小学生のうちに体験しておきたいこと1位は「家族旅行」、背景に6割の家庭が実感する“家族時間の減少”【保護者調査】

株式会社DeltaX(本社:東京都千代田区、代表:黒岩 剛史)が運営する塾選びサービス『塾選』は、「小学生のうちに体験しておきたいこと」について調査しましたので概要をお知らせいたします。
小学生のうちは、家族で旅行に行ったり、祖父母に会いに行ったり、親子で一緒に過ごせる時間が多い時期。しかし、学年が上がるにつれて、子どもが家族以外と過ごす予定も少しずつ増えていきます。特に中学生になると、部活動や定期テスト、友人との付き合いなどで、家族全員の予定を合わせることが難しくなる家庭が少なくありません。
もちろん、家族で過ごす時間が減ること自体は、決して悪いことではありません。友だちとの関係が広がったり、自分の時間を持つようになったりすることは、子どもの成長の一つでもあります。とはいえ、「中学生になる前に、子どもと過ごす時間を充実させたい」と感じる保護者も多いのではないでしょうか。
塾選ジャーナルでは、小4〜小6の保護者100人を対象に、小学生のうちに家族で体験しておきたいことや、家族時間の変化について調査。その結果、小学生のうちに家族で体験しておきたいことは「家族旅行」が80%で最多となりました。
また、小1〜小3の頃と比べて家族時間が減ったと感じる家庭も61%にのぼります。本記事では、調査結果をもとに、小学生家庭が今大切にしたい家族の体験や、その背景にある家族時間の変化を紹介します。
詳細はこちらをご覧ください。
小学生のうちにやっておきたい体験1位は「家族旅行」
「家族旅行」が80%、2位と差をつけて最多に

小学生のうちに家族で体験しておきたいことを聞いたところ、最も多かったのは「家族旅行」で80%でした。特に泊まりがけの旅行は、家族全員の予定を合わせる必要があり、中学生になると部活や塾の予定で調整が難しくなる可能性があります。
「祖父母・親戚との時間」やキャンプなどの「自然体験」も上位
家族旅行に次いで多かったのが「祖父母や親戚との時間」で54%です。また、自然体験への関心も高く、「キャンプ・アウトドア」は48%、「海・川・山での遊び」は45%でした。キャンプや川遊び、山登りなどを通じて、自然との関わり方や少し危険を伴う体験から学んでほしいという声も見られます。
料理・季節行事・家の手伝いなど、日常体験を重視する家庭も
上位には旅行やアウトドアが並ぶ一方で、日常のなかでできる体験を重視する家庭もあります。
「季節行事」は42%、「料理・お菓子作り」は36%でした。遠出や特別なイベントだけでなく、家で一緒に料理をする、季節の行事を家族で楽しむ、買い物や家事を経験するなど、生活に根ざした体験も一定の支持を集めています。
過去に実施した「小学生の体験格差」についての調査でも、子どもに体験させたいこととして「旅行」や「自然体験」が上位となっていました。詳しくは以下もご覧ください。
参考記事:体験格差を知る保護者はまだ半数。9割が『子どもの未来に影響』と回答|保護者100人調査
小学生のうちにやっておきたい背景には「家族時間の変化」がある
では、家族旅行や祖父母との時間、自然体験などを、保護者はなぜ「小学生のうちにやっておきたい」と考えているのでしょうか。理由を見ていくと、家族の思い出を残したいという前向きな思いと、子どもの成長に伴って家族で過ごす時間が変わっていくことへの実感が重なっていることが分かります。
小学生のうちにやっておきたい理由は「友だち時間の増加」と「思い出づくり」が上位

家族で過ごせる時間が短くなる前に、旅行やお出かけ、自然体験などを通じて、親子で振り返れる思い出を残したいという保護者の意識がうかがえます。
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中学生になると部活動や受験勉強で忙しくなるし、次第に親離れしていき友達との付き合いを優先するようになるから。特に泊りがけの家族旅行はできるだけ小学生のうちにしておきたい。(野良黒さん / 岩手県 / 小6女子保護者)
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子どもが成長すれば親子で出かけることも減るので、小学生のうちにたくさん一緒に楽しめる思い出を作りたいと思った。大人になるにつれて買い物がメインになるだろうから、体験できるようなお出かけスポットに連れていきたいと思っている。(U-ヒマさん / 愛知県 / 小4女子保護者)
小学生のうちに「自立の基礎力」を築く体験をしたいという声も
保護者の声からは、小学生のうちに体験しておきたい理由として、「自立のための基礎力」を身につけてもらいたいという思いも読み取ることができました。
例えば、キャンプや川遊び、料理、家庭菜園、防災体験、地域のお祭りなどは、単なるレジャーではなく、自然との向き合い方や生活の知恵、社会や地域との関わりを学ぶ機会として捉えられているようです。
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中学生になると部活などで忙しくなると思うので、自然や世の中のシステムに触れて、生きるための基礎能力を高めておきたいと思っています。危険もあるしお金もかかることなどを通して世の中はどのように回っているのかを伝えていきたいと思います。地域の祭りではコミュニティの意義や文化などについて学べると良いと思っています。(わたもんさん / 石川県 / 小5男子保護者)
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頭の柔らかいこの時期に、色々な刺激と日本という社会に生きているということを学べるような体験をしてほしい。歴史や文化、スポーツ、いろいろな視点で。将来、日本の何かを応援できるような人材になってほしいと思う気持ちがあります。(ぽんぽんさん / 東京都 / 小5男子保護者)
高学年になって家族時間は変わった?低学年との違い
前章で紹介した体験を小学生のうちに重ねたいという思いの背景には、子どもの成長とともに、家族で過ごす時間そのものが少しずつ変化している実感もあるようです。
小1〜小3の頃より、家族時間が減った家庭は61%

小1〜小3の頃と比べて、家族で過ごす時間が変化したかを聞いたところ、「やや減った」が49%、「減った」が12%でした。合わせると、家族時間の減少を感じる保護者が6割を超えます。
家族時間の変化は、中学生になってから急に起きるものではなく、小学生のうちから少しずつ始まっている様子がうかがえます。
家族時間が減る割合には男女差も見られる

小1〜小3の頃と比べて、家族で過ごす時間が変化したかを聞いたところ、「やや減った」が49%、「減った」が12%でした。合わせると、家族時間の減少を感じる保護者が6割を超えます。
家族時間の変化は、中学生になってから急に起きるものではなく、小学生のうちから少しずつ始まっている様子がうかがえます。
家族時間が減る割合には男女差も見られる
家族で過ごす時間の変化を子どもの性別で見ると、男子では「やや減った」が53.4%、「減った」が17.2%でした。合わせると、男子の保護者の70.6%が、低学年の頃より家族時間が減ったと感じています。
一方、女子では「やや減った」が42.9%、「減った」が4.8%で、減少を感じる保護者は47.7%でした。女子のほうが家族時間を維持している家庭が多い傾向も見られます。
高学年になるほど、子どもの予定や一人の時間も増える

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休日に「一緒に出かけよう」と誘っても、「友達とオンラインゲームの約束があるから」と断られることが増えました。また、リビングにいる時間よりも、自分の部屋でYouTubeや動画を見ながら一人で過ごす時間を好むようになり、成長を感じる一方で少し寂しくも感じています。(mikaさん / 福島県 / 小6男子保護者)
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平日の放課後は宿題や習い事で時間が埋まって、家族でゆっくり話す時間が減りました。休日も友達と遊ぶ約束が増えていって、家族で出掛ける機会が以前より少なくなったと感じます。気付くとそれぞれが別々の時間を過ごしていることが増えて、家族でまとまって行動する日が減ったと実感してます。(ゆいんさん / 兵庫県 / 小6男子保護者)
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友達と過ごすことが少しずつ増えていきました。休みの日に家族の買い物に付き合うより、動画やゲームをして1人時間を過ごしたい日もあるそうです。(かふぇねこさん / 東京都 / 小4男子保護者)
学年が上がるにつれて、友人関係や習い事、スマホ・ゲーム・動画など、子どもの世界が広がっていくことが分かります。家にいても一人で過ごす時間が増えたり、休日に友だちとの予定を優先したりすることで、家族でまとまって過ごす時間が減っている家庭もあるようです。
まとめ:この夏休みは、家族で何をする?小学生家庭におすすめの体験ヒント
今回の調査では、小学生のうちに家族で体験しておきたいこととして「家族旅行」が80%で最多となりました。次いで「祖父母や親戚との時間」54%、「キャンプ・アウトドア」48%、「海・川・山での遊び」45%と続き、家族での外出や自然体験を重視する家庭が多いことが分かります。
小学生のうちに体験しておきたい背景には、家族で過ごす時間の変化もありました。小1〜小3の頃と比べて家族時間が減ったと感じる家庭は61%。中学生になると部活動や勉強、友人との予定などで、さらに家族全員の予定を合わせにくくなると考える保護者も少なくありませんでした。
また、こうした体験は家族の思い出作りにとどまりません。小学生の柔軟な時期に、自然や地域、生活の知恵、社会の仕組みに触れ、自立のための基礎を築かせてあげたいという保護者の声もありました。
とはいえ、すでに習い事や友人との予定、保護者の仕事などで、まとまった家族時間を取ることが難しい家庭もあるでしょう。何も特別な旅行だけが、家族でできる体験ではありません。休日に一緒に料理をする、近場へ出かける、地域の行事に参加するなど、日常のなかで短時間でできることも、子どもにとっては立派な家族体験になるのではないでしょうか。
本記事が、小学生のうちに家族でどのような時間を過ごすかを考えるヒントになれば幸いです。
詳細はこちらをご覧ください。
アンケート調査概要
調査対象:小4~小6の保護者(有効回答数100名)
調査時期:2026年5月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「小学生のあいだに家族で体験したいこと」に関する調査
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は、出典「塾選ジャーナル調べ:『小学生のあいだに家族で体験したいこと』に関する調査」と明記し、『塾選ジャーナル』の記事(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/59261/)へのリンク設置をお願いします。
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