【プロ34名に調査】大掃除で挫折する場所の1位はエアコン内部、2位はレンジフード・換気扇

自力掃除のリスクと“やりすぎNG行動”も判明

ハウスクリーニングやリペア、施設メンテナンス産業のIT化プラットフォーム「ユアマイスター」を展開するユアマイスター株式会社（本社：東京都世田谷区、代表取締役社長：星野貴之）は、運営メディア「ワタシト」にて、ハウスクリーニングのプロ34名に大掃除に関するアンケートを実施しました。

調査では、自力で掃除を試みても挫折しやすい場所として「エアコン内部」（1位）、「レンジフード・換気扇」（2位）、「浴室全体」（3位）が上位に並びました。

また、深く根を張ったカビや固着した水垢、酸化した油汚れなど“自力では落としにくい汚れ”や、固いスポンジで擦りすぎて設備を傷つけてしまうケースなど、自分で掃除する際のリスクも浮き彫りになりました。

調査レポートページ

年末が近づくと、「新しい年を気持ちよく迎えたい」という思いから、大掃除の需要が一気に高まります。一方で、秋から冬にかけての住まいの環境では、気温低下による油汚れの固着、湿度変化によって生じる浴室のカビ、夏に酷使したエアコン内部のホコリやカビなど、年間の汚れが最も蓄積しやすい時期でもあります。

さらに、仕事や子育てが忙しい年末は「時間がない」「手が回らない」と感じるシーンが増え、自力での家事対応が難しくなる場面も少なくありません。

そこでユアマイスターでは、年末大掃除における“自力でできる限界”や“プロに依頼すべきポイント”を明らかにするため、ハウスクリーニングのプロ34名を対象にアンケート調査を実施しました。

プロ目線での挫折しやすい場所、落としにくい汚れ、”やりすぎNG行動”が浮き彫りとなり、効率的で安全に大掃除を進めるためのヒントが見えてきました。

調査結果（一部抜粋）

Q1：お客様が「自力で清掃を試みたが、あきらめてプロに依頼する」ケースが最も多い場所はどこですか？

もっとも多かったのは「エアコン内部」で、85.3%のプロが「途中で諦めて依頼されるケースが多い」と回答しました。続いて「レンジフード・換気扇」（73.5%）、「浴室全体（カビ・水垢）」（58.8%）と、汚れが蓄積しやすく構造が複雑な場所が上位を占める結果となりました。

エアコンは内部まで分解しないと汚れが取りきれず、換気扇も油汚れが固着しやすいため、年末に自力で作業すると想像以上に時間がかかることがあります。浴室もカビ・水垢が混在し、一度こびりつくと家庭用洗剤では落としにくいため、途中で挫折するケースが多いようです。

Q2：お客様の自力清掃で「落としきれていない」とプロが感じる汚れの中で、放置し続けると最も固執し、清掃の難易度が上がるものは何ですか？

もっとも多かった回答は「深くまで根を張ったカビ」（70.6%）でした。次いで「層になって固着した石鹸カスや水垢」（61.8%）、「油汚れの酸化物」（55.9%）が挙げられ、“時間をかけても落ちる気配がない汚れ”が大掃除の負担を増やしていることがわかります。

これらの汚れは、市販の洗剤では成分が作用しにくかったり、表面だけ落ちても内部に残留して再発したりするため、年末にまとめて掃除しようとすると限界が生じやすい部分です。プロの専用道具や薬剤を使用して初めてしっかり除去できるケースも多く、自力での作業が難しいことが今回の調査でも明らかになりました。

Q3：お客様の自力清掃で、かえって設備を傷つけたり、汚れを広げたりしていると感じるケースが最も多いのは、どのような状況ですか？

「固いスポンジやブラシで強く擦りすぎた（コーティング剥がれ、傷）」という回答が55.8%と最多でした。汚れが落ちない焦りから力任せに擦ってしまうことで、浴室の鏡・蛇口・キッチンの天板などに傷がつき、かえって汚れが付着しやすくなるリスクがあります。

また、「分解清掃が必要な箇所を無理に分解しようとした」ケースも32.4%と多く、特にエアコンやレンジフードなどの精密部品は、年末に自分で作業することで故障やトラブルにつながることが指摘されています。

年末は、一年の汚れをリセットし、新しい年を気持ちよく迎えるための“切り替えのタイミング”です。

自力での掃除が難しい箇所や落ちにくい汚れを無理に抱え込まず、プロの力を取り入れることで、安全かつ効率的に大掃除を進めることができます。エアコンや浴室、レンジフードなどの頑固な汚れをしっかり落とすことで、住まいの清潔さが長持ちし、快適な暮らしづくりにもつながります。

ハウスクリーニングのプロに聞いた「自力掃除の限界ラインやプロに任せるべき汚れ」に関する調査の詳細については、以下のページで紹介しています。

https://media.yourmystar.jp/articles/9d342340-7ce6-4e1b-b55c-db27c8852131

＜調査概要＞

・調査主体：ユアマイスター株式会社が運営する「ワタシト」編集部

・調査期間：2025年11月

・調査方法：メール送付

・調査対象：「ユアマイスター」に出店し、ハウスクリーニングをサービスメニューとして提供する店舗

・有効回答数：34名

・調査項目：大掃除で自力清掃が困難な箇所、自力清掃のリスク、清掃箇所の状態の見極めポイントなど 

※調査結果を引用いただく際は、ユアマイスター「ワタシト」調べを引用元として記載ください。

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