菱洋エレクトロ、レトリバと資本業務提携──エージェンティックAI、フィジカルAIを見据えたAI導入を成功へ導く体制を構築

菱洋エレクトロ

 エレクトロニクス商社の菱洋エレクトロ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長執行役員:中村守孝、以下「菱洋エレクトロ」)は、株式会社レトリバ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:田口琢也、以下「レトリバ」)と、AI技術の社会実装を目的とした資本業務提携に関する契約を締結しました。

本提携により、レトリバの自然言語処理や先端LLM(大規模言語モデル)研究による技術力およびAIシステムの実装力と、菱洋エレクトロのGPUを中心としたインフラ・ネットワークの豊富な導入実績および大手企業をはじめとする堅牢な顧客基盤が結びつき、企業のAI導入を「試行」から「成功」へ導く一気通貫の支援体制を確立します。

                                      
両社はこの連携を通じて、エージェンティックAIの社会実装を推進しながらも、その先にあるフィジカルAIなど次世代AI技術への展開も見据え、 日本企業のAI活用を現場レベルで前進させ、競争力のあるAI実装モデルを国内外へ発信していきます。

背景

 世界ではいま、生成AIの次なる進化として自ら状況を判断・分析し、目標達成のために独立して行動する 「エージェンティックAI」への転換が進んでおり、さらにその先には、物理空間で稼働する自律型AIシステムが環境を把握し、複雑なタスクを実行する「フィジカルAI」への発展も見据えられています。

AIが単独で動く時代から、複数のAIエージェントが協調してタスクを遂行し、さらに物理空間で稼働する自律型のAIシステムが環境を把握した上で複雑なタスクを実行する時代へ──。

この変化は、産業構造や企業経営の在り方そのものを変えつつあります。

一方で、日本では多くの企業がPoC(概念実証)段階で止まり、実装と運用を成功に導くパートナーの不足が課題となっています。

レトリバと菱洋エレクトロは、この課題を解決するために提携を決断しました。

                                  
レトリバはAI実装の最前線で数多くのプロジェクトを支援し、菱洋エレクトロは半導体・IT専門商社として、半導体技術の発展と共に65年間に渡り、日本のインフラ・ネットワークを支えてきました。 両社の連携により、企業がAIを実装し、確実に成果へとつなげるための実行基盤が整います。

取り組み内容

本提携により、両社は以下の3つの領域で連携を進めます。

  • 共同営業体制の構築

菱洋エレクトロの顧客基盤と、レトリバのAI実装ノウハウを掛け合わせ、

製造・通信・金融など主要産業におけるAIプロジェクトを共同で提案・推進します。

  • コンサルティング体制の強化

GPUインフラ設計とレトリバのエージェンティックAI技術を統合し、さらに、構想段階からの要件定義・課題抽出まで、ハードウェアとソフトウェアの両面で包括的な支援が可能となりました。構想からPoC、本番導入、運用最適化まで一気通貫で支援できる体制が強化されます。

  • 市場創出のための新たな共同開発の推進

菱洋エレクトロのGPU技術や、顧客基盤から得たインサイトに基づくAIユースケースの設計力、そしてレトリバのエージェンティックAI技術を融合し、実用性に優れたAIソリューションの共創と共同開発を推進します。 

今後の展望

 両社は本提携を通じて、AI技術を企業の業務・組織に実装し、日本企業がAIを確実に成果に結びつけられる仕組みを広く展開します。

レトリバは、自然言語処理とAIエージェント開発の実績をもとに実装力を強化し、菱洋エレクトロは、GPU・ネットワークなどのインフラ支援を軸に導入を支えます。

両社は、日本企業のAI導入成功率を高めることで、産業全体の競争力を底上げすることを目指します。

代表コメント

株式会社レトリバ 代表取締役社長 田口琢也

このたび、菱洋エレクトロ社とご一緒できることを大変心強く感じています。

LLMの技術革新は米国が牽引していますが、その技術を現場で活かし切る力は日本にこそあると信じています。

日本企業が持つ創造力を解き放ち、AIで世界に誇れる成果を、菱洋エレクトロ社とともに生み出していきます。

菱洋エレクトロ株式会社 代表取締役社長執行役員 中村守孝

レトリバ社との資本業務提携は、当グループのAI戦略における重要な一歩であり、大きな意義を持つものと捉えています。

AIは、どの企業にとっても切り離せない経営課題となっています。両社の技術融合や、顧客に寄り添う提案姿勢を掛け合わせ、日本企業の持つ創造力を最大限に引き出すことができると確信しています。

本提携を通じて、社会に新たな価値をもたらす取り組みを共に進めてまいります。

 レトリバについて

 レトリバは「AI技術で、人を支援する。」を掲げ、LLMや生成AIを活用した企業向けAIソリューションを提供しています。RAGやAIエージェント構築など、自然言語処理を軸に実用性の高い支援を行っています。

社名 : 株式会社レトリバ

代表 : 代表取締役CEO 田口琢也

事業内容  : 大規模言語モデル(LLM)・生成AI・自然言語処理技術を活用した、企業向けソリューションの企画・開発・提供

所在地 : 東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14F WeWork内

URL https://retrieva.jp
―INFORMATION―

レトリバでは、一緒に働いてくださる仲間を募集しています。下記のサイトから応募が可能ですので、是非ご覧ください! (採用サイトURL:https://retrieva.jp/recruit


菱洋エレクトロについて

菱洋エレクトロについて

エレクトロニクス商社として、半導体・デバイスとICTソリューションの両軸を強みに、AIやIoTなど次世代技術の実装を支援しています。製品販売に加え、コンサルティング、組み込み機器開発、設置、運用保守などのサービスを展開し、IT環境の構築をまとめて支援することで、お客様の課題解決に取り組んでいます。

社 名  : 菱洋エレクトロ株式会社

代 表  : 代表取締役社長執行役員 中村 守孝

設立日 : 1961年2月

株主  : リョーサン菱洋ホールディングス株式会社

資本金 : 13,672百万円

事業内容: 半導体・デバイスの販売/ICT製品の販売/組み込み製品の販売/上記に関わる設計・開発及び技術サポート/上記に関わる各種サービス

所在地 : 東京都中央区築地1丁目12番22号(コンワビル)

URL  :▶菱洋エレクトロ コーポレートサイト ▶リョーサン菱洋ホールディングス コーポレートサイト

プレスリリースに関するお問い合わせ先

リョーサン菱洋ホールディングス株式会社 企画本部 広報部
TEL:03-3546-5003 Mail:pr@rr-hds.co.jp

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会社概要

菱洋エレクトロ株式会社

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URL
https://www.ryoyo.co.jp
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都中央区築地1-12-22 コンワビル
電話番号
03-3543-7711
代表者名
中村守孝
上場
-
資本金
136億7200万円
設立
1961年02月