ZESDAのAI活用推進から個人の社会実装へ。プロボノスタッフが障がいや言語の壁を越える会話支援アプリ「コミュヘル」を開発・公開!

組織内のAI導入カルチャーが後押し。非エンジニアが12年越しの構想をAIと共にわずか3か月で具現化し、Google Playにてリリース

NPO法人ZESDA

初回の方は3日間無料で使えます

特定非営利活動法人ZESDA(代表理事:桜庭大輔、所在地:東京都中央区、以下NPO法人ZESDA)は、AIの導入と活用の取組を組織的に推進しています。今般、この取組から発展して、プロボノスタッフである高田竜一が、音声・文字・多言語翻訳を通じて障がいや言語の壁を越える会話支援アプリ「コミュニケーションヘルパー(コミュヘル)」を個人開発し、Google Playにて正式リリースしたことをお知らせします。

「コミュヘル」は、音声の文字起こし、テキストの読み上げ、多言語翻訳を組み合わせ、聞こえ方や見え方、言語が異なる人々が同じ会話の輪に自然と参加できる環境を提供するサービスです。

本リリースでは、ZESDAのAI活用カルチャーが個人の長年の問題意識を解き放ち、パラレルキャリアによる迅速な社会実装へと結実した背景と、アプリの詳細についてご紹介いたします。

※なお、本アプリの開発および運用は高田個人によって行われています。


■ZESDAでのAI導入と活用の取組

NPO法人ZESDAは、「プロデュース人材の育成」と「パラレルキャリアを通じた地域・社会課題の解決」を掲げて活動しています。本業を持つ多様なメンバーがプロボノとして参画する中で、時間的・技術的制約を乗り越えて価値を創出するため、当法人では早い段階から組織内でのAIツールの全面的な導入と活用を進めてまいりました。

広報コンテンツの作成支援や業務プロセスの効率化にとどまらず、メンバー各自が自身の専門性や問題意識をAIの力でいかに拡張できるかを探求する勉強会や知見の共有を定期的に実施しています。

こうした活動を契機として、今回、非エンジニアであるスタッフの高田が、長年温めていた構想を生成AIの支援によってわずか3か月でアプリとして具現化し、リリースへと至りました。

■ 構想の原点は、音楽イベントで出会った子どもたちと家族

約12年前、高田は音楽事務所を起業し、商業施設などで地元のミュージシャンが出演するイベントの企画・制作をしていました。出演者の入れ替え中も会場の一体感を保つため、障がいのある子もない子も共に学び、踊るキッズダンスチームに出演を依頼していたことがすべての始まりでした

当初はイベントへ出演を依頼する関係でしたが、食事やボランティア活動を通じて、子どもたちやそのご家族との交流が次第に深まっていきました。その中で、「自分が同じ障がいを持つ立場だったら、どう行動するだろうか」「本人だけでなく、支えるご家族の負担を軽くできないだろうか」と強く意識するようになりました。

そこで、携帯電話の販売や電波調査など、自身が培ってきた通信業界での実務経験をヒントに着想したのが、文字や音声を組み合わせた意思疎通の支援でした。

高田が思い描いたのは、聞こえにくい方、見えにくい方、障がいのない方が、気兼ねなく一緒にファミリーレストランで食事をしたり、旅行に出かけたりできる日常の風景です。伝える手段や受け取る手段が異なっていても、誰もが自然と同じ会話の輪に参加できる仕組みを目指し、アプリの構想がスタートしました。

■ 費用と技術の壁で止まっていた構想を、AIで実現

当時、高田は既存のアプリを調べ、構想を詳細な企画書にまとめました。しかし、自身にプログラミング技術はなく、外注に要する多額の開発費用の壁にも直面し、開発・実装を断念せざるを得ませんでした。

転機となったのは、近年のAI技術の進展に伴い、自身でブログ記事の作成やSNS投稿の自動化に取り組み始めたことです。AIと対話しながら試行錯誤を重ねる中で、「今の技術を使えば、10年以上前に諦めたあの構想を自分自身の手で形にできるのではないか」と確信し、アプリ開発に踏み切りました。

そして、ZESDAのメンバーとの日常的な交流や、組織全体でAIを業務に実装していく積極的なカルチャーに触れたことも、この挑戦を強力に後押ししました。実現したい機能要件や具体的な利用シーンをAIへプロンプトとして指示し、コード生成、バグ修正、動作検証を二人三脚で反復。開発着手からわずか約3か月で、Google Playでの正式リリースに漕ぎ着けました。

■ 文字・音声・翻訳で、同じ会話に参加できる環境を整備

コミュヘルは、音声のリアルタイム文字起こし、テキストの音声読み上げ、多言語翻訳機能を統合した会話支援サービスです。発話が困難な状況でも、「はい」「いいえ」「ありがとう」「トイレ」などの定型カードを選択するだけでスムーズに意思を音声出力できます。現在は日本語・英語・韓国語の3言語に対応しています。

ホストが会話用の「ルーム」を作成し、参加者はQRコードの読み取りまたは合言葉の入力で簡単に入室可能です。参加側はアプリのインストールや会員登録が不要で、スマートフォンのWebブラウザから即座に利用を開始できます。主な利用シーンは、以下のような場面を想定しています。

「コミュヘル」の実際の操作画面。聞こえ方や見え方が異なっていても同じテーブルで食事と会話を囲むことができ、海外からの旅行者に話しかけられても普段通りの日本語で安心して応じられる――。そんなあたたかいコミュニケーションの風景を思い描きながら設計されました。食文化や地域の体験を分かち合い、対話を通じて互いを知る喜びが広がる世界を目指しています。

【友人やご家族との外食・旅行】

聞こえにくい方は会話内容をテキストで視覚的に把握し、文字の認識が難しい方は音声読み上げで確認するなど、各自に適した手段で同じ会話に参加できます。

「何を食べたいか」「次はどこへ行きたいか」といった日常の会話において、当事者の意思表示と相互理解を支えます。

【飲食店・観光地での訪日外国人との交流】

店員が日本語で話した料理や日本酒の説明が、相手の母国語へ即座に翻訳され、旅行者からの質問も日本語テキストに変換されて共有されます。単なる注文のやり取りにとどまらず、味わいや食文化、地域の魅力について言葉の壁を越えて語り合うきっかけを創出します。

【福祉施設や在宅介護での日常的な意思表示】

発話や細かなタイピングが難しい場面でも、ワンタップの定型カード選択や簡易な文字入力・読み上げを活用することで、本人の要望や体調をご家族・施設職員へ正確に伝えるコミュニケーション補助具として機能します。

※上記は想定利用例です。利用者の状況や通信・端末環境に応じた最適な操作性を検証し、フィードバックをもとに継続的なアップデートを行ってまいります。

■ 翻訳機能に込めた、相互理解への思い

コミュヘルに多言語翻訳機能を実装した背景には、開発の根底にある「相互理解」の思想があります。

日本の歴史や文化、伝統に強い関心を持って訪れる外国人旅行者が増えている一方で、受け入れ側の市民や店舗スタッフが外国語への苦手意識から身構えてしまい、せっかくの交流の機会を逃してしまう場面は少なくありません。高田自身も、そうした言語の壁による戸惑いや不安を実感してきた一人です。

相手は母国語で話し、こちらは普段通りの日本語で応じる――そんな双方向のやり取りが自然に成立する仕組みがあれば、初対面でも会話を始める心理的ハードルを大きく下げることができます。そして、その何気ない一言の交わし合いこそが、その土地の文化や人への深い理解へとつながっていきます。

障がいの有無や国籍の違いにかかわらず、相手の想いやバックグラウンドを最初から完全に理解することは容易ではありません。だからこそ、自分の意思を「伝え」、相手の言葉を「聞き」、互いの意図を「確かめ合う」機会を一つでも増やすこと。その地道なコミュニケーションの積み重ねを支える存在でありたいと願っています。

■ 開発者・高田竜一のコメント

私にとって、コミュヘルの根底にあるテーマは『相互理解』です。

聞こえ方や見え方が異なっていても、同じテーブルを囲んで会話と食事を楽しめる。海外から訪れた旅行者が地域の人に話しかけ、話しかけられた側も自然体の日本語で応じられる。そんなあたたかい日常の景色を思い描きながら開発しました。

私自身、相手の立場や心情を最初からすべて理解できるわけではありません。だからこそ、まず互いに思いを『伝え合う』小さなきっかけが必要だと感じています。そうした対話と相互理解の積み重ねの先に、誰もが心地よく共生できる社会、ひいては平和につながる道があるのではないか――それが私個人の切なる願いです。

12年以上前に技術と費用の壁で断念していたこの構想は、ZESDAの活動に参画し、最新のAIを組織全体で実践的に活用していく刺激的な環境や仲間に出会えたからこそ、形にすることができました。今後は実際に使ってくださる方々の声を真摯に伺いながら、日々の暮らしに寄り添い、本当に役立つサービスへと育てていきたいと考えています。

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■ 公開後の展望:現場の声に寄り添う改善と、安全な運用の徹底

今後は、地域の飲食店や福祉施設などで案内カードの配布を進め、実際の利用現場から得られるフィードバックをもとに、UI/UXの向上や想定シーンに応じた機能改善を迅速に進めてまいります。

また、利用者が安心して会話を楽しめるよう、プライバシーの保護と通信の安全性確保を最重要課題と位置づけています。セキュリティ脆弱性の定期的な点検、機能改修に伴う検証プロセスの徹底、継続的なシステム保守を行い、誰もが信頼して長く使い続けられるサービスの運用基盤を確立してまいります。

■ アプリ概要

名称:コミュヘル - コミュニケーションヘルパー

開発・運営:高田竜一/soundrecords.jp

提供:Google Play(Android)

対応言語:日本語・英語・韓国語

料金:部屋の作成は月額300円、部屋への参加は無料

初回無料体験:3日間

Google Play:

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.soundrecords.comyuhel

※最新の利用条件は、アプリ内の申込画面をご確認ください。

コミュヘルのアイコン

■ アプリに関する問合せ先

担当:高田竜一

メール:info@soundrecords.jp

■ NPO法人ZESDAについて

NPO法人ZESDAは、地域と世界をつなぐ事業づくりや、その担い手の育成に取り組むパラレルキャリア団体です。多様な本業を持つメンバーが知識や経験を持ち寄り、地域の産業・文化などに関わるプロジェクトを進めています。

公式サイト:https://zesda.jp/

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会社概要

URL
https://zesda.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都中央区銀座1-22-11 銀座大竹ビジデンス2F
電話番号
-
代表者名
桜庭大輔
上場
未上場
資本金
-
設立
2012年08月