山崎ナオコーラ氏、鷲尾龍華氏【サイン会】決定!トークイベントを京都で初開催
作家・山崎ナオコーラ×石山寺座主・鷲尾龍華が「源氏物語」を語る。今、古典を読むこととは。古典を継承するとは。
株式会社東急文化村(東京・渋谷)が主催するBunkamuraドゥマゴ文学賞は、THE KYOTO(京都新聞総合研究所)、淡交社との共催でトークイベント『源氏物語のはじまり、そしてミライへ』を京都で初開催。この度、登壇する山崎ナオコーラ氏、鷲尾龍華氏によるサイン会が決定しました。
■作家・山崎ナオコーラ×石山寺座主・鷲尾龍華が「源氏物語」を語る
作家と親密な空間を共有して文学を楽しむ「Bunkamuraドゥマゴサロン 文学カフェ」では、これまで様々なテーマで作家が登壇してきました。初めて京都で開催する今回は「源氏物語」をテーマに、第33回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞者の山崎ナオコーラ氏と、「源氏物語」の起筆の地とされる石山寺座主の鷲尾龍華氏が登壇します。名作古典が描かれた当時の女性たちの生き方について、古典と向き合う作家と座主の目線から語り合うトークイベントです。
■サイン会が決定!
この度、トークイベント終演後に山崎ナオコーラ氏、鷲尾龍華氏によるサイン会が決定しました。サイン会の対象となるのは、山崎氏著『ミライの源氏物語』、鷲尾氏著『ほとけの誓い、おもき石山 紫式部ゆかりの寺にて』(いずれも淡交社刊)を当日会場にてご購入、またはご持参いただいた方のみ、お一人様各1冊までです。
『ミライの源氏物語』(淡交社刊)
山崎ナオコーラ著
ルッキズム、ロリコン、不倫。現代を生きる私たちは名作古典「源氏物語」をどう読めるか
人気作家・山崎ナオコーラ氏による現代人のための「源氏物語」エッセイ
現代人が「源氏物語」を読むときのハードルとなるのは、ひとつは言葉の違い(古文の読解)、そしてもうひとつは倫理観や社会規範の違いです。本書は、社会の在り方に長く向き合ってきた作家・山崎ナオコーラ氏が、深く愛する古典「源氏物語」について、現代人ならではの読み方を考えます。より現代的な訳を目指した「ナオコーラ訳」も読みどころのひとつ。
『ほとけの誓い、おもき石山 紫式部ゆかりの寺にて』(淡交社刊)
鷲尾龍華著
近江の古刹・石山寺の女性座主が綴る心のうち
生きとし生けるものへ――紫式部ゆかりの古刹・石山寺よりおくる仏への想い
滋賀県大津市の南端、琵琶湖から流れる瀬田川西岸に位置し、紫式部ゆかりの古刹として知られる真言宗の大本山石山寺。本書は同山53世座主を務める鷲尾龍華氏のエッセイをまとめた初の著書。永きにわたり多くの人々から深い信仰を集めた祈りの地では、山と岩、大地、水、木々、草花、小さな生き物たちそれぞれが尊く、仏の教えを説いて聞かせてくれています。初の女性座主として多方面で活躍する鷲尾座主の想いと祈りを石山寺の風光明媚な写真とともに紹介しています。
■今、古典を読むこととは。古典を継承するとは。
山崎氏は大学の卒業論文で「『源氏物語』浮舟論」を研究するなど、かねてより古典、そして「源氏物語」と向き合ってこられました。エッセイ『ミライの源氏物語』では、現代人が「源氏物語」を読むときのハードルとなる倫理観や社会規範の違いに焦点を当て、違和感を丁寧に解きほぐす一作となっています。
そして山崎氏と対談する鷲尾氏は、奈良時代から続く滋賀県大津市の古刹・石山寺の創建以来初の女性座主を務められています。平安時代には多くの貴族や女流文学者が参詣し、紫式部が「源氏物語」を起筆したとされている石山寺。自然のまなざしや仏教のお話など、古典を継承する座主のお立場からお話しいただきます。
≪イベント概要≫
Bunkamuraドゥマゴサロン 文学カフェ with THE KYOTO
『源氏物語のはじまり、そしてミライへ』
日時:2024年6月14日(金)18:00受付開始 18:30開演
登壇者:山崎ナオコーラ(第33回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞者)
鷲尾龍華(石山寺第53世座主)
会場:京都新聞文化ホール(京都市中京区烏丸通夷川上ル 京都新聞ビル7F)
イベントホームページ:https://www.bunkamura.co.jp/event/lineup/20240614.html
主催:Bunkamura 、THE KYOTO(京都新聞総合研究所)、淡交社
お問合せ:Bunkamura 03-3477-3244
料金:1,500円(税込) ※全席自由 ※未就学児童の入場はご遠慮いただいております。
【チケット好評販売中】
インターネット オンラインチケットMY Bunkamura https://my.bunkamura.co.jp/ticket/ProgramDetail/index/4736
電話 Bunkamuraチケットセンター<10:00~17:00>03-3477-9999
店頭 東急シアターオーブ/Bunkamuraチケットカウンター<渋谷ヒカリエ2F 11:00~18:00>
その他のお申込み
京都新聞文化センター<京都新聞ビル1F 平日10:00~17:00>
京都新聞web受付フォーム https://www.kyoto-np.co.jp/list/secure/form?code=WD-2024-0052
THE HOTEL HIGASHIYAMAでは「本イベントチケット」と『ミライの源氏物語』をセットにした宿泊オプションをご用意しております。詳細はホテル公式サイト[宿泊プラン]の[オプション]よりご確認ください。
https://www.tokyuhotels.co.jp/higashiyama-h/stay/plan/
≪登壇者≫
山崎ナオコーラ(やまざき・なおこーら)
小説家、エッセイスト。國學院大學文学部日本文学科卒業。卒業論文は似ている人たちをカテゴライズする不思議さについて書いた「『源氏物語』浮舟論」。2004年に『人のセックスを笑うな』で文藝賞を受賞しデビュー。『ミライの源氏物語』(淡交社)で第33回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞(選考委員:俵万智)。
鷲尾龍華(わしお・りゅうげ)
滋賀県大津市生まれ。大本山石山寺第53世座主。同志社大学文学部美学芸術学科(西洋美術史専攻)、種智院大学人文学部仏教学科卒業。講演会や諸宗教間協力など、同山内外で幅広く活動している。2023年12月『ほとけの誓い、おもき石山 紫式部ゆかりの寺にて』(淡交社)を刊行。
石山寺について…滋賀県大津市、瀬田川のほとりに建つ奈良時代から続く観音信仰の古刹。平安時代には多くの貴族や、紫式部をはじめとした女流文学者が参詣し、「源氏物語」にも、光源氏が石山詣をする場面などが4度ほど描かれている。
【Bunkamuraドゥマゴ文学賞とは】
パリで90年続く「ドゥマゴ賞」のユニークな精神を受け継ぎ、1990年に創設。権威主義に陥らず、既成の概念にとらわれることなく、先進性と独創性のある、新しい文学の可能性を探りたいと考えています。受賞作は、毎年交代する「ひとりの選考委員」によって選ばれ、選考委員の任期は1年です。
第33回(2023年度)は俵万智氏の選考により、山崎ナオコーラ氏著『ミライの源氏物語』(2023年3月 淡交社刊)に決まりました。第34回(2024年度)選考委員は桐野夏生氏で、受賞作の発表は2024年9月を予定しています。
Bunkamuraドゥマゴ文学賞の最新ニュースは、ホームページで随時発表してまいります。
https://www.bunkamura.co.jp/bungaku/
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