DHL Express、シンガポール航空運航のアジア・北米間新路線を使用開始

・最大積載量102トンのボーイング777型貨物機で、中部国際空港経由アジア-北米間の輸送サービスを強化

国際エクスプレスのリーディングカンパニー、DHLジャパン株式会社（代表取締役社長：トニー  カーン　本社：東京都品川区）は、2023年10月11日（水）より、シンガポール航空株式会社（代表取締役社長：ケニー テオ　　本社：東京都千代田区）が運航を開始した中部国際空港経由のシンガポール発米国向け貨物専用新路線の使用を開始しました。新路線で使用されるのは、DHLとシンガポール航空の両社ロゴが塗装されたボーイング777F型機となります。最大積載量102トンのキャパシティー追加により、DHL Expressは、大陸間航空ネットワークのさらなる拡充を図り、アジア・北米間において堅調に推移する国際エクスプレス輸送の需要に応えます。

日本への初就航となったDHLとシンガポール航空両社ロゴがカラーリングされた貨物機（2023年10月11日、中部国際空港）

DHL Expressとシンガポール航空は昨年3月、シンガポールのチャンギ空港を拠点としたボーイング777貨物機5機の乗務員整備契約（CM）を締結しました。本契約により、南北アジアと北米をつなぐ貨物便新規ルートの運航を、シンガポール航空が担うもので、既に3機が運航を開始しています。

関係各社マネジメント（左から、DHLジャパン株式会社栁澤剛、トニー カーン、シンガポール航空ジャグディーシュ  ボジュワニ氏、中部国際空港株式会社永江 秀久氏）

本日、シンガポールより中部国際空港に到着した貨物機は、配備が発表された777貨物機5機のうちの4機目となり、シンガポールー中部―ロサンゼルス―ホノルル―シンガポールで週5便、シンガポール―台北―中部―シンシナティ―ホノルル―シドニー―シンガポールで週1便の、計週6便の運航を予定しています。

DHLジャパン株式会社 代表取締役社長のトニー カーンは、「業界で唯一、中部国際空港を拠点としたエアネットワークを持つDHLのアドバンテージを最大限に活かし、より一層のスピードと信頼性の高いサービスを提供できるよう、DHLはこれからも、中部地区のお客様のビジネスの成長を強力にサポートしていきます。」と述べています。

シンガポール航空日本支社長 ケニー  テオ氏は次のように述べています。「シンガポール航空とDHL Expressの協定によるボーイング777型貨物機の名古屋就航は、両社の長年のパートナーシップ、そして当社の貨物事業への強いコミットメントを示すものです。私たちのこの取り組みは、DHL Expressの大陸間航空ネットワークの拡大と、中部国際空港の日本における航空貨物、およびeコマースの重要な物流拠点としての地位をさらに高めることになるでしょう」

中部国際空港株式会社代表取締役社長の犬塚力氏は、「この度のシンガポール航空によるDHL Expressの新規ネットワークは、中部地域の企業の皆様にとってロサンゼルスを始めとした西海岸向けの利便性が大きく向上されるものであり、心から歓迎いたします。今後もDHL Expressが中部地域でのビジネスを更に拡大できるよう、最大限のサポートを行ってまいります。 」と述べています。

DHL Expressは、日本の国際エクスプレス業界で唯一、中部国際空港を拠点としたエアネットワークを構築しており、昨年6月のDHL Air UK就航、同年9月の増便など、一貫してネットワークのキャパシティ強化を図ってきました。

国境を越えたエクスプレス貨物輸送の伸びに対応するため、DHL Expressは、継続的にネットワーク強化のための投資を実施しています。220以上の国・地域に広がるグローバルネットワークにおいて、300機以上の専用機を運航しており、その中でもB777Fは、世界最大かつ最長航続距離の双発貨物機として、従来機のB747-400型貨物機との比較でCO2排出量を18%削減するなど、DHLのサステナビリティ目標の達成にも貢献しています。