フジフイルム スクエア 写真歴史博物館 企画写真展 写真家 水谷章人 作品展「甦る白銀の閃光」
企画展名 : フジフイルム スクエア 写真歴史博物館 企画写真展
写真家 水谷章人 作品展「甦る白銀の閃光」
開催期間 : 2022年1月4日(火)– 3月30日(水)
10:00–19:00(最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで) 会期中無休
※ 写真展・イベントはやむを得ず中止・変更させていただく場合がございます。
ウェブサイト・電話でご確認ください。
会 場 : フジフイルム スクエア 写真歴史博物館
〒 107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番3号(東京ミッドタウン・ウエスト)
TEL 03-6271-3350 URL https://fujifilmsquare.jp/
入 館 料 : 無料 ※企業メセナとして実施しており、より多くの方に楽しんでいただくために入館無料にしております。
作品点数 : 約 20 点(予定)
主 催 : 富士フイルム株式会社
後 援 : 港区教育委員会
■展示概要
水谷章人(1940– )は、半世紀以上にわたりスポーツ写真を中心に活躍し、現在も第一線で作品を発表し続けている写真家です。1960年代、山岳写真家を目指す過程でスキーと出会った水谷は、スキー写真の個展「限界に挑むスキー」(富士フォトサロン、1970年)で初めて作品を発表し、従来のスキー写真とは異なる、粗粒子のスキーヤーのクローズアップ写真や、意外性のあるダイナミックな構図の作品によって瞬く間に知名度を上げ、スキー写真の分野に新たな領域を開拓してきました。
水谷の初期の代表作〈白銀の閃光〉シリーズは、1960年代後半から80年代を中心に撮影された写真家・水谷章人の原点ともいえる作品群です。雄大な自然の中で躍る世界屈指のスキーヤー、そして真っさらな白銀の世界に現れるシュプールの造形美と、圧倒的な構成力。写真家の優れた美意識と研ぎ澄まされた視覚、鍛錬された身体感覚でとらえられた写真は、水谷にしか表現しえない唯一無二の世界として、スポーツ写真やスキー写真といった枠を超えて、国内外で高く評価され、日本写真史に刻まれるべき傑作の一つとして、近年再び脚光を浴びています。
本展は、写真家・水谷章人の原点である〈白銀の閃光〉シリーズから約20点を精選し、新たに制作したゼラチン・シルバー・プリントで展示するものです。黒と白の豊かな階調で表現された、躍動感あふれる美しい作品の数々は、瞬間を記録するという写真の「原点」、そして、写真家の視点を表現するという写真の「本質」を示すと同時に、今日まで続く水谷の仕事に一貫する独自の美学を明らかにします。誰もが手軽に写真を撮れる現代において、普遍的な写真表現の価値を今一度、提示するものといえるでしょう。
半世紀を超えて甦る名作、写真家・水谷章人の〈白銀の閃光〉の世界を存分にご堪能ください。
■ 水谷章人(みずたに・あきと/1940– )プロフィール
1940年、長野県飯田市に生まれる。1965年、東京綜合写真専門学校卒業後、フリーランスの写真家として活動。山岳写真を経てスキー写真の分野に移行し、アルペンスキー・ワールドカップ取材と並行して創作活動を始める。その後、スポーツ全般の撮影を手がけ、オリンピックや各種スポーツの世界選手権を多数取材。また、若手スポーツ写真家の育成を目的とした「水谷塾」の塾長を約20年にわたり務める。主な写真集に『極限の形象』(スキージャーナル、1976年)、『白銀の閃光』(パワーライフ、1980年)、『THE SKI』(実業之日本社、1992年)、『THE ALPS』(山と溪谷社、2002年)、『信濃路』(日本写真企画、2016年)など。主な受賞歴に、第12回講談社出版文化賞写真賞受賞(1981年)、第3回藤本四八写真文化賞(2002年)、日本写真協会賞作家賞(2007年)、ヤマハ発動機スポーツ振興財団スポーツチャレンジ賞、功労賞(2012年)。
写真を中心とする富士フイルムのフォトギャラリー&ショップ。入館無料で、どなたでもお気軽にご覧いただけます。クオリティの高いさまざまなジャンルの写真を展示する富士フイルムフォトサロン、写真とカメラの歴史を学べる写真歴史博物館のほか、最新の富士フイルム製品をご体験いただけるコーナー、さらには、スキンケア・サプリメント商品の販売を行うショップもあり、幅広い層の方にお楽しみいただける施設です。年中無休(年末年始を除く)、入館無料。
写真歴史博物館は、2021年、公益社団法人企業メセナ協議会より、 「芸術・文化振興による社会創造活動」として「THIS IS MECENAT 2021」の認定を受けております。
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