丁耘(ライアン・ディン):デジタル経済のより良い未来構築へのGUIDE
本参考資料は2022年2月27日(現地時間)にスペイン・バルセロナで発表されたプレスリリースの翻訳版です。
【2022年2月27日、スペイン・バルセロナ】MWC22バルセロナで開催されたファーウェイDay0サミットで、ファーウェイ専務取締役兼通信事業者向けネットワーク事業グループ プレジデント 丁耘(ライアン・ディン)は「未来を照らす」と題した基調講演を行い、通信事業者は接続密度、コンピューティングの多様性、二酸化炭素削減強化の3つの要素に取り組むことで、ファーウェイのビジネス構想への「GUIDE」※ を通じて、デジタル経済のより良い未来を共に構築できると呼びかけました。
世界のデジタル経済は急速に発展しており、2022年には世界のGDPの50%以上がデジタル化されると言われています。EU、中国、韓国など多くの国や地域が、すでにデジタル経済への莫大な投資計画を発表しています。ICTインフラのプロバイダーである通信事業者は、将来のデジタル経済の発展をリードする上で、ますます重要な役割を果たすことになるでしょう。
デジタルエコノミーの未来を形成する3つの要素
基調講演で丁は、「デジタル経済の活力は、接続密度、コンピューティングの多様性、二酸化炭素削減強化の3つの要素で評価でき、通信事業者はこれらの要素からデジタル経済発展の新しい機会を見出すことができる」と述べています。
接続分野では、通信事業者は5Gのユーザー数を増やすことで、事業領域を拡大することができます。またコンピューティング分野では、接続性とITの深い融合によって、企業のデジタル化を促し、新たな成長の実現が可能となります。二酸化炭素削減分野では、通信事業者はファーウェイのICTグリーンソリューションによって持続的にネットワーク容量を増やし、ビット当たりのエネルギー消費を削減することができ、環境に優しい発展を実現できます。
5Gの大規模商用化から2年、その成長は予想以上に
5Gの世界規模での商用展開から2年余りで、ネットワークのカバレッジ、デバイス、ユーザーなど急速に発展しました。2021年末時点で、200社以上の通信事業者が商用5Gネットワークを展開し、7億人以上の5Gユーザーにサービスを提供しており、1200種以上の商用デバイスが使用されています。ユーザーの拡大は、商業的収益をもたらすと同時に、ネットワークの継続的な構築と発展を推進しています。
通信事業者の5G成功事例を紹介する際に、丁は、5GのAR、VR、動画などの新しい5Gアプリケーションがユーザーに新しい体験を提供し、柔軟な5Gの料金モデルが、ユーザーと通信事業者の双方に利益をもたらし、5Gユーザー数の急速な増加を後押ししていると指摘しました。中国では、5GtoBプライベートネットワークが複数の業界で大規模商用展開されています。ファーウェイは、通信事業者やパートナーと3,000件以上の商用5GtoB契約を締結し、産業用途での豊富な経験を積んでいます。中国の内モンゴル自治区の炭鉱では、5Gを利用して採炭機を遠隔制御することで、炭鉱労働者に安全で快適な労働環境を提供しています。
接続性+ITで新たな成長を
丁はまた、産業デジタル化時代に、通信事業者のデジタル化の基盤となるITインフラは、効率的な連携を促進するために再構築を加速する必要があるとの考えを示しました。ICT、クラウドとエッジ、クラウドとネットワークなどのシナジーを生み出すことで、ファーウェイは通信事業者のデジタル化やインテリジェント化を支援し、新たな成長を実現したいと考えています。例えば、アジア太平洋地域では、ファーウェイのOneStorageソリューションを採用することで、通信事業者のTCOを30%削減します。
グリーンICT「More Bits, Less Watts」
グリーンICTは、デジタル経済の持続可能な成長の鍵を握ります。ICT産業は、他の産業の二酸化炭素排出量削減のための新技術を提供しており、実際にその削減量は、ICT産業自体の排出量の10倍に相当します。サミットの席上、丁はファーウェイのグリーン戦略である、「More Bits, Less Watts」について紹介しました。ファーウェイは通信事業者のグリーンな発展を推進し、「グリーンサイト、グリーンネットワーク、グリーンオペレーション」の包括的なグリーンソリューションを通じ、事業者がネットワーク容量を拡大し、ビットあたりのエネルギー消費量を削減できるよう支援します。また、ファーウェイは通信事業者のグリーン戦略を実現へ導くために、ICT業界の炭素排出量のレベルの数値化に使用するNCI指数(Network Carbon Intensity Index)を提案しました。
最後に、ファーウェイのビジネス構想への「GUIDE」を提案しました。これは通信事業者のビジネスの成功に必要となるサービスの浸透力、効率的な革新力、資源の活用能力、価値的競争力、社会への貢献力の5つの能力の実現を支援し、デジタル経済のより良い未来を構築することを目的としています。
MWC22バルセロナは、2月28日から3月3日までスペインのバルセロナで開催されます。ファーウェイは、Fira Gran Via Hall 1の1H50にブースを構え、製品とソリューションを展示します。ファーウェイは世界の通信事業者、業界のエキスパート、オピニオンリーダーとともに、業界動向や展望、未来への「GUIDE」、グリーン開発などのホットなトピックを掘り下げ、デジタルネットワークの未来を描きます。
詳細については次のサイトをご覧ください: https://carrier.huawei.com/en/events/mwc2022(英語)
注※)ガイド(GUIDE=Gigaverse Initiative, Ultra-automation Speed-up, Intelligent Computing and Network as a Service, Differentiated Experience On-demand, ESG more Bits Less Watts)とは、ファーウェイのビジネス構想の5つの重要な要素を英語で示し、その頭文字を略語化したもの。
【ファーウェイについて】
1987年に設立されたファーウェイは、情報通信技術(ICT)インフラとスマートデバイスの世界的な大手プロバイダーです。197,000人を超える従業員を擁し、170を超える国と地域で事業を展開し、世界の30億人以上にサービスを提供しています。
当社のビジョンおよびミッションは、あらゆる人、家庭、組織にデジタル化の価値を提供し、すべてがつながったインテリジェントな世界を実現することです。この目的に向けて、ファーウェイではユビキタス接続を推進し、ネットワークへの平等なアクセスを促進します。クラウドと人工知能を世界の隅々にもたらし、必要な時に必要な場所で優れたコンピューティングパワーを提供します。また、デジタルプラットフォームの構築により、すべての業界と組織が、より機敏で効率的、そして動的となるよう支援します。またAIの活用により、ユーザーエクスペリエンスを再定義し、自宅、オフィス、外出先など、生活の至る所でAIをよりパーソナライズします。
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