむね両立できていると感じていることになります。
アルバイトと学業の両立には「無理のない働き方」の設計が重要
保護者の声からは、アルバイトを単に許可するだけでなく、「学業に支障が出にくい働き方」や「勉強に集中できる環境づくり」を行っている様子が読み取れました。実際の声を紹介します。
(1) バイトのタイミング・頻度を決めておく
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平日は一切バイトを入れず、土日の午前中だけで勤務を完結させることで、午後の時間は予備校や自習に充てられるようスケジュールを固定していました。また、家庭内ではバイトの話ばかりにならないよう、学校の進捗や志望校の判定についてもフラットに話し合える雰囲気を作り、本人が独りで抱え込んでバランスを崩さないようにサポートしていました。(浪速さん / 大阪府 / 高3男子 / 保護者)
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平日は放課後の時間をしっかりと自習室での勉強に充て、週末のバイトでリフレッシュするというサイクルを本人が意識して作っています。親としても、バイトを入れる日は送り迎えのサポートをするなどして移動の負担を減らし、帰宅後はすぐに温かい食事をとってゆっくり休める環境を整えることで、疲れを翌週の授業に持ち越さないよう配慮しています。(風子さん / 福岡県 / 高2女子 / 保護者)
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塾に行く時間を確保してからアルバイトの時間を決めるように工夫しています。(とまとさん / 和歌山県 / 高3男子 / 保護者)
(2) テスト前・テスト期間のルールを設ける
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テスト前は必ずシフトを減らすように本人と話し合っています。帰宅後にダラダラしないように、学校の宿題は夕食前に終わらせる習慣をつけるようにしています。シフトを入れる前に、部活の予定や学校行事を一緒に確認しておいて、無理のない範囲で働けるように調整しています。(みなみさん / 兵庫県 / 高2男子 / 保護者)
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テスト期間は完全にバイトを休むという約束のほかに、スケジュール管理アプリを使って、いつシフトが入っているかを家族で共有するようにしていたり、平日の夜にバイトがある時は、少しでも勉強の時間が作れるように、先に夕飯を済ませられるようにしたり、帰ってからすぐお風呂に入れるように準備したりしています。(らくだろうさん / 東京都 / 高2男子 / 保護者)
(3) 勉強に集中できる環境を意識的につくる
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タイマーを使い、時間配分をきっちりしている。勉強する時間は他に誘惑がないようにスマホは一切触らないように、金庫に入れている。(ガオガオリッキーさん / 大阪府 / 高1男子 / 保護者)
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勉強する時間を決めて勉強の時は、スマホも没収し全集中させるように工夫している。(やんくちさん / 東京都 / 高2男子 / 保護者)
これらの声からは、アルバイトを社会経験として前向きに捉えながらも、「学業最優先」を前提に、普段は無理のない範囲で働き、テスト前や勉強時間は学業に集中するというメリハリをつけている家庭が多いことが分かります。
まとめ:高校生のアルバイトは「学業最優先」であれば成長の機会になる
今回の調査では、アルバイト経験がある高校生の保護者の多くが、子どもの学びや成長を実感していることが分かりました。
保護者の声からは、アルバイトが単なる収入を得る手段ではなく、社会との関わりのなかで、お金の大切さや責任感、人との接し方、自分で考えて行動する力を学ぶ機会になっていることがうかがえます。
一方で、高校生の本分はあくまで学業。調査では、アルバイトと学業を両立できている家庭が大多数だったものの、その背景には、勤務日数や時間帯を調整し、テスト前や勉強時間は学業に集中するという家庭ごとの工夫がありました。
高校生のアルバイトは、ただ自由に働かせるのではなく、「学業最優先」を前提に、働く時間と勉強に集中する時間を切り分けることが大切です。無理のない範囲でメリハリをつけて取り組むことで、子どもの学びや成長につながることが、今回の調査から見えてきました。
詳細はこちらをご覧ください。
アンケート調査概要
調査対象:アルバイト経験がある高校生の子どもを持つ保護者(有効回答数100名)
調査時期:2026年4月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「高校生のアルバイト」に関する実態調査
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は、出典「塾選ジャーナル調べ:『高校生のアルバイト』に関する実態調査」と明記し、『塾選ジャーナル』の記事(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/56111/)へのリンク設置をお願いします。
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