横浜都市発展記念館・横浜ユーラシア文化館は令和6年7月20日から再開館いたします
横浜都市発展記念館・横浜ユーラシア文化館(所在:横浜市中区、館長:西川武臣、管理運営:公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団)は全館空調機更新工事中のため令和5年6月より休館していましたが、令和6年7月20日から再開館します。
再開館にあわせ、3階企画展示室では「細密画で旅するトルコ―友好と文化で照らす外交百周年」展、1階ギャラリーおよび4階横浜都市発展記念館常設展示室では記念パネル展「能登半島と横浜―銭湯がつなぐ人びとの交流―」を開催します。
横浜ユーラシア文化館 「細密画で旅するトルコ-友好と文化で照らす外交百周年」展
令和6年(2024)は、トルコ共和国と日本が国交を樹立してから100年となります。この節目の年を記念して、トルコの現代細密画の展示を開催いたします。
トルコの細密画は、オスマン帝国時代に高度に発達し、本の挿絵などに多く使われました。金箔や水彩絵の具による鮮やかで繊細な表現が特徴です。現代のトルコ細密画は、伝統的な技術を継承しながら、純粋芸術作品として制作されています。今回の展示では、トルコ全国に千人以上の会員を擁するトルコ伝統芸術協会の協力により、トルコ各都市の風景を描いた作品を中心に、現代トルコ細密画の世界をご紹介いたします。
開催期間 令和6年(2024)7月20日(土)~8月4日(日)
主 催 横浜ユーラシア文化館、トルコ伝統芸術協会、駐日トルコ共和国大使館
共 催 横浜市教育委員会
協 力 トルコ共和国文化観光庁、トルコ航空
後 援 朝日新聞横浜総局、神奈川新聞社、東京新聞横浜支局、毎日新聞社横浜支局、読売新聞横浜支局、NHK横浜放送局、tvk
会 場 3階 企画展示室
観覧料 一般300円、小中学生・市内在住65歳以上150円
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
横浜都市発展記念館 パネル展示「能登半島と横浜-銭湯がつなぐ人びとの交流-」
令和6年(2024)元日、能登半島の先端を震源とするマグニチュード7.6の地震(令和6年能登半島地震)が発生し、志賀町や輪島市で震度7を記録するなど北陸地方は大きな揺れに襲われました。
横浜から能登半島は遠く離れた場所にありますが、深いつながりがあります。例えば、横浜で成功した銭湯経営者は、郷里への恩返しとして積極的に寄付を行い、それを見た人びとがさらに横浜へ移住するという流れができていました。横浜市民の公衆衛生は主に能登半島の出身者によって支えられていたのです。
本展示では、写真資料を中心に銭湯を通じた能登半島と横浜のつながりを紹介します。
開催期間 令和6年(2024)7月20日(土)~9月29日(日)
主 催 横浜都市発展記念館
後 援 横浜市浴場協同組合
会 場 1階ギャラリー・旧第一玄関(第1会場)、4階常設展示室(第2会場)
観覧料 無料(第1会場)
一般200円、小中学生・市内在住65歳以上100 円(第2会場)
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
※「細密画で旅するトルコ―友好と文化で照らす外交百周年」展をご覧いただくと本パネル展示もご覧いただけます。
今年度の展覧会・イベント開催予定
令和6年(2024)10月4日~令和7年(2025)1月5日
横浜ユーラシア文化館 特別展「思い出のチマ・チョゴリ」
令和6年(2024)11月16日・17日
「第4回 横浜ユーラシア・スタチュー・ミュージアム」
令和7年(2025)1月18日~4月13日
横浜都市発展記念館 企画展「運河の町・横浜―水運が繋ぐヒトとモノ」(仮称)
歴史的建造物を活用した博物館-横浜市認定歴史的建造物「旧横浜市外電話局」-
横浜都市発展記念館・横浜ユーラシア文化館として使用しているこの建物は、昭和4年(1929)に横浜中央電話局の局舎として建てられた歴史的建造物です。局舎の設計を担当したのは、横浜出身の若手建築家中山広吉で、外壁全面にタイルを貼ったモダンなデザインは、昭和戦前期の逓信建築(郵便局・電信電話局など)の大きな特徴でした。
竣工当時は、大さん橋通りに面した場所がメインの玄関でした。大さん橋通りから入って右手に加入課事務室(現・事務室)があり、ここで電話加入者の受付をおこなっていました。
建物は展示施設として大幅に手を加えられましたが、旧第一玄関だけは、改修前の雰囲気をそのまま残しています。再開館にあたって開催するパネル展示「能登半島と横浜―銭湯がつなぐ人びとの交流―」の会場の一部としても使用しますので、歴史的な建造物とあわせてご覧ください。
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