結婚したいZ世代は6割、一方子どもが欲しいのは…?Z世代の将来観について大調査!

政策に期待することは金銭面での負担軽減の声

僕と私と

Z世代向けの企画・マーケティングを行う『僕と私と株式会社』は、Z世代(22~27歳)男女を対象に、将来観・結婚・子育てに関する意識調査を実施しました。

Z世代は今から日本人の初婚のピークである27歳に差し掛かる世代です。結婚や出産、子育てについて「自分ごと」として直面することになります。一方で、長引く不況により、将来に対して必ずしも期待ばかりとは言えない昨今、Z世代はどのような将来観を持っているのでしょうか?

【調査サマリ】

  • 「具体的な将来のイメージがある」Z世代は15.8%

  • 24.4%のZ世代が理想のキャリアや生活に近づけないと回答

  • Z世代の過半数が昨今の社会状況が将来観にネガティブな影響を与えていると感じている

  • 「結婚したい」と答えたZ世代は60.8%

  • 「子どもを持ちたい」Z世代は半分以下

  • 「子どもを持つ」意思決定は、外部情報より自分の価値観がベースに

  • 40.6%のZ世代が政策として求めるのは「保育費や教育費の無償化」

  • 少子化対策としての経済的負担の軽減はZ世代にとって好ましく映っている

「具体的な将来のイメージがある」Z世代は15.8%

まず、将来に対して「こうなりたい」といった具体的なイメージを持っているか聞いたところ、半数以上はイメージがあると答えましたが、そのなかで具体的なイメージがあるのは全体のわずか15.8%にとどまる結果となりました。

また、「イメージが湧かない」と答えたZ世代も28.2%いることがわかりました。

24.4%のZ世代が理想のキャリアや生活に近づけないと回答

次に、 自分が理想とするキャリアや生活スタイルに近づけそうかを聞いたところ、半数は「十分近づけると思う」「努力すればある程度可能だと思う」と答えたものの、24.4%が「実現は難しいと感じている」と回答しました。

また、25.4%が「特に理想とするものはない」と答えました。

Z世代の過半数が昨今の社会状況が将来観にネガティブな影響を与えていると感じている

ここまでの質問で、将来ビジョンの実現に向けて前向きなイメージを持っているZ世代もいる一方で、イメージや理想を持てない人も少なくないことが分かりました。

特に、最近は経済状況や物価高騰など、将来のビジョンを描く際の足枷になりそうなニュースを頻繁に耳にします。そうした社会状況が、将来について考えるにあたってどのような影響を及ぼしているか聞いてみました。

その結果、回答者の過半数である51.6%がネガティブな影響を受けていると回答し、ポジティブな影響を受けていると回答したZ世代はわずか18.4%となりました。

また、ネガティブな影響について具体的に聞いたところ、お金に関する不安がほとんど。「物価高による貧困が不安、値上がりで生活できない」「お金がかかりすぎて子どもが増やせない、子どもがほしいと思わなくなった」「年金があるか心配」といった声が挙がりました。

「結婚したい」と答えたZ世代は60.8%

続いて、将来的に結婚をしたいか聞いたところ、法律婚以外も含め「結婚したい」と答えたZ世代は60.8%と過半数を超えました。

「子どもを持ちたい」Z世代は半分以下

一方で、子どもを持ちたいかという質問に対して「絶対に持ちたい」「どちらかというと持ちたい」と回答したZ世代は半分以下の47.0%にとどまりました。

Z世代が子どもを持つ決め手は「経済的な安定」

上記に関連して、結婚したいと思う割合に対して、子どもを持ちたいと思う割合が少ない理由を探るため、子どもを持つかどうか決める際に影響を与える要素について聞いてみました。

その結果、先の質問回答にあった経済状況が大いに関係しているようで、「経済的な安定」という回答が圧倒的に多く46.8%となりました。

また、2番目に多かったのが「結婚相手/パートナー探し」で29.0%。3番目が「パートナーとの価値観の一致」で28.2%と、いずれも結婚する相手が関わってくることがわかりました。

パートナーとの出会い方や価値観が多様化している時代だからこそ、子どもに対する考え方をすり合わせることが難しくなっているのかもしれません。

「子どもを持つ」意思決定は、外部情報より自分の価値観がベースに

一方で、子どもに対する価値観の形成に対し、SNSやメディアからの情報はどのくらい影響しているのでしょうか。

調査の結果としては、約6割のZ世代が「全く影響はない」「あまり影響はない」と回答しました。

購買行動においてはSNSなどの影響を受けやすいとされるZ世代ですが、「子どもを持つか」という意思決定においては外部からの情報より自分自身の価値観を重視する傾向が高いようです。

一方で、「影響を受けている」と答えたZ世代によると、子どもの投稿を見て「かわいいな」「欲しいな」と思うという意見と併せて、「子育てにはお金がかかる」「大変」という投稿や、「妊婦に対する周囲の人の目の怖さ」、Xなどで発信される「子持ち様」という言葉、「子どもを持つ/持たない論争」を見て、子どもを持つことに後ろ向きな印象を持ったというネガティブな影響を受けている意見が多く挙がりました。

さらに、高齢出産の大変さを語る投稿により、子どもを生む時期に対して焦りを感じる、同性婚者が子どもを持つことへの理解がまだ少ないなどの意見もありました。

40.6%のZ世代が政策として求めるのは「保育費や教育費の無償化」

現在、さまざまな少子化に対する政策が実施、あるいは検討されていますが、どのような支援があればZ世代は子どもを持ちやすいと感じるかについて聞いてみました。

その結果、もっとも多かったのは「保育費や教育費の無償化」で40.6%。また、「子育て世代への税制優遇」も36.2%と3番目に多く、やはり金銭面での負担軽減を期待する声が多く見られました。

なお、2番目に多かったのは「ワークライフバランスを保つための労働環境支援(40.2%)」で、子育てをしながらもキャリアの断絶を回避したいという見方ができる一方、こちらもまた金銭面での負担軽減と繋げて考えることもできそうです。

少子化対策としての経済的負担の軽減はZ世代にとって好ましく映っている

最後に、現在東京都で検討が進められている第一子保育費無償化や、東京都・大阪府で2024年度から始まった高校授業料実質無償化の所得制限撤廃などの取り組みが、Z世代が子どもを持つか考えるにあたり、どの程度影響を与えているかを聞いてみました。

その結果、半数の49.0%が「前向きになる」「少し前向きに考えられるようになる」と回答。これまでの質問の回答に見られるように、少子化対策の取り組みにおいて、特に金銭的な負担を軽減する政策はZ世代の子育てに対する意識を変えるのに一定の効果があるかもしれません。

調査概要

調査名:Z世代に聞いた!将来・結婚観・子育てに関する意識調査

対象条件:全国のZ世代(22~27歳)

調査期間:2024年11月8日

調査方法:インターネットを利用したアンケート

調査有効回答数:500名

※調査を引用いただく際は、出典元が「僕と私と」であることを明記いただきますようお願いいたします。

Z世代のホンネを独自調査します

僕と私と株式会社では、まだ世間には知られていないリアルなZ世代の本音や、最新の流行を、今後も独自調査により解き明かしていきます。

クライアントのニーズに合わせて、アンケートなどからデータを取得・分析する定量調査に加え、想定ターゲットへのデプスインタビュー、実際にテスト商品を使用してのワークショップなどの定性調査なども行なっています。

また、企業様との共同調査も行っていますので、ご興味のある方は以下のメールアドレスからぜひお問い合わせください。

僕と私と株式会社 担当:福永

guava@boku-to-watashi-and.com

僕と私と株式会社について

僕と私と株式会社は、Z世代を代表する企画・マーケティング会社です。Z世代ならではの多くの企画を咲かせています。

今を生きるリアルなZ世代の視点も取り入れたインサイト調査、企画、クリエイティブ制作、コミュニケーションまでを一貫して担当いたします。

また、リモート制度やサウナ採用、地方へのワーケーションなどを取り入れた新しい働き方も実践中。「メンバー全員天才」を目指し、社内からも多くの企業が生まれています。

■ 会社概要

代表取締役:今瀧 健登

所在地:東京都渋谷区円山町5-5 Navi渋谷V 3階

事業内容:Z世代に関する企画・マーケティング事業、ブランド事業

HP:https://boku-to-watashi-and.com

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業種
サービス業
本社所在地
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電話番号
050-3204-3262
代表者名
今瀧健登
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2020年11月