クラウドカメラサービス「ソラカメ」、APIを正式提供

APIでカメラ映像の取得やダウンロードが可能、独自の管理画面やAIソリューションに連携

株式会社ソラコム

2022年10月6日 11時01分

株式会社ソラコム（本社：東京都世田谷区、代表取締役社長　玉川憲、以下、ソラコム）が提供しているクラウドカメラサービス（略称：ソラカメ）において、APIを正式に提供開始します。本機能は2022年7月よりLimited Previewとして申請いただいた法人ユーザーに限り先行的に提供してきましたが、2022年10月6日よりクラウド録画ライセンスをご契約のすべての方がご利用いただけます。

ソラカメは、カメラの映像をクラウドに録画するサービスです。お客さまは専用のスマートフォンアプリからライブ映像や録画の閲覧、カメラの設定管理などができます。

ソラカメAPIでは、カメラ情報の取得や、カメラのライブ映像、もしくは常時録画映像のストリーミング再生や、常時録画映像や静止画のダウンロードが可能です。

多数のカメラを使うようなケースでは、カメラの状態情報を定期的に取得すれば死活監視等の自動化に役立てられます。また、他のシステムからAPIを呼び出すことで、別のシステムにソラカメの映像や静止画を連携でき、例えば、ユーザーが利用するシステムのWebアプリ画面にカメラの映像を組み込んだり、独自の管理コンソールを開発することや、定期的に任意のサーバーに映像をダウンロードして保管することも可能です。

さらに、クラウド側で動かすAIアルゴリズムと連携させれば、物体の在庫検知や人流カウント、人の立ち入り検知など画像解析ソリューションの開発にもご利用いただけます。なお、静止画については画像解析を容易に行うため、予め広角レンズの歪み補正を行った画像を取得することも可能です。

ソラカメのAPIへのアクセスログは保管され、監査ログ機能からアクセス履歴を確認することができます。

また、2022年10月26日から28日まで、幕張メッセで開催される「第13回 Japan IT Week 秋」にソラコムは出展し、ブースにおいてソラカメを展示、詳細の機能をご紹介します。

ソラコムは、IoTテクノロジーをより使いやすくする「IoTの民主化」を通じて、お客さま、パートナー企業のビジネスイノベーションに貢献していきます。

ソラカメ APIの詳細

API で提供される機能
APIを利用することで、アプリではできない操作が可能になります。

- カメラ情報取得 API
- ライブ映像ストリーミング再生 API
- 録画映像ストリーミング再生 API
- 録画映像ダウンロード API
- 静止画ダウンロード API

料金
無料
- ソラカメのクラウド常時録画ライセンスが有効になっているカメラでご利用いただけます。
- ソラカメのクラウド録画の視聴はカメラ1台あたり毎月72時間という制限があります。API 経由での録画データのダウンロードやストリーミングの視聴（録画、ライブ映像両方）はこの視聴時間にカウントされます。視聴制限を超える利用については、お問い合わせください。

ご利用方法
ソラカメユーザドキュメントをご覧下さい。

提供形式
SORACOM API
SORACOM API SandBox
SORACOM CLI

ウェブサイト
https://soracom.jp/sora_cam/

クラウドカメラサービス「ソラカメ」

「ソラカメ」は、Wi-Fi 経由でカメラの映像をクラウドに常時録画できるクラウドカメラサービスです。

特徴
- iOS/Android スマートフォンと Wi-Fi があれば利用をはじめられる
- 映像を常時録画し、クラウド上で保存する「クラウド常時録画」機能。契約ライセンスに応じて7日、14日、30日間の保存に対応
- 動きや音などの変化をカメラが検知した場合に短時間の動画を保存する「クラウドモーション検知”無制限”録画」機能

ソラカメ対応カメラ
- ATOM Cam 2　3,480円/1台（税込）
- ATOM Cam Swing　4,980円/1台（税込）