【製造業界のフリーランス技術者活用調査】 一部企業では設計・開発のコア業務で活用も、導入の壁は「受け入れ設計」にあり
製造業におけるフリーランス活用の実態と、導入を左右する要因とは
株式会社BREXA Technology(所在地:東京都千代田区、代表取締役:山﨑 高之)は、製造業企業において、技術職(設計・開発・生産技術・品質・制御・組込など)の採用・配置・外部委託判断に関与する、①技術部門責任者/②開発・設計マネージャー/③人事・採用担当者/④経営層を対象に「製造業界におけるフリーランス技術者活用の実態と、導入判断を分ける要因」に関する調査を行いました。
近年、日本の製造業界において「技術人材の不足」は深刻な経営課題となっています。
即戦力となる技術者の採用競争が激化し、人材獲得の難易度が高まる中、従来の正社員採用にとらわれない柔軟な人材確保が求められています。
その有力な選択肢として「フリーランス技術者」の活用が注目されていますが、導入を進め成果を上げる企業と踏み切れない企業とを分けるものは一体何なのでしょうか。
そこで今回、株式会社BREXA Technology(https://technology.brexa.com/)は、製造業企業において、技術職(設計・開発・生産技術・品質・制御・組込など)の採用・配置・外部委託判断に関与する、①技術部門責任者/②開発・設計マネージャー/③人事・採用担当者/④経営層を対象に「製造業界におけるフリーランス技術者活用の実態と、導入判断を分ける要因」に関する調査を行いました。
調査概要:「製造業界におけるフリーランス技術者活用の実態と、導入判断を分ける要因」に関する調査
【調査期間】2026年4月8日(水)~2026年4月9日(木)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,003人
【調査対象】調査回答時に製造業企業において、技術職(設計・開発・生産技術・品質・制御・組込など)の採用・配置・外部委託判断に関与する、①技術部門責任者/②開発・設計マネージャー/③人事・採用担当者/④経営層と回答したモニター
【調査元】株式会社BREXA Technology(https://technology.brexa.com/)
【モニター提供元】サクリサ
直接雇用を中心とした人材確保が主流。約8割が検討したことがないフリーランス技術者の活用

「現在の自社の技術人材確保における課題」を尋ねたところ、『即戦力となる人材の確保(47.0%)』と回答した方が最も多く、『専門性の高い技術を持つ人材の確保(39.8%)』『特定の技術領域における人材不足(31.8%)』と続きました。
「即戦力人材」や「専門性の高い技術を持つ人材」の確保が上位に挙がった背景には、技術革新のスピードに自社の育成体制が追いついていない実態があると考えられます。
「特定の技術領域の人材不足」も約3割となっており、ピンポイントで要件を満たす人材の獲得競争が激化している様子も推察されます。
こうした状況の中で、一部企業では必要な専門スキルを外部のフリーランス技術者によって補完する動きも見られ始めています。
では、製造業企業はどのような手段で技術人材を確保しているのでしょうか。
「技術人材を補完・確保する手段として、これまで自社で実施・検討してきた方法」を尋ねたところ、『正社員採用(中途)(61.5%)』と回答した方が最も多く、『新卒採用(35.7%)』『契約社員・嘱託社員の雇用(27.2%)』と続きました。
中途・新卒の正社員採用や契約・嘱託社員の雇用といった「直接雇用」が上位を占めました。
多くの企業が中途・新卒採用をはじめとする直接雇用を中心に人材確保を進めている一方で、一部企業では必要な領域に応じてフリーランス技術者を活用するなど、人材確保の手段に変化も見られます。
では、直接雇用を中心とした人材確保が主流ではあるなかで、フリーランス技術者の活用はどの程度進んでいるのでしょうか。

「フリーランス技術者の活用について、自社の状況に最も近いもの」を尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。
『フリーランス技術者を活用した経験がある(14.5%)』
『フリーランス技術者の活用を検討したが、見送った(7.0%)』
『フリーランス技術者の活用を検討したことはない(78.5%)』
本調査において、製造業においてもフリーランス技術者を活用している企業が一定数存在することが確認されました。
活用経験がある企業は約1割にとどまっており、まだ一部に限られる取り組みではあるものの、すでに導入に踏み切っている企業が存在している点は注目されます。
一方で、約8割の企業がフリーランス技術者の活用を検討したことがないと回答しており、製造業全体としては、まだ活用が広く浸透しているとは言えない状況であることも示されました。
フリーランス技術者は設計・開発など中核業務でも活用。一方で、導入の壁は「活用方法が不明」「情報不足」
フリーランス技術者を活用・検討している企業では、どのような業務領域で活用が進んでいるのでしょうか。

前問で『フリーランス技術者を活用した経験がある』『フリーランス技術者の活用を検討したが、見送った』と回答した方に、「フリーランス技術者の活用または検討の対象となった業務・役割」を尋ねたところ、『設計(機械、電気、ソフトウェアなど)(51.2%)』と回答した方が最も多く、『開発(製品開発、要素技術開発など)(43.3%)』『生産技術(40.5%)』と続きました。
「設計」が約半数、次いで「開発」や「生産技術」といったモノづくりの根幹を担う業務がそれぞれ約4割となっており、自社の主要な業務にフリーランス技術者の力を借りようとしていたことが示されました。
フリーランス技術者を活用する現場では、実務上どのようなハードルが存在するのでしょうか。
前問で『フリーランス技術者を活用した経験がある』と回答した方に、「フリーランス技術者を活用する中で、実務上特に難しさを感じた点」を尋ねたところ、『必要なスキル・経験の見極めが難しかった(47.6%)』と回答した方が最も多く、『社内メンバーとの連携方法のすり合わせが必要だった(45.5%)』『業務プロセスや進め方の調整に手間がかかった(42.8%)』と続きました。
フリーランス技術者の実力や自社の業務要件との相性を事前に正しく評価することの難しさが浮き彫りになりました。
受け入れ後にも「社内メンバーとの連携方法のすり合わせ」や「業務プロセスや進め方の調整」に手間がかかっていることから、フリーランス技術者を即戦力として機能させるためには、明確な評価基準の設定と、現場でのスムーズな連携体制の構築が必要なようです。
実際にフリーランス技術者を活用した企業はどのようなメリットを実感しているのでしょうか。

前問で『フリーランス技術者を活用した経験がある』と回答した方に、「実際にフリーランス技術者を活用したことでの成果や変化」を尋ねたところ、『プロジェクトの立ち上げ・推進スピードが向上した(43.5%)』と回答した方が最も多く、『特定領域の専門スキルを短期間で補完できた(40.7%)』『コストが削減できた(人件費の変動費化)(39.3%)』と続きました。
『プロジェクトの立ち上げ・推進スピードが向上した』という回答が最も多くなっており、前問で浮き彫りになった連携やプロセス調整といった課題があるにもかかわらず、この成果がトップに挙がったことは、フリーランス技術者の即戦力としての価値の高さを証明しています。
『特定領域の専門スキルを短期間で補完できた』や『コストが削減できた(人件費の変動費化)』という成果を実感している企業も約4割となっており、初期の導入ハードルさえ越えられれば、フリーランス技術者の活用は投資対効果の高い人材戦略になり得ることが示唆されます。
一方で、フリーランス技術者の活用を検討したものの導入に至らなかった企業は、どのような点に懸念があったのでしょうか。
前問で『フリーランス技術者の活用を検討したが、見送った』と回答した方に、「フリーランス技術者の活用を見送る判断に至った理由」を尋ねたところ、『業務範囲や責任の切り分けが難しそうである(37.1%)』と『社内メンバーとの連携がうまくいかない懸念がある(37.1%)』と回答した方が同率で最も多く、『社内システムや設備へのアクセス管理が難しそうである(32.9%)』と続きました。
導入を見送った企業は、フリーランス技術者の実力ではなく「自社の受け入れ体制」に壁を感じているようです。
「業務範囲や責任の切り分け」をはじめ、「社内メンバーとの連携」や「社内システムや設備へのアクセス管理」など、環境整備に難しさを感じていることが示されました。
一方で、実際にフリーランス技術者を活用している企業では、「必要なスキル・経験の見極め」や「社内メンバーとの連携方法の調整」といった、より実務的な運用面での課題が中心となっています。
導入前に懸念されているポイントと、実際に直面する課題は同じ論点を含みつつも、その内容や具体性に違いが見られます。特に「社内メンバーとの連携」に関しては、不安要素として捉えられている段階から、実際には調整可能な運用課題として対応されている実態がうかがえます。
活用しやすいフリーランス技術者の条件は「短期間・小規模」。今後の技術人材戦略に必要な視点とは

前問で『フリーランス技術者の活用を検討したことはない』と回答した方に、「フリーランス技術者の活用を検討しない理由」を尋ねたところ、『フリーランス技術者の活用方法が不明である(29.3%)』と回答した方が最も多く、『フリーランス技術者に関する情報が不足している(28.3%)』『情報セキュリティ・情報漏洩への懸念がある(23.0%)』と続きました。
フリーランス技術者をどう活用すべきか判断するための情報が足りていないことが明らかとなりました。
また、『情報セキュリティ・情報漏洩への懸念がある』が上位に挙がっていることから、機密情報の取り扱いやセキュリティへの不安も、フリーランス技術者の受け入れを難しくしている要因といえます。
また、「どのような条件のフリーランス技術者なら活用しやすいと感じるか」と尋ねたところ、『短期間のプロジェクトでも大丈夫であること(28.9%)』と回答した方が最も多く、『依頼業務に応じて1人月工数以下での依頼が可能なこと(25.5%)』『業務時間が比較的柔軟であること(22.8%)』と続きました。
企業は短期間・小規模な条件でも柔軟に対応できるフリーランス技術者を求めているようです。

最後に、「フリーランス技術者を活用して技術人材不足に対応するために、企業が今後より整備・理解を深める必要があると感じるテーマ」を尋ねたところ、『フリーランス技術者に関する情報セキュリティ対策(27.5%)』と回答した方が最も多く、『フリーランス技術者との契約・法務に関する知識(25.1%)』『フリーランス技術者との効果的な連携・マネジメント方法(25.1%)』『フリーランス技術者の報酬設定ノウハウ(21.2%)』と続きました。
企業は技術人材不足に対応するために、フリーランス技術者を活用するための情報管理や契約といった社内ルールの整備と、現場でスムーズに協働するための運用体制の両面の、具体的な知識を必要としていることが明らかになりました。
フリーランス技術者の受け入れ体制を整えていくことが、人材不足の現実的な解決策となると考えられているようです。
まとめ:製造業でも始まっているフリーランス技術者活用と、その分かれ目
今回の調査から、製造業においてもフリーランス技術者の活用はすでに始まっており、設計や開発といった中核業務において活用されている実態が明らかになりました。
また、実際に活用している企業では、プロジェクト推進スピードの向上や専門スキルの補完といった成果が確認されています。
一方で、導入にあたってはスキルの見極めや社内連携といった運用面での課題も存在しており、フリーランス技術者の活用には受け入れ体制の整備が求められることが示されました。
また、活用を見送った企業では受け入れ体制や情報不足に対する不安が挙がっており、実際に活用している企業との間には、導入前の認識と実務上の課題に違いが見られました。
このことから、フリーランス技術者の活用は「導入するかどうか」ではなく、「どのように受け入れるか」によって成否が分かれると考えられます。
製造業における人材確保の選択肢として、フリーランス技術者の活用は今後さらに広がっていく可能性があり、その際には要件整理や受け入れ体制の設計といった観点が重要になるといえるでしょう。
自社単独でこれらを整備することが難しい場合には、専門パートナーの支援を得ながら受け入れ体制を整えていくとよいのではないでしょうか。
■即戦力エンジニアの紹介に特化した総合人材ソリューション「エンベスト」

今回、「製造業界におけるフリーランス技術者活用の実態と、導入判断を分ける要因」に関する調査を行った株式会社BREXA Technologyが提供する「エンベスト」は、即戦力エンジニアの紹介に特化した総合人材ソリューションサービスです。
IT分野から機械・電気・電子といった機電分野まで、幅広い技術領域に対応しており、ソフトウェア・ハードウェア双方の人材ニーズに対してワンストップでご支援いたします。
フロントエンド、バックエンド、AI、データサイエンス、PM・PMOといったIT領域はもちろん、機械設計や回路設計、CAE解析、化学分析などの専門性の高い機電領域まで、多様なスキルを持つエンジニアが登録しています。
また、週1日から週5日までの柔軟な稼働調整が可能で、副業・フリーランス・フルコミットなど、貴社のニーズに応じた最適な働き方でのアサインを実現します。必要なリソースを必要な分だけ確保できるため、コスト最適化にも貢献いたします。
要件定義や基本設計といった上流工程から、実装・保守運用といった下流工程まで幅広く対応しており、個別人材のご提案にとどまらず、開発体制全体の構築支援も可能です。
エンベストは、SES事業において20年以上の実績を持つBREXA Techグループが運営しており、これまで約5,000社以上との取引実績を有しています。大手企業からスタートアップまで、規模やフェーズに応じた最適な人材提案が可能です。
さらに、日本全国に50拠点以上のネットワークを有しており、都心部はもちろん地方においても現地エンジニアのご提案が可能です。
ご依頼から最短即日での人材提案にも対応しており、ヒアリングからご提案、面談、稼働開始までスピーディに進行いたします。
専任のコンサルタントが伴走し、エンジニアの選定や活用方法、開発体制の構築まで幅広くサポートいたしますので、副業人材やフリーランスの活用に不安をお持ちの企業様でも安心してご利用いただけます。
売上や開発効率の向上に直結する人材確保から、柔軟な開発体制の構築まで、幅広くご支援いたします。エンジニア不足や開発リソースにお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
エンベストについて:https://enbest.jp/client/
今回の調査レポートのダウンロードはこちらから:https://enbest.jp/client/download/service/

■BREXAグループについて〈https://www.brexa.com〉
BREXAグループは、1997年の創業以来、製造やIT関連を中心とする人材サービス企業として成長を続け、2025年時点で国内外203社、約11万7千名の従業員が所属する人材成長プラットフォーム企業です。若年層・未経験者・外国人の育成や、中堅層のリスキリングを国内外20ヶ所の研修施設・450以上の豊富な研修内容で実現しています。2025年に株式会社アウトソーシングから現ブランド「BREXA」へグループ社名を変更。就職やキャリア形成における境界をなくし、働く人々の新たな可能性を拡大するグローバル企業として事業拡大を進めてまいります。売上約8,000億円、人材サービス業界において売上高:国内3位・世界9位。

株式会社BREXA Technology
【問い合わせ先】
株式会社BREXA Technology 広報担当
Email :pr@brexa.com
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