舶用モーター向け状態監視サービス「V-MO」を海事産業の国際展示会「SMM」に出展
旭化成エンジニアリング株式会社(本社:東京都港区、社長:岡田 一郎、以下「当社」)は、2024年9月3日(火)~6日(金)にドイツのハンブルクで開催される海事産業の国際展示会「SMM 2024(Shipbuilding, Machinery and Marine Technology trade fair)」に、舶用モーター向け状態監視サービス「V-MO™」を出展します。「V-MO」の欧州での展示会出展は今回が初めてとなります。
出展概要
会期2024年9月3日(火)~6日(金)10:00~18:00(最終日のみ09:00~16:00)会場Hamburg Exhibition Centre and Congress Centrum当社ブースHall B7 Japan pavilionエリア内展示内容V-MOの機材(親機、子機、中継機、加速度センサ)、アプリ実演など
「V-MO(Vessel Vibration Visualization Monitor)」は、株式会社商船三井(本社:東京都港区、社長:橋本 剛)と共同開発した、舶用モーターの故障予兆を検知するサービスです。2017年の開発開始以降、さまざまな船種において試運用を行い、2023年5月に販売代理店となる富士貿易株式会社を通じて販売を開始しました※。本年4月には、MOL Ship Management Singapore Pte Ltd(本社:シンガポール)のコンテナ船への導入が決定しました。
「V-MO」について
「V-MO」は、クラウドに送られたデータを当社の振動診断有資格者が確認し、サポートすることにより、陸から遠く離れた外航船のモーターであっても、船内と同様にコンディションモニタリングができるサービスです。故障の可能性が予測された場合に、船舶が港に到着する前に修理手配ができるため、寄港時の速やかな修理が可能となり、運航効率や安全性の向上に貢献します。また、破損に至る前に修理を行うことでメンテナンスコストを下げることができます。船舶に搭載されているモーターに設置した振動センサーからデータを自動収集・解析することで、継続した状態監視を行い、専門知識がなくても故障予兆を把握できるように設計されています。
「V-MO」により海上のDXを進めることで、世界の船舶の安心安全な運航をサポートして参ります。
SMMについて
SMMは、Hamburg Messe und Congress GmbHが主催する海事産業の国際的フォーラムです。2年に1回、造船、海洋産業の関係者が世界各地からハンブルクに集まり、最新技術を紹介します。約2000社が出展した前回(2022年開催)は、カーボンニュートラルにフォーカスしたエネルギー転換への最先端技術などが展示され、約4万人が来場しました。
※商船三井との実証プロジェクトを完了し、舶用モーターの異常予兆を検知するサービス「V-MO™」を販売開始(2023年5月24日)
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