【新レポート発行】独自調査「2023年度下期 私募ファンド調査」
三菱UFJ信託銀行株式会社(東京都千代田区、取締役社長:長島 巌)は、この度、独自調査「2023年度下期 私募ファンド調査」を発行しました。今回の調査(2024年1月末時点)では、不動産アセットマネジメント会社40社が回答しました(回答率57.1%)。
エクイティ投資家の投資意欲については、国内投資家は「強い・やや強い」の回答割合が上昇した一方、海外投資家の同割合は低位のままだった(国内投資家 前回56.7%→今回65.7%、海外投資家 28.1 %→29.5%)
今後1年間の不動産投資マーケットに起こる変化としては、「アセットタイプの選別・細分化」、「アセットタイプの拡大」、「地方圏への投資の拡大」等が上位回答となった。その他、今回調査では、「ファイナンス条件の引き締め」が増加、「都心部への集中」、「売却への増加」が減少した。
ESGへの取組方針について、「既に取り組んでおり、今後も積極的に推進する」、「今後継続して検討していく」の割合が9割超である。取り組み方針の背景は「投資家の要請・投資家を意識した対応」が7割弱で最上位回答である。
ESGに配慮されたビルとそうではないビルの取得時利回りについて、現時点において「違いがある(利回りが低い)」の割合は25.0%に止まるものの、3年後には70.4%、5年後には81.5%となった。取得時利回りの違いの程度については、将来時点ほど大きくなることが確認された。
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三菱UFJ信託銀行 不動産コンサルティング部
業務企画G 舩窪 芳和
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