(お知らせ) ダイナミックマッププラットフォーム、CEATECに今年も出展 高精度3次元データで地方創生に貢献
ダイナミックマッププラットフォーム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO: 吉村 修一、以下「当社」)は、2025年10月14日(火)~17日(金)の4日間、幕張メッセで開催される「CEATEC 2025」に出展します。当社のCEATECへの出展は昨年に続き2回目です。今年は地方創生2.0特設パビリオン内にブースを構え、当社の高精度3次元データを活用した製品・サービスについて説明・展示するほか、自治体向けのソリューションをまとめたカタログも展示予定です。

<展示内容>
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高精度3次元データ(高精度3次元点群データ・高精度3次元地図データ)
高精度3次元点群データとは、「モービルマッピングシステム※1」により、全国の高速道路/自動車専用道路と主要幹線道路を計測し、その膨大な計測データをひとつに繋ぎ合わせた点群データです。点の1つ1つが緯度・経度・高さの3次元座標情報を持っています。高精度3次元地図データは、この高精度3次元点群データから車の自動運転に必要な実在地物※2と仮想地物※3の情報を抽出し、生成したものです。
これらのデータは車の自動運転や先進運転支援システム(ADAS)をはじめ、シミュレータ環境構築、インフラ管理等に利用されているほか、地域への自動運転バスの導入や、その場所でしか体験できない地域限定のXR(VR、AR、MRなど現実世界と仮想空間を融合させる技術の総称)コンテンツの提供など、様々な分野に活用できます。

※1 モービルマッピングシステム(MMS: Mobile Mapping System): GPS、カメラ、レーザスキャナ、IMU(Inertial Measurement Unit)などの計測機器によって道路や周辺の構造物を3次元計測できる車両搭載型測量システムのこと
※2 実在地物: 停止線や道路標識など現実世界に存在する目視可能な要素
※3 仮想地物: 車線中心線など現実世界に存在しない仮想の要素
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高精度3次元点群データが閲覧可能なサブスクリプションサービス「3Dmapspocket®」
3Dmapspocket®は、前述の高精度3次元点群データを使い、道路や周辺構造物などの閲覧・計測が可能なサブスクリプションサービスです。センチメートル単位で空間情報を把握でき、現地に行かずともWeb上で計測作業が実施できます。省人化や効率化の実現、安心・安全な環境づくりに貢献する高精度位置情報プラットフォームとして、様々な用途での利用が可能です。
現在は交通事故調査やインフラ管理における業務効率化などで活用されており、そのほか、地域の洪水等の自然災害や事故多発エリアのシミュレーションなど、幅広い分野での活用・地域貢献が期待できます。

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高精度3次元データを応用した除雪支援システム「SRSS」
除雪支援システム「SRSS」は、当社の高精度3次元地図データと高精度な位置情報を組み合わせ、除雪作業のガイダンスを行うものです。道路の形状や道路構造物の位置などの情報をはじめ、投雪禁止場所や要注意箇所などのノウハウを専用の地図に落とし込み、タブレット端末上で道路状況を可視化します。これにより除雪作業の効率化が期待されるとともに、作業中の事故リスクを大幅に低減し、安全かつ円滑に作業を進めることができます。また除雪オペレーターの高齢化は地方部を中心に深刻な課題となっていますが、SRSSの活用により経験の浅い若手オペレーターにおいても安全な除雪作業をサポートし、課題解決に貢献します。

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安心・安全な自動運転の実現に寄与するデジタルインフラ「ダイナミックマップ」
ダイナミックマップとは、情報のリアルタイム性ごとに4階層に分類された情報を持つ地図データベースの概念です。当社は前述の高精度3次元地図データを車線情報、路面情報など高精度な位置情報を持つ“静的情報”の基盤として提供するとともに、準動的~動的なダイナミックマップ情報を収集・配信する自動運転向けデータ連携システムの構築に取り組んでいます。本システムにより道路の状況を事前に自動運転車両に配信することで、交通事故を防ぎ、安心・安全な自動運転の実現に寄与します。本システムについては、2025年2月に新東名高速道路にて自動運転トラックを用いた実証実験も実施しています。
ダイナミックマップは公共交通機関が少ない地域での移動ニーズの可視化や自動運転バスへのリアルタイム情報提供等に活用でき、高齢者や観光客への新しい移動手段の確保に貢献します。
【参考】「産業DXのためのデジタルインフラ整備事業/デジタルライフラインの先行実装に資する基盤に関する研究開発」における自動運転トラックの走行実証」
https://www.dynamic-maps.co.jp/case/case-355/

<当社出展概要>

当社ブース |
ホール4 ブース番号4H004(地方創生2.0特設パビリオン内) |
出展内容 |
以下に関する説明・展示 ✓当社グループの提供する高精度3次元データ ✓高精度3次元点群データの閲覧サービス「3Dmapspocket®」 ✓高精度3次元データを活用した除雪支援システム「SRSS」 ✓安心・安全な自動運転の実現に寄与するデジタルインフラ「ダイナミックマップ」 |
自治体向けのソリューションをまとめたカタログも展示予定です。公共セクター、民間セクターの来場者様共にブースにてお待ちしております。
当社ページ: https://www.ceatec.com/nj/exhibitor_detail_ja?id=2939
<「CEATEC 2025」概要>

会期 |
2025年10月14日(火)~17日(金) 10:00~17:00 |
会場 |
幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1) |
入場 |
無料(全来場者登録入場制) ※入場にはオンラインでの登録が必要です。 |
主催 |
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA) |
共催 |
一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ) |
公式サイト: https://www.ceatec.com/ja/
<ダイナミックマッププラットフォーム株式会社について>
当社は日本政府によるバックアップのもと、国内自動車メーカー10社等の出資により設立されました。日本をヘッドクオーターに、北米・欧州・中東・韓国に拠点を持ち、26ヶ国で事業を展開しています。
現実の世界をデジタル空間に複製する高精度3次元データのプラットフォーマーとして、様々な産業分野におけるイノベーションを支えています。
設立: 2016年6月
本社: 東京都渋谷区
代表者: 吉村 修一
事業内容: 自動運転・ADASをはじめ多様な産業を対象とした高精度3次元データの提供
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