【年収1,320万円】GCP案件 2024年最新｜フリーランス副業調査

フルリモート案件が半数以上、Google Cloud Platform（GCP）案件の調査結果

CAMELORS株式会社

2024年12月3日 09時00分

フリーランス・複業・副業の求人マッチングサービス『SOKUDAN(ソクダン)』を運営する、CAMELORS株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：田根靖之）がお知らせいたします。

2024年最新のフリーランス・副業の「GCP案件の調査レポート」を発表します。

約5,000件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件（一部抜粋）から作成しました。

■調査サマリー

・GCP案件の平均年収1,320万円

・週3日以下の案件が76%超

・フルリモート案件が57%超

■目次

・GCP案件の平均年収

・GCP案件のリモート可否、稼働日数

・GCP案件案件の多い業界、職種

・GCP案件の特徴、できること、作れるもの、フレームワーク、将来性

■調査結果はこちら

【2024年】GCP案件平均年収、案件数｜フリーランス副業調査

https://magazine.sokudan.work/post/BVbH5j6k

調査対象

SOKUDAN（ https://sokudan.work/ ）に掲載された求人案件（一部抜粋）の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。

・対象期間

2019年7月1月ー2024年1月2日

・対象案件数

　2,289件　※一部抜粋

※本データ引用の際のお願い

メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。

出典：SOKUDAN Magazine ( https://magazine.sokudan.work )

GCP案件の平均年収

GCPエンジニアの年収データを分析したところ、平均年収は1,320万円で、中央値は1,386万円と高水準を示しています。月収ベースでは110万円となっており、時給換算すると6,548円という結果が出ています。これらの数値は、GCP関連の技術スキルが市場で高く評価されていることを示唆しています。

GCP案件の稼働日数

週2~3日: 76.19%

週4~5日: 19.05%

週1日: 4.76%

GCP案件における稼働日数の分析結果によると、週2～3日の案件が76.19%と圧倒的多数を占めています。次いで週4～5日のフルタイムに近い案件が19.05%となっており、週1日のスポット案件は4.76%と比較的少数です。このデータから、GCP案件の多くが柔軟な勤務形態を採用しており、副業や複数案件の掛け持ちが可能な働き方が主流となっていることがわかります。

GCP案件のリモート可否

フルリモート(在宅OK): 57.14%

リモート(一部)可: 42.86%

GCP案件のリモートワーク対応状況を見ると、フルリモート（完全在宅）で対応可能な案件が57.14%と過半数を占めています。また、一部リモートワーク可能な案件も42.86%あり、合計すると全案件がなんらかの形でリモートワークに対応していることがわかります。この傾向は、GCP案件においてリモートワークが標準的な働き方として定着していることを示しています。

GCP案件案件の多い業界

SaaS: 65.90%

AI（人工知能）: 16.1%

コンサルティング: 9.82%

ブロックチェーン: 4.48%

EC・メディア: 3.7%

GCP案件の業界別分布を分析した結果、SaaS業界が全体の65.90%を占め、圧倒的な存在感を示しています。これは、クラウドサービスとSaaSビジネスモデルとの高い親和性を反映していると考えられます。

次点となるAI（人工知能）分野は16.1%のシェアを持ち、機械学習やデータ分析におけるGCPの強みを活かした案件が増加傾向にあることを示しています。コンサルティング業界は9.82%を占め、企業のクラウド移行やデジタルトランスフォーメーション推進に関連する案件が中心となっています。

ブロックチェーン分野は4.48%、EC・メディア分野は3.7%と比較的小さなシェアながら、これらの分野でもGCPの活用が着実に進んでいることが窺えます。この結果から、GCPエンジニアのキャリア形成においては、特にSaaSおよびAI分野での経験が重要な強みとなることが示唆されています。

GCP案件案件の職種

バックエンドエンジニア: 85.71%

データサイエンティスト:9.02%

プロジェクトマネージャー:4.76%

フロントエンドエンジニア: 3.5%

GCP案件における職種分布を見ると、バックエンドエンジニアが85.71%と圧倒的多数を占めています。次いでデータサイエンティストが9.02%、プロジェクトマネージャーが4.76%となっており、フロントエンドエンジニアは3.5%と比較的少数です。この結果から、GCP案件ではインフラストラクチャやサーバーサイドの開発、運用に関する需要が特に高く、バックエンド技術者のスキルが最も求められていることが明確に示されています。

【GCPの特徴】

Google Cloud Platform（GCP）は、Googleが提供するクラウドコンピューティングサービスとして、高い信頼性と革新的な技術基盤を特徴としています。特筆すべきは、Googleが自社のサービス運営で培った技術とインフラを活用していることで、世界規模のデータセンターネットワークによる高速な処理能力と安定性を提供しています。

AIと機械学習の分野では、TensorFlowとの優れた統合性を持ち、高度な分析機能を実現します。また、オートスケーリング機能により、需要に応じて自動的にリソースを調整し、コスト効率の最適化を実現します。

セキュリティ面では、デフォルトで暗号化が適用され、多層的なセキュリティ対策を実装。さらに、環境への配慮も特徴の一つで、100%再生可能エネルギーでの運用を実現しています。

【GCPでできること】

GCPは幅広い用途に対応する多様なサービスを提供しています。コンピューティングサービスでは、Compute Engineによる仮想マシンの展開やApp Engineによるサーバーレスアプリケーションの構築が可能です。

データベース管理では、Cloud SQLやCloud Spannerを通じて、リレーショナルおよびNoSQLデータベースの運用ができます。ビッグデータ処理においては、BigQueryを使用した大規模データの分析や、データパイプラインの構築が実現可能です。

AIと機械学習の分野では、Vision AIやSpeech-to-Text等のAPIを活用し、画像認識や音声認識などの高度な機能を簡単に実装できます。また、コンテナ化されたアプリケーションの運用では、Google Kubernetes Engine（GKE）を使用した効率的なオーケストレーションが可能です。

【GCPで作れるもの】

GCPを活用することで、以下のような様々なソリューションを構築できます：

1. エンタープライズアプリケーション

- マイクロサービスベースの大規模Webアプリケーション

- リアルタイムデータ処理システム

- IoTプラットフォーム

2. AI/ML ソリューション

- 画像認識システム

- 自然言語処理アプリケーション

- 予測分析モデル

3. データ分析プラットフォーム

- ビッグデータ分析システム