第49回「ライツ・フォトグラフィカ・オークション」
ライカのハーフサイズカメラのプロトタイプ、セバスチャン・サルガドが所有していた「ライカR6」、ライカを代表するレンズなど注目アイテムが一堂に

ライカカメラ社(Leica Camera AG、本社:ドイツ・ウェッツラー、以下ライカ)は、第49回「ライツ・フォトグラフィカ・オークション」を11月28日にウェッツラーのライツ・パーク内にあるLeica Weltにて開催いたします。「ライツ・フォトグラフィカ・オークション」は、歴史的に価値が高いカメラやヴィンテージのカメラアクセサリーを専門に取り扱うオークションです。今回の注目アイテムは、1950年代に製造された非常に希少なハーフサイズカメラ「Leica BOX」のプロトタイプ、マグナム・フォトのメンバーであった著名な写真家 セバスチャン・サルガド(1944–2025)が所有していた「ライカR6」、そして「Elcan 66mm f/2」を再解釈した「ライカ ズミクロンM f2/66」レンズです。また、オークション期間中にはLeica Weltにて「ライカ ノクティルックス」レンズの誕生60周年を記念する特別展も開催されます。
今回のオークションには400点を超えるアイテムが出品される予定で、その大部分はライカのカメラやレンズ、アクセサリーですが、他メーカーのアイテムも多数出品されます。落札価格は数百ユーロから数十万ユーロに及ぶと予想されています。
「第49回目となる今回のオークションでも魅力的なアイテムをご紹介できることを大変嬉しく思います。過去100年に登場したカメラやアクセサリーに加えて、今後価値が高まると見込まれるアイテムもラインナップしました」と、オークションハウスであるライツ・フォトグラフィカ・オークションの社長 アレクサンダー・セドラクは語っています。「過去のオークション同様に、今回も歴史的に価値が高いレアなアイテムと特別限定モデルには特に人気が集まるでしょう。その中でも『Leica BOX』はとりわけ注目度が高い逸品。動作する個体として現在、その存在が確認されているのは今回出品される1台のみです」。
Leica BOX 18x24mm prototype
1950年代半ばに製造された「Leica BOX」のプロトタイプが今回出品されます。35mmカメラの1コマの半分(18×24mm)のサイズで撮影するこのハーフサイズカメラは、ボディサイズがわずか100×64×48mmと非常にコンパクトで、ライカがこれまでに製造した中でも最も小さいカメラのひとつです。

製造されたのはわずか2台のみで、そのうち1台は現在ウェッツラーのライカミュージアムに展示されています。その1台は設計の研究用として製造されたため動作はしません。今回出品されるのはもう1台の方で、こちらは完全に動作し、シリアルナンバーが「000.01」となっています。この「Leica BOX」はライカ史における最も希少なカメラのひとつとして知られており、予想落札価格は40万~50万ユーロです。
Summicron-M 66 f/2 with serial number 001
ライカを代表するレンズのひとつである「ズミクロン」のルーツは、カナダにあったライツ社の子会社 エルンスト・ライツ・カナダ社にあります。同社に在籍していたウォルター・マンドラー博士は、アメリカ海軍の依頼を受けて「Elcan 66mm f2」を開発。博士によると、アメリカ海軍の情報機関から求められたのは「見た目はごく普通だが、極めて高い解像性能を備えた」レンズでした。
そして1960年代後半、エルンスト・ライツ・カナダ社は「Elcan 66mm f2」を200本のみ製造しました。こうしてライカMシステムの中でも希少性がきわめて高いレンズが誕生したのです。
ライカは今年、「Elcan 66mm f2」を再解釈した「ライカ ズミクロンM f2/66」を660本限定で販売しました。その中でコレクターズアイテムとして非常に価値が高いシリアルナンバー「001」の個体が今回のオークションに登場。予想落札価格は1万6,000~2万ユーロです。

今回のオークションでは、他のレンズも大きな注目を集めそうです。ライカは1966年に「ノクティルックス」レンズの製造に着手し、同年ドイツのケルンで開催された「フォトキナ」で発表しました。発表された「ノクティルックス」は非常に明るい大口径レンズとして知られ、光量の少ないシーンでも細部まで高コントラストに描写できることが特徴でした。
セバスチャン・サルガドが所有していたカメラ、限定版の写真集、写真作品
「ライツ・フォトグラフィカ・オークション」では、希少なアイテムや特別限定のアイテム以外にも特別な来歴を持つカメラやアクセサリーが注目を集めます。今回出品される特筆すべき来歴の逸品は著名な写真家 セバスチャン・サルガド(1944–2025)が所有していた「ライカR6」です。

写真家集団マグナム・フォトのメンバーにも名を連ねていたブラジル生まれのサルガドは、この「ライカR6」で湾岸戦争時にクウェートで発生した油田火災の様子を記録しました。この作品シリーズは、サルガドの国際的な評価を高めるきっかけとなりました。今回出品される「ライカR6」には、その作品シリーズの中の写真2点と、写真集『Workers』の限定版(サルガドのサイン入り)が付属します。予想落札価格は2万8,000~3万2,000ユーロです。
Leitz ON 第2弾がふたたび開催
ウェッツラーでのオークションとは別に、オンライン限定オークションの「Leitz ON(ライツ・オン)」も再び開催されます。カメラ関連アイテムへより気軽にアクセスできる「Leitz ON」は、各種メーカーのカメラやカメラアクセサリーを豊富に取り揃えるほか、1920年代から現在までの写真作品も取り扱っています。入札期間は10月29日から11月29日までです。出品アイテムおよび入札手順についての詳細は、ウェブサイトでご覧いただけます。
入札は会場のほかオンライン、書面、電話でも可能
第49回「ライツ・フォトグラフィカ・オークション」は、2026年11月28日正午(中央ヨーロッパ時間。日本時間同日20時)よりドイツ・ウェッツラーにあるライツ・パーク内のLeica Weltにて開催されます。事前入札は、オンライン、書面、電話で受け付けます。オークション当日はライブオークションサイト(www.leitz-auction.com および www.liveauctioneers.com)でのリアルタイム入札も可能です。
今回のオークションについての詳細は、「ライツ・フォトグラフィカ・オークション」のウェブサイトでご覧いただけます。
ライツ・フォトグラフィカ・オークション
ライカカメラ社について
ライカカメラ社はカメラ、レンズ、スポーツオプティクスを製造・販売するグローバルなプレミアムメーカーです。近年は成長戦略の一環として事業領域を拡大しており、モバイルイメージング(スマートフォン)の分野にも進出しています。また、高品質な眼鏡レンズと腕時計の製造も手がけるほか、自社製プロジェクターによりホームシネマ市場に参入しています。本社はドイツ・ウェッツラーにあり、ポルトガルのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカンには第2工場を置いています。世界各地に独自の販売会社と約120のライカストアを構え、グローバルな販売ネットワークを構築しています。ライカは、革新技術と組み合わさった「最高水準の品質」「ドイツならではのクラフツマンシップ」「インダストリアルデザイン」の代名詞となっています。ライカにとって写真文化の育成へのコミットメントは欠かせないものであり、その一環として世界各地に約30箇所のライカギャラリーを設置、ライカアカデミーを開催するほか「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」や「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」といった国際的アワードの主催をはじめ写真文化の振興に取り組んでいます。
Leica Camera Japan
https://leica-camera.com
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