東急ビルメンテナンス、外国人従業員とのコミュニケーションのインフラとして『カミナシ従業員』を導入

深刻な人手不足・従事者の高齢化を背景に、高品質のサービス提供維持のために外国人従業員が活躍できる環境の構築を目指す

株式会社カミナシ

2024年11月19日 10時17分

現場DXプラットフォーム『カミナシ』シリーズを提供する株式会社カミナシ（本社：東京都千代田区、代表取締役：諸岡裕人、以下「カミナシ」）は、東急ビルメンテナンス株式会社（本社：東京都世田谷区、代表取締役：大熊剛、以下「東急ビルメンテナンス」）が、現場従業員管理システム『カミナシ従業員』を導入したことをお知らせします。

ビルメンテナンス業界の現状

主にデスクワーク以外の業務を行うノンデスクワーカーの人手不足の状況は、デスクワーカーよりも深刻です。その中でもビルメンテナンス業界の人手不足は、ビルメンテナンス業を営む事業者を対象に実施された人手不足に関する調査で90％超が人手不足と回答するほど、非常に厳しい状況に置かれています。（※）

また「ビルメンテナンス情報年鑑2023」によると、一般清掃業務で最も多い年齢層は60歳以上で、全体の46.7%とほぼ半数に近い割合となっています。人手不足に従事者の高齢化も相まって、ビルメンテナンス業界の人手不足の状況は今後ますます悪化することが想定されます。

そういった状況もあり、ビルクリーニング分野は技能実習や特定技能といった在留資格で外国人労働者が働くことが可能な分野に指定されており、今後従事する外国人労働者が増加することが見込まれます。

※出典：ビルメンテナンス業の人手不足に関する実態調査（2024年8月、ザイマックス不動産総合研究所）

導入背景

東急ビルメンテナンスは、東急グループの一員としてオフィスやマンション、商業施設といった建物の設備管理、清掃、警備・保安等のサービスを提供する総合ビルメンテナンス企業です。これまで業界のリーディングカンパニーとして、豊富な実績を基盤に高品質なサービスを提供してきました。しかし、現状や今後の状況を見据え、引き続き高い品質でサービスを提供し続けていくためには「外国人材の採用」と「外国人材が活躍できる環境の構築」が急務と考え、外国人従業員とのコミュニケーションのインフラとして活用すべく、現場従業員管理システム『カミナシ従業員』の導入を決定しました。

想定する活用方法・期待できる成果

導入初期では以下の活用方法や成果を見込んでいます。

「お知らせ機能」の活用により、外国人従業員にも重要な周知事項が伝わる環境の構築
「チャット機能」を活用し、従業員間で清掃状況や業務中に起きた問題をスムーズに共有し、高品質なサービス提供を維持する体制の整備

東急ビルメンテナンスコメント

東急ビルメンテナンス株式会社常務取締役鈴木志様

弊社は、東急グループが保有する商業施設やオフィスビル、マンション等をはじめ、多くの建物の管理を手がけています。そのビルメンテナンスの現場での安定的なサービス提供のため、外国人材の活用を拡げています。そのなかで、言語の壁による外国人従業員との意思疎通の難しさを感じていました。『カミナシ従業員』は、その解決はもちろん、日本人も含め「全従業員との情報のやりとりのインフラ」となる有用なサービスだと感じたこと、そしてカミナシの掲げる「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」という考え方に非常に共感したことから導入を決めました。今後、現場従業員への導入推進とともに、外国人材が欠かせない存在となるビルメンテナンス業界に向け、彼らのさらなる活躍を実現するためカミナシ社との協業も進めていきたいと考えています。

現場従業員管理システム『カミナシ従業員』について

『カミナシ従業員』は、現場管理者・総務部門と従業員間の情報や書類のやりとりを1つのサービス上で完結できるシステムです。業務連絡や書類のやりとりを紙・口頭中心で行っている場合に起きる「誰に何を伝えたのかわからない、伝えたいときに伝えられない」「言語の壁があり外国人従業員との意思疎通が難しい」「必要な書類をすぐに渡せない、もらえない」といった課題を解決します。業務連絡の一斉配信や既読管理、チャット、給与明細配布のほか、13言語への多言語翻訳により、日本語が不得手な外国人従業員とのコミュニケーションも円滑に行えます。料金は月額課金制です。

https://employee.kaminashi.jp/