EXO KAIの日本初ソロライブより、ファイナルとなるパシフィコ横浜 国立大ホール公演の模様をWOWOWプラスで3/26(日)テレビ初独占放送！これに先駆けて、ライブレポートが到着！

EXOのKAIが約４年ぶりに来日、2020年に1stミニアルバム『KAI』でソロデビューした彼にとって初となるソロライブ「KAI Japan Special Live 2023」を開催した。ツアーは名古屋で幕開け、大阪、横浜の3都市4公演を実施。WOWOWプラスでは、パシフィコ横浜 国立大ホールで行なわれた最終公演の模様を3月26日（日）21時よりテレビ初独占放送する。

ライブのセットリストは、上述の『KAI』、2021年にリリースされた２ndミニアルバム『Peaches』収録曲を中心に構成。芸術的かつ謎めいたオープニング演出で瞬時に見る人は心奪われることだろう。スクリーンに映し出されたイメージVTRには、幾つものドアが並ぶ廊下で佇み、テレポーテーションするKAIの姿。まるでその映像から飛び出してきたように、ステージにKAIが現れて「Door」をパフォーマンスすると、夢と現実の世界とが繋がったような心地にいざなわれた。以後、ダンサーが加わって刻々とフォーメーションが移り変わるダイナミックな群舞を見せながら、KAIは常に、指先、足の爪先まで意識の行き届いた端整かつエモーショナルなダンスを披露。圧巻のカリスマ性で観客を惹き込んでいく。

 

「日本に来るのは約4年ぶりですね。長い間待っていてくれて、本当に本当に本当にありがとうございます！」と、喜びを抑えきれない様子でKAIは挨拶。「EXO-L-JAPAN（※日本のEXOファンの呼称）の皆さんに会いたいという気持ちを、公演が決まった日からずっと温めてきました。今回の公演でその気持ちを全部出し切りたい」など、このツアーに掛ける想いを熱く語った。そのようにMCでは親しみやすい人柄を覗かせたかと思えば、曲が始まると瞬時にオーラをまとい、ムードが一変。「Nothing On Me」では強いビートに乗せて美しく舞い踊り、鋭い目力と艶やかな表情で圧倒した。

衣装も効果的に使ってキャラクターを演じ分け、様々な顔を見せていく。クールで知的な印象の衣装を纏い「Hello Stranger」を披露してミステリアスな一面を示した。続く「Vanilla」では眼鏡姿で女性ダンサーを交えた妖艶なパフォーマンスを繰り広げ、クールさに加えて大人の魅力を放つKAIの一挙手一投足にファンは大歓喜。規制緩和に伴い、マスク着用の上での声出しは許可されていたため、熱いどよめきが会場に響く。初のソロライブは2021年12月にオンラインで行なったKAIにとっても、ファンを前にして直接パフォーマンスするのは待望の機会。客席を右側、左側と分けてそれぞれの端まで駆け寄っていき、頭上に両手でつくったハートマークをファンと互いに贈り合った。シリアスな見せ場だけでなく、曲間にもこういったコミュニケーションを取ることでステージと客席の垣根は消え、一体感と熱量は増してくばかりだった。

赤いレーザーに照らされながら、高いジャンプやターン、ピルエットなどを駆使し抜群の身体能力と表現力を見せつけた「I See You」。自身の体を抱きしめるような演劇的な手の動きや、魅惑的な眼差しで歓声を巻き起こした「Mmmh」。洗練されたR＆B、EDMをベースとした多彩なレパートリーの数々を、曲ごとに異なるダンスのスタイルで表し、KAIは届けていった。

アンコールではEXOの代表曲をメドレーで披露。イントロで「Growl」だと判った瞬間ファンは悲鳴のような歓声を上げた。「Love Me Right〜romantic universe〜」まで歌い終えると、全力での激しいパフォーマンスに息が上がりながらも、晴れやかな表情のKAI。メドレーはなんと２つも用意されており、「Electric Kiss」で始まる第二弾を届けると沸き立つオーディエンス。「Love Shot」では、撃ち抜くようなアクションに合わせ、射抜くような艶やかな眼差しでファンを魅了した。KAIは「一人でメドレーをしてちょっと大変だったけど、やっぱりEXOの曲とパフォーマンスは最高ですね！」と笑顔を弾けさせた。

最後の挨拶では、「幸せ」という言葉を何度も繰り返し口にしたKAI。「To Be Honest」でハッピーなムードの中でコンサートを締め括ると、近々リリースされる３rdソロアルバムに期待を寄せてほしい、ともコメント（※3rdミニアルバム『Rover』は3月17日に発売される）。ファンを背にした記念撮影を行い、温かな空気感の中、ライブの幕は下りた。

ソロアーティストとして創り上げてきた世界観をお披露目するだけでなく、EXOのメドレーも盛り込み、トークでは素顔をたっぷりと覗かせたKAI。意味深なイメージを映し出すVTRと、その世界で生きるキャラクターの心情を表現するかのようなステージと、二つの時空を行き来して織り成す映画のようなライブだった。ライブが放送される3月26日には、同じくWOWOWプラスにて、日本ドラマでKAIが初主演を務めた『連続ドラマW 春が来た』も全話放送される。

文＝大前多恵

■放送情報
日本初ソロライブツアー放送記念！EXO KAI スペシャル
https://www.wowowplus.jp/feature/kai-from-exo-special/
①2023年3月26日（日）21:00～『KAI Japan Special Live 2023』
収録日：2023年1月31日／収録場所：神奈川 パシフィコ横浜 国立大ホール
②2023年3月26日（日）16:45～『連続ドラマW　春が来た』全5話一挙放送

■スカパー！番組配信
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【配信番組】
『KAI Japan Special Live 2023』
【配信日時】
3月26日（日）21：00～　※１週間見逃し配信あり
【視聴条件】
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