【大阪展、開催決定!!】地球の生命史の中で起きた5回の“大量絶滅”に迫る特別展「大絶滅展-生命史のビッグファイブ」を大阪市立自然史博物館で開催!

大阪市立自然史博物館にて、地球の生命史の中で起きた5回の‟大量絶滅“に迫る特別展「大絶滅展-生命史のビッグファイブ」を2026年7月17日(金)~10月12日(月・祝)の会期で開催いたします。

大阪市博物館機構

▲本展メインビジュアル

 生命が誕生してから40億年、地球上では幾度もの生命の危機が訪れました。それは主に地球外からやってきた小惑星の衝突や火山などの地球内部の活動によりもたらされましたが、ときに生命活動そのものが引き金になったこともあります。しかし生命は、その都度、したたかにそれらの危機を乗り越え、絶滅したグループに代わるグループが新たに繁栄することを繰り返すことで、多様性を増加させてきました。

 言わば、大量絶滅は生命の繁栄を促した現象だと捉えることもできるのです。本展では、その中でも規模の大きかった5回の「大量絶滅」事変(通称「ビッグファイブ」)を、化石や岩石に残された様々な証拠から紐解き、「生き物たち」の生存をかけた進化の歴史を辿ります。

監修

矢部 淳(総合監修、国立科学博物館 生命史研究部 進化古生物研究グループ長)

佐野 貴司(国立科学博物館 理学研究部長)

甲能 直樹(国立科学博物館 生命史研究部長)

重田 康成(国立科学博物館 生命史研究部 環境変動史研究グループ長)

對比地 孝亘(国立科学博物館 生命史研究部 進化古生物研究グループ 研究主幹)

木村 由莉(国立科学博物館 生命史研究部 進化古生物研究グループ 研究主幹)

齋藤 めぐみ(国立科学博物館 生命史研究部 環境変動史研究グループ 研究主幹)

久保田 好美(国立科学博物館 生命史研究部 環境変動史研究グループ 研究主幹)

芳賀 拓真(国立科学博物館 生命史研究部 環境変動史研究グループ 研究主幹)

三上 智之(国立科学博物館 生命史研究部 日本学術振興会 特別研究員 PD)

監修者メッセージ

生命の歴史を大きく方向づけてきた「ビッグファイブ」は、現在、世界中の研究者が解明に取り組んでいる生命史研究上の大きなテーマです。小惑星の衝突により恐竜が“絶滅”したことで一般にもよく知られる5回目の大量絶滅、中生代/新生代境界(K-Pg境界)の事変だけでなく、他の4回の事変についても、その概要が少しずつ理解されつつあります。本展では、科博の古生物研究者全員と火山の研究者が協力して、文字通り、私たちの知識と人脈をフル活用し、ビッグファイブの最新研究を紹介します。中でも本展では、ビッグファイブのいくつかと深く関わるモロッコにおいて、オルドビス紀末の絶滅前の世界を垣間見ることができる「フェゾウアタ化石群」や、デボン紀の巨大魚類ダンクルオステウスなどの発掘、三畳紀末の絶滅に関わる火山活動の調査なども実施しました。これらの世界初公開の調査結果をはじめ、本邦初公開となる標本・情報が満載です。ぜひ、ご期待ください。

総合監修 矢部 淳(やべ あつし)(国立科学博物館 生命史研究部 進化古生物研究グループ長)

ビッグファイブとは…

生命の歴史の中で「進化」と「絶滅」は隣り合わせにある現象です。通常、100万年ごとに10%程度の種が絶滅すると考えられていますが、通常の絶滅とは異なって、短期間に75%以上もの分類群が絶滅したとされる現象(=大量絶滅)が過去に何度も起こっています。そのうち最も大きな5回の絶滅現象がビッグファイブです。ビッグファイブを境としてそれ以前と以降の生命の世界が大きく変わったため、それが次の新しい世界へと繋がる大きな原動力になったという考え方があります。

1 オルドビス紀末 約4億4400万年前

2 デボン紀後期 約3億8000万年前~約3億6000万年前

3 ペルム紀末 約2億5200万年前

4 三畳紀末 約2億100万年前

5 白亜紀末 約6600万年前

開催概要

  1. 展覧会名:特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」

         Special Exhibition: Mass Extinctions―BIG FIVE

  2. 会  期:2026年7月17日(金)~10月12日(月・祝)

  3. 開館時間:9時30分~17時(入場は16時30分まで)

  4. 休 館 日 :月曜日(祝休日の場合は開館し、翌平日休館。ただし、8月3日・10日は開館)

  5. 会  場:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)

         https://omnh.jp/

         〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23

  6. 主  催:大阪市立自然史博物館、NHK大阪放送局、NHKエンタープライズ近畿、読売新聞社

  7. 特別協力:国立科学博物館

  8. 入 場 料 :大人2,000円(1,800円)、高校・大学生1,500円(1,300円)、

         小・中学生700円(500円)

          ※カッコ内は前売り及び20名以上の団体料金

          ※前売券は2026年5月中旬発売予定

          ※未就学児は無料。

          ※障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料(要証明)。

          ※高校・大学生は要学生証。

  9. アクセス:■Osaka Metro 御堂筋線「長居」駅3号出口・東へ約800m

         ■JR阪和線「長居」駅東出口・東へ約1km

         ■大阪シティバス「長居東」停留所

※本展の詳細は、後日改めて発表いたします。

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会社概要

URL
https://ocm.osaka/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
大阪府大阪市中央区大手前4丁目1番32号 大阪歴史博物館内
電話番号
06-6940-4330
代表者名
真鍋精志
上場
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資本金
-
設立
2019年04月