App Annie、アプリから振り返る2020年の消費者動向を発表〜鬼滅の刃からテレワークまで、今年を表す顔ぶれがアプリを牽引〜

 モバイル市場データプラットフォームを提供するApp Annie Japan 株式会社(アップアニー社、本社:サンフランシスコ市、代表:Ted Krantz)は、アプリ市場データプラットフォーム「App Annie Intelligence」のデータを基に、スマートフォンアプリから振り返る2020年のトレンド・消費者動向をまとめました。
記事の全文、詳細については、以下からご覧いただけます。
https://bit.ly/appannie-2020-recap
  • 新型コロナウイルスによって変容した世界のアプリ市場
 2020年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、外出自粛をはじめライフスタイルそのものが大きく変化した年となりました。テレワークの加速や新たな生活様式の確立、余暇時間のモバイルでの消費増加など、モバイルのタッチポイントが増え、生活者の消費においても、よりモバイルファーストの時代となりつつあります。当社が保有するアプリ市場データにおいても、生活者の実際の消費動向の変化がアプリを通して顕著に表れています。

 2020年の世界全体のアプリ総ダウンロード数は、iOS とGoogle Play 合計して1300億を突破する見込みです。モバイル市場は既に成熟している市場にも関わらず、新型コロナウイルスの影響でダウンロード数は前年比10%増となりました。
 モバイルの利用が増えると同時に、アプリストアが各企業のマネタイズ源にもなっています。アプリストアでの消費支出は、2020年全体で1,120億ドルに達し、過去最高を更新する見込みです。これは、前年比25%の成長を見込んでいます。日本は、iOS、Google Play 両プラットフォームにおいて、世界を牽引するマーケットの1つとなっています。
 
  • 非ゲームにおいては、コロナ禍に伴い伸長したアプリがランキングの主役に

<非ゲームアプリ ダウンロード数 ランキングTOP10>
 ダウンロード数の成長率ランキングでは、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」が1位に。新型コロナ追跡アプリは日本のみならず世界各国でリリースされ、リリース以降連日ダウンロード数ランキングのトップを独占しました。特に日本においては、国民の感染対策意識が比較的高いことなどが、政府が推進するアプリが1位となった要因の一つであると考えられます。

 また新型コロナウイルスの影響を受け、各企業がリモートワークを導入したことにより、「Zoom」といったビデオ会議アプリのアプリのダウンロードが激増し、2019年と比較して4倍近くに拡大しました。今年は「オンライン◯◯」が流行語大賞にノミネートされるなど、あらゆるものがオンライン化しましたが、その中でも特にビジネスにおける変化が大きいことが伺えます。
 他にも、外出自粛によるテイクアウトやフードデリバリーの需要増により「Uber Eats」などが伸長し、様々な業界におけるデジタルへの急速な移行が明確に見られる結果となっています。

<非ゲームアプリ 消費支出 ランキングTOP10>
 アプリにおける支出額のランキングでは、マンガアプリ「LINEマンガ」が首位を獲得。他にも「ピッコマ」、「マンガBANG!」がランクインし、TOP10のうち3つをマンガアプリが占める結果となりました。背景としては、社会現象となっている「鬼滅の刃」が読めるマンガアプリであることや、巣ごもり需要に合わせて各サービスがコンテンツ無料開放などキャンペーンを行ったことが大きく起因しています。マンガアプリはコロナ禍でも順調にダウンロード数を伸ばし、巣ごもり需要のピークを迎えた2020年3月には、70%増の約372万ダウンロードを記録しました。

 マンガアプリと合わせて、ステイホーム期間中の余暇時間を埋めるためのスマホアプリコンテンツでは、「Abema TV」といったサブスクリプションの動画ストリーミングサービスに加えて、「Youtube」、「17 Live」といったようなユーザー生成コンテンツであるライブ配信アプリの台頭が目立ちました。
 ライブ配信アプリは、順調にユーザー基盤を広げており、ダウンロード数は、2020年5月に約167万ダウンロードを記録しています。また、ライブ配信アプリにおいては、投げ銭と呼ばれる、視聴者がライバー(コンテンツ生成側)に感謝や応援の意味を込めてお金に換金できるようなアイテムを送ることができ、その影響もあり、ライブ配信アプリの消費支出(収益)も増加しています。消費支出額は、約3300万米ドル(2020年8月時点)を記録しています。

<非ゲームアプリ 月間アクティブユーザー数 ランキングTOP10>
 「LINE」、「Twitter」、「Instagram」といったソーシャルコミュニケーションアプリが上位を占め、昨年から変動はありませんでした。その中でも特筆すべきは、コロナ禍により現金の受け渡しなどのやり取りを避ける傾向があったことから「PayPay」、外出自粛中にオンラインでの購買が増えたことから「楽天市場」のアプリが、昨年と比較して大きくランキングの順位を上げました。
 
  • ゲームは、カジュアルゲームが台頭。あつ森、ドラゴンクエストやディズニーといった新規タイトルが対抗

<ゲームアプリランキングTOP10 ダウンロード数>
 全体としてカジュアルゲームの台頭が目立ちます。「トゥーンブラスト」、「Gardenscape」といったようなパズルゲームが首位を獲得しています。さらに、Nintendo Switchでも好調な「あつまれどうぶつの森」のアプリ版である「どうぶつの森 ポケットキャンプ」が2位にランクインし、モバイルゲームがこの2〜3年でゲームデバイスの主流になってきている事実を色濃く反映しています。「ドラゴンクエストタクト」、「ディズニー ツイステッドワンダーランド」といったような今年リリースされた新規タイトルも多数、頭角を現しています。

 また、2020年上半期に50億ダウンロードを記録している世界的に人気な「ハイパーカジュアルゲーム」(直感的にプレイできるゲーム)と呼ばれるジャンルのゲームが日本においても主流になってきています。6位にランクインしたフランスゲーム企業 Voodoo 社の「全部押そう」、7位にランクインした「Brain Out」は、世界で2020年上半期のダウンロード数が最も多いハイパーカジュアルゲームでした。

<ゲームアプリランキングTOP10 消費支出>
 ゲームの消費支出においては、日本のパブリッシャーが優勢な状況が続きます。コロナ禍でも、「ドラゴンクエストウォーク」、「プリンセスコネクト!Re:Dive」といったコアゲームの中でもRPG に分類されるゲームが昨年と比較して順位を上げる結果となりました。

<非ゲームアプリ 月間アクティブユーザー数 ランキングTOP10>
 上位5つのアプリについては昨年と大きく変動がないものの、6位にランクインした「あんさんぶるスターズ!Music」10位にランクインした「Call of Duty」など特に海外勢の躍進が目立ちます。
 
  • 2021年の予測、今後、企業がモバイル戦略を強固なものにしていくために
2021年以降、単にモバイル戦略を打ち出すだけでは意味がありません。企業は、データに基づいた意思決定とモバイル戦略を立てなければ、事業で成功することは難しくなるでしょう。アップアニーは、信頼できるモバイル市場データとファーストパーティデータをデータサイエンスの力で組み合わせたソリューションで、モバイルに取り組むすべての企業を支援します。

Bertrand Salord (VP of Marketing) からのコメント
「2020年は、新型コロナウイルスの影響により、モバイルが生活の中心になり、この事実がさらに明らかになりました。モバイルで成功するためには、モバイル市場データからのインサイトと自社のパフォーマンスをベンチマークすることがこれまで以上に重要になります。」
 
  • App Annie について
App Annie(アップアニー)は、全世界の⽣活者理解、またモバイル戦略の⾼度化に役⽴つモバイル市場データと分析プラットフォームを提供しています。2010年、業界で初のモバイル市場データプラットフォームを提供する企業として設立、「モバイルの力をすべての企業に」をミッションとし、あらゆる業界の経営戦略、マーケティング、新規事業開発などにおいて、1,100社を超える著名企業が活⽤しています。米・サンフランシスコに本社を置き、日本を含む世界12都市で事業を展開しています。

公式サイト:https://www.appannie.com/jp
Twitter アカウント:@AppAnnieJapan
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