ALSI　マモルと業務提携し、GIGAスクール端末でのいじめ防止対策を強化

～いじめの早期発見・対策で連携し、早期解決に向けた取り組みを推進～

アルプス システム インテグレーション株式会社（本社：東京都大田区、代表取締役社長：永倉 仁哉、以下ALSI〔アルシー〕）は、いじめ・ハラスメント防止相談ツール「マモレポ」を提供する株式会社マモル（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：隈 有子、以下マモル）と業務提携したことをお知らせいたします。
　ALSIが提供するクラウド型次世代Webフィルタリングサービス「InterSafe GatewayConnection（インターセーフ ゲートウェイコネクション）」で利用できる、Webアクセスログ分析ツール「InterSafe LogNavigator（インターセーフ ログナビゲーター）」と、マモルのいじめ防止相談ツール「マモレポ」との連携を促進し、GIGAスクール端末でのいじめ防止・解決に向けた取り組みを推進いたします。

■背景

　文部科学省（以下文科省）の調査(注1）によると、「小・中・高校、特別支援学校におけるいじめの認知件数」は、61万5,351件と前年度比9万8,188件増と増加傾向にあります。加えて、「いじめの態様のうちパソコンや携帯電話などを使ったいじめ」は2万1,900件と前年度比3,030件増と、こちらも増加傾向にあり、喫緊の社会問題となっています。特にGIGAスクール構想下で1人1台端末が普及した現在、GIGAスクール端末を利用したいじめも報告されており、今後いじめはますます深刻化することが予想されます。

　InterSafe GatewayConnectionは、Webフィルタリングによって校内授業と家庭学習の安全なインターネット利用を実現するクラウド型セキュアWebゲートウェイサービスで、多くのGIGAスクール端末に導入されています。校内学習はもちろん、持ち帰り学習にも対応し、児童・生徒が安全かつ学習を妨げず簡単に端末利用できる環境を提供します。InterSafe LogNavigatorと連携することで、児童・生徒の不適切行動を検知し、安心安全なインターネット環境整備につなげることが可能です。　
　それに加え、検知した不適切行動を解決するためには、組織内で対策を検討し、児童・生徒を指導する必要があります。特にいじめ対策については、早急に解決に向けた取り組みを行う必要があります。児童・生徒の声をできるだけ早く吸い上げ、状況やヘルプサインを共有し、できるだけ素早い組織対応が求められます。そのため、組織内の対策とともに、児童・生徒自身が気軽に相談できる対策を求める声があがっていました。

■業務提携概要

　このたび、ALSIとマモルは業務提携により、ALSIのInterSafe GatewayConnectionで利用できるInterSafe LogNavigatorと、マモルのマモレポとの連携を促進します。児童・生徒が声を直接届けられる「マモレポ　ポスト」や、児童・生徒が教育委員会などと直接相談できる「マモレポ　チャット」を日常的に活用することにより、児童・生徒が気軽に報告・相談できる環境づくりを醸成することが可能です。加えて、InterSafe LogNavigatorの検知情報と連携することで、問題行動の早期発見や、組織対応の早期検討に繋げることができます。その後、児童・生徒からの相談の促進や、指導・ケア・見守りなどの解決に向けた取り組みなどを検討し、組織対応に素早く繋げることで、早期解決を推進できます。その他、いじめ相談に関する対応や、解決に向けた対応フローのデータ化、相談サービスについて取り組んでいく予定です。

 　本ニュースリリースに際して、マモル様より次のエンドースメントをいただいております。

株式会社マモルは、アルプス システム インテグレーション株式会社と、いじめの早期発見・対策で連携ができることを大変嬉しく思います。 それぞれの強みを活かし、いじめ対策に取り組むことによって、相乗効果が起こることを期待すると共に、今後、連携を強化していくことで、このような社会課題に対する取り組みが大きな広がりとなることを期待しています。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　株式会社マモル 代表取締役社長 隈 有子

■イメージ図

　本ソリューションについては、2023年5月10日（水）から12日（金）に東京ビッグサイトで開催される第14回　EDIX（教育総合展）東京において、参考出品いたします。

　出展の詳細につきましては、次のURLをご覧ください。

 　https://www.alsi.co.jp/event/2023/05/002781.html

■InterSafe GatewayConnectionについて

　InterSafe GatewayConnectionは、マルチデバイス対応のクラウド型次世代Webフィルタリングサービスです。Windows / iOS / Android / Chrome OSに対応し、場所や端末、ネットワークを問わず全てのWebアクセスを柔軟にコントロール。テレワークや学校の授業（GIGAスクール構想など）における安心安全な端末利用を促進いたします。

　本サービスは、一般社団法人日本クラウド産業協会（ASPIC）主催の「第15回ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2021」支援業務系ASP・SaaS部門において最も優秀なサービスであるとの評価を得て、総合グランプリを受賞しております。

製品詳細 >> https://www.alsi.co.jp/security/isgc/

教育現場における事例紹介 >> https://www.alsi.co.jp/security/isgc/

■マモレポについて

　マモレポは、いじめの予防や対策をしながら、学校生活で発生するいじめの悩みを相談、報告できるサービスです。学校や教育委員会において、ヘルプサインを受信した場合には、相談内容に応じて対応を検討し、状況を確認しながら、児童・生徒とのやり取り、見守りなどを行います。またマモレポ内のメッセージ機能を使用し、相談・報告のあった児童・生徒とのやり取りもできます。

■株式会社マモルについて

　株式会社マモルは、「すべてのこどもたちに、笑顔を。」をビジョンに据え、いじめ防止相談サービス「マモレポ」を運営しております。システムだけでなく、教育コンテンツ開発やいじめ・ハラスメントに関する研修も展開。今後もマモルは、教育×ITの領域で新たなソリューションを提供し、子ども・学校・保護者の安心と笑顔づくりに貢献してまいります。

■アルプス システム インテグレーション株式会社について

　アルプス システム インテグレーション株式会社（ALSI〔アルシー〕）は、電子部品からシステムソリューションまで手掛ける総合メーカー アルプスアルパイン株式会社のグループ会社として、1990年に設立いたしました。製造業の現場で培った「ものづくり」の思想を原点に、「デジタルソリューション」「セキュリティソリューション」「ファームウェアソリューション」「IoTソリューション」を展開しております。今後もALSIは、IT環境の変化に素早く柔軟に対応し、お客様の企業競争力強化と業務改革に貢献してまいります。

（注1） 文科省　令和３年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果

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