スタッカークレーンと組み合わせてパレットの保管・入出庫作業を自動化するパレット保管システム「CYBISTOR（サイビスター）自動倉庫タイプ」を発売

株式会社オカムラ

2024年9月6日 10時00分

株式会社オカムラ（本社：神奈川県横浜市、代表取締役社長執行役員：中村雅行）は、物流倉庫などでシャトル（搬送台車）がラック内を走行し荷物を載せたパレットの高密度保管を実現するパレット保管システム「CYBISTOR（サイビスター）」の新タイプとして、スタッカークレーンと組み合わせてパレットの保管・入出庫作業を自動化する「CYBISTOR自動倉庫タイプ」を2024年9月より発売します。

「CYBISTOR自動倉庫タイプ」は、ラック内を走行するシャトルとスタッカークレーンを組み合わせて、入出庫やシャトルのレーン移動を自動で行い、フォークリフトで行う入出庫作業を自動化します。荷物の取り違えや落下による破損などの人的エラーの削減に加え、前後工程と合わせた自動化で製造ラインとの直結が可能となり、効率向上や24時間稼働のニーズに対応します。また、フォークリフトが届かない高所までパレットを運び格納することができるため、高密度保管を実現します。ロット単位で保管物を管理する現場や、食品・飲料品、日用品、原材料など少品種大量保管の業種・業態に最適なシステムです。

2024年9月10日～13日に東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2024 Logis-Tech Tokyo 2024」のオカムラブースにて、「CYBISTOR自動倉庫タイプ」を展示し、デモンストレーションを行います。

□オカムラウェブサイト　「国際物流総合展2024 第16回Logis-Tech Tokyo 2024」出展のお知らせ

https://www.okamura.co.jp/corporate/news/exhibition/2024/ltt2024.html

オカムラは、自動倉庫や搬送・仕分け機器などの物流システム機器の開発・製造、導入・運用支援、アフターサービスなど物流システムにおける一貫したソリューションを提供しています。

2015年より販売している「CYBISTOR」は、傾斜のないラックと前後方向に走行するシャトルのシンプルな構造で、ラック間に設けるフォークリフトの通路が不要となり、パレット品の高密度保管を実現したパレット保管システムです。各レーンへの入出庫、シャトルのレーン移動はフォークリフトを使って行います。ラック内のパレット同士の衝突や荷崩れ、停滞などのトラブルを防ぎ、スムーズな作業を実現します。

従来の「CYBISTOR」を「CYBISTORフォークリフトタイプ」とし、新タイプの「CYBISTOR自動倉庫タイプ」をラインアップすることで、運用や要件に応じて適したタイプを選択可能です。

「CYBISTOR自動倉庫タイプ」による入出庫作業の自動化により、ロット単位での管理や少品種大量保管が求められる生産・流通現場における、スペース不足や人手不足などの課題解決に貢献します。

―「CYBISTOR（サイビスター）自動倉庫タイプ」の特徴―

「CYBISTOR」はシャトルがラック内を走行し、パレット品の高密度保管や入出庫の荷繰り作業の効率化を行うパレット保管システムです。「CYBISTOR自動倉庫タイプ」は、ラック内を走行するシャトルとスタッカークレーンを組み合わせ、フォークリフトで行う各レーンへの入出庫やシャトルのレーン移動をスタッカークレーンで行うことで、入出庫作業を自動化します。また、フォークリフトが届かない高所までパレットを運び格納することができるため、高密度保管を実現します。24時間稼働や製造ラインとの直結が可能となり、物流作業の自動化をより進めたいニーズに対応します。

■入出庫前後の搬送工程の自動化にも対応可能

保管・入出庫作業をシャトルとスタッカークレーンの組み合わせで自動化します。上位システムから、決められたロケーションへの入庫指示や計画に基づいた出庫指示が可能です。また、コンベヤやAMR・AGVと連動することで、前後の搬送工程も自動化することができます。入出庫作業の完全自動化により、早朝・夜間作業や24時間稼働に対応が可能です。