〈新時代の“特殊設定×サスペンス長編”〉 第33回鮎川哲也賞優秀賞受賞作『そして誰もいなくなるのか』(小松立人)が9月19日に刊行!
死神から与えられた「死までの一週間の猶予」。
この異様な状況で、仲間が次々と殺されていく……。
衝撃の展開と驚愕の真相が待ち受ける傑作ミステリが登場!
小松立人(こまつ・たひと)のデビュー作にして第33回鮎川哲也賞優秀賞受賞作『そして誰もいなくなるのか』が遂に刊行されました。東京創元社が主催する文学新人賞「鮎川哲也賞」。第33回の選考において「一気読みのスリルがある」「犯人の動機に驚かされた」など、高い評価を獲得した作品です。
過去にとある犯罪に手を染めた仲間4人が、10年後に再会した翌日に崖崩れに巻き込まれて全員が命を落とします。しかしそこに現れた死神により「一週間遡って生き返る」ことに。この特異な状況でなぜか仲間が一人また一人と殺されていく……。
疑心暗鬼に陥る登場人物たちをリアルな筆致で描き、張り巡らされた伏線を見事に回収した緊迫かつ驚愕の真相まで一気読み必至の特殊設定×サスペンス長編です。
刊行前に本作を読んだ書店員からは、早くも絶賛の声が寄せられています。
幾度となく見せ場がある作品で、緊張感と興奮が 半端ない!全くもって予測不可能。物語のどの部分を切り取っても違う表情を見せる新感覚ミステリだ。ん?!え〜っ?!は?!と言語化出来ないわき上がる感情が炸裂して、最後の一行を読み終えたら、絶対にまた最初から読んでしまう。絶対に。
文真堂書店ビバモール本庄店 新井さゆりさん
想像をはるかに超えていく展開に、目が離せません。
最後は主人公、小松と一緒に心まで砕かれました。笑
TSUTAYAサンリブ宗像店 渡部知華さん
"死神による時間のリセット"という特殊な設定に惹かれました。
しかし怖いのは死神ではなく、やはり人間なのですね。
限られた時間の中で彼らがどう動くのか、本当に「そして誰もいなくなるのか」、ぜひ見届けてほしいです。
うさぎやTSUTAYA宇都宮東簗瀬店 猪俣あづみさん
WEB東京創元社マガジンでは、物語の最大のターニングポイントとなる「死神からの希望と絶望の宣告」を全文公開中。こちらも注目を集めています。
物語はここから衝撃の展開へ――9月新刊の鮎川哲也賞優秀賞受賞作・小松立人『そして誰もいなくなるのか』より、「死神からの希望と絶望の宣告」を全文公開!(WEB東京創元社マガジン)
https://note.com/tokyosogensha/n/n8bb7bc2b73b8
著者の小松立人さんは、1974年大阪府生まれ。沖縄県在住。今作のリーダビリティの高さから、一躍注目の書き手として期待を集めています。鮎川哲也賞優秀賞受賞が決定した際には、宮古島市役所に勤めながら推理小説を執筆していた経歴なども話題になりました。
小松立人のデビュー作『そして誰もいなくなるのか』は9月19日発売です。どうぞご注目ください。
■書誌情報
そして誰もいなくなるのか
小松立人
判型:四六判上製
ページ数:238ページ
ISBN:978-4-488-02911-1
Cコード:C0093
定価:1,870円(税込)
装画:syo5
装幀:大岡喜直(next door design)
内容紹介
ミステリ作家デビューを夢見る小松立人は、学生時代にとある犯罪に手を染めた。家庭教師先のタンス預金二千万円を、知人同士四人でこっそり盗み出したのだ。ほとぼりの冷めた十年後、盗んだ金を掘り起こすために集まった小松たちは、崖崩れに巻き込まれて命を落とした。
――はずなのに彼らは、死神から一週間の猶予期間を申し渡され、事故の七日前に戻る。期間中は仲間を殺害することで相手の残りの寿命を奪うことも可能だという。死までの一週間、小松はこの奇妙な出来事を小説に仕立てて新人賞への投稿を目指すことに。しかし、仲間たちは次々と……。独特な感性で描く、“特殊設定×サスペンス”長編。
■著者プロフィール
小松立人(コマツタヒト )
1974年大阪府生まれ。大阪市立大学卒業。沖縄県在住。2023年、第33回鮎川哲也賞に投じた、『そして誰もいなくなるのか』で優秀賞を受賞。本書が単行本デビュー作である。鮎川哲也編『本格推理11』(光文社文庫)に「キャンプでの出来事」が収録されている。
株式会社東京創元社
所在地 :〒162-0814 東京都新宿区新小川町1-5
代表取締役:渋谷健太郎
URL :https://www.tsogen.co.jp/np/index.html
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