杉良太郎氏が都筑安心安全フェスティバルで講演　来場者に健康管理の重要性を訴える

2025年11月30日（日）、神奈川県 ボッシュ ホールで開催された「都筑安心安全フェスティバル」に、厚生労働省 特別健康対策監の杉良太郎氏が登壇しました。杉氏は、講演の中で「健康の大切さ」を訴えるとともに、健康づくりとしてダンスに取り組んでいる「FOREVER CHANCE!」と意見交換を行いました。

■GOLDダンスチーム「FOREVER CHANCE!」がパフォーマンス

　ステージには、藤沢市を拠点とするダンスチーム「FOREVER CHANCE!」が登場し、日頃の取り組みを披露しました。
　同チームは、ダンスを通じた健康づくりを実践しており、キレのある動きと息の合ったパフォーマンスで会場を盛り上げました。
当日のメンバーは65歳以上で構成され、杉氏の講演に華を添えるパフォーマンスとなりました。

■杉氏、健康づくりの視点から意見交換を実施

　パフォーマンス後には杉氏がステージに登場し、健康づくりに取り組む同チームと意見交換を行いました。
　杉氏は、11月22日に開催された「FIDA GOLD CUP2025」に触れ、昨年2位という実績を持つ同チームのスキルの高さを称賛。
「大会に向けて体調が優れない日もあったでしょう？しんどい時もあったでしょう？」と、継続的な挑戦を支える体調管理の大切さを強調しました。

　また、かつてチームのスタジオを訪れ、一緒に踊った際に「その後とても調子が良かった」と語り、運動が心身に良い影響を与えることを、自身の体験を通じて紹介しました。
　杉氏は、健康づくりの観点から「継続が何より大切」と述べ、来年の大会への挑戦にもエールを送りました。

■杉氏「100歳まで生きたい」— 講演で来場者へメッセージ

　続いて行われた講演では、杉氏が“健康の大切さ”について来場者へ語りかけました。
近年、ウイルス性肝炎が減少する一方で、アルコール性の肝疾患が増えている現状に触れ、「がぶがぶ飲まず、たしなむ程度でゆっくり味わうことが大切」と述べ、日常の生活習慣を振り返る重要性を強調しました。

　さらに、「1日でも長く生きるほうが得。健康で長生きすることが大事」「身体は資本で、運動・食事・睡眠が基本」と語り、健康は日々の積み重ねによって作られると来場者に呼びかけました。
　自身も「100歳まで生きたい」と目標を掲げ、会場に前向きなメッセージを届けました。

「知って、肝炎プロジェクト」は2012年より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性をわかりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動しています。また「健康一番プロジェクト」は、年齢を重ねても病気にならず、「心身ともに元気に生きる」ための健康づくりを推進するとともに、健康への関心をきっかけに肝炎対策の広報を効果的に行うことを目的とした、「知って、肝炎プロジェクト」の一環として実施されているプロジェクトです。

■「FIDA GOLD CUP」とは

一般社団法人日本国際連盟FIDA JAPANの名誉会長を務める杉良太郎が高齢者が身体的にも精神的にも健康でいるための取り組みの一つとして、FIDA JAPAN内に「ダンス健康クラブ」を創設。全国のGOLD世代※を中心としたダンスチームに登録していただき、ダンス楽曲や振付の提供、パフォーマンスをご披露いただく場を提供して参りました。そんなダンス健康クラブにご登録いただいているGOLD世代の皆様の目標となる大会を目指す FIDA JAPANが開催するダンスコンテストです。

※GOLDとは

FIDA JAPANでは65歳以上のシニア世代を「GOLD」と呼んでいます。「GOLD」には、Good OLD（古き良き/良い形で歳を重ねている）という意味が込めれられています。

■開催概要

催事名　 ：「都筑安心安全フェスティバル」

日時　　 ：2025年11月30日（日）

開催場所 ：ボッシュ ホール（〒224-0003　神奈川県横浜市都筑区中川中央1丁目9-33）

出席者 　：厚生労働省 特別健康対策監　杉 良太郎氏

　　　　 ：ダンスチーム FOREVER CHANCE!