高校2年の山岸侑生さんが模擬国連国際大会出場を高槻市長に報告
世界各国の学生たちと国際問題の解決を目指し議論
高槻市在住で現在、灘高等学校2年生の山岸侑生さんが25日、高槻市役所を訪問し、今年4月にアメリカのニューヨークで行われた高校模擬国連国際大会に日本代表として出場したことを濱田剛史市長に報告しました。
模擬国連とは、学生が各国の大使になりきり、議論や交渉を交わすなどして実際の国連の会議を模擬する取り組み。各大使は、会議準備として、担当国や議題について事前にリサーチを行い、政策を立案します。会議では担当となった自国の政策をもとに国益を考慮しながらも、国際社会としての問題解決に貢献するために演説や交渉を行います。そのため、英語力はもちろん協調性やリーダーシップなど多様な能力が問われます。
山岸さんは、灘高等学校の2年生で、サッカー部、軽音部とあわせてディベート部にも所属していて、生徒会長も務めています。昨年11月に行われた第16回全日本模擬国連大会でベルギー大使を担当。2人1組のペアとなって「多国籍企業及び社会政策に関する原則の三者宣言」という議題に向き合い、見事、最優秀大使賞を受賞し、日本代表に選出されました。
国際大会では、日本代表としてオランダ大使を担当し、「紛争後の社会に置ける包括的な政治参加の促進」という議題で他国の参加者らと議論や交渉を行いました。
この日、市役所を訪れた山岸さんは「社会を良くできるような影響力のある人物になりたいと思っています」と話し、濱田市長は、「高槻を代表する人物になってもらえれば」と将来に期待を寄せました。
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