【武蔵野美術大学】市ヶ谷キャンパスに社会連携拠点をオープン!さらなる産学連携強化へ
武蔵野美術⼤学(所在地:東京都⼩平市/学長:樺山祐和 以下、本学)は、2024年11月29日より本学市ヶ谷キャンパスに、社会連携拠点「1/M(イチエム)」を開設いたします。
概要
「1/M(イチエム)」は、本学に潜在する「美大の教育・研究」の成果を編集し、その価値を社会に広く発信する場です。来場者が常に何かと出会える実験的な場所として、多様性を重視しバラエティに富んだ継続的な企画を通して、社会とのつながりや共創の可能性を育むことを目的としています。なお、近年の社会連携プロジェクトを紹介するオープン記念展を、2024年11月29日(金)から12月20日(金)に開催予定です。
背景
本学は2012年にデザインを基軸とした情報発信拠点であるデザイン・ラウンジを美術大学として初めて東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区)内に開設して以降、これからのデザイン、これからのデザイン教育について議論し美術大学の社会貢献力を強め、企業・社会と大学がつながりを持てる場の創出を目指してまいりました。
2019年に市ヶ谷へ都心キャンパスを開設し、これまで「社会」と大学がつながる場であったデザイン・ラウンジの機能を市ヶ谷キャンパスへ集約し情報発信力を強化すべく、本学では外部組織と連携したプロジェクトベースの人材育成、社会人向けリカレント教育「価値創造人材育成プログラム(VCP)」の実施やコワーキングスペース「Ma」の開設などさまざまな教育・研究活動を展開しています。
そしてさらなる発信力と社会連携の強化に加え、アートやデザインの領域を超えて、ものづくりやことづくりに発揮される創造性を皆様と分かち合うための拠点として新たに「1/M(イチエム)」をオープンします。学生・教員・来場者が多様な視点から、つくること・学ぶことについて考え、議論し、実験し、さらなる共創の可能性が生まれるような企画を継続的に実施することで、これまでデザイン・ラウンジとして行ってきた活動や、90年以上培ってきた造形教育を基盤とした社会連携活動の可能性を追求し、文化の創造発展と社会貢献に寄与してまいります。
ネーミングについて
「1/M(イチエム)」の分母は「ムサビ」の「M(エム)」を、分子の1は、多様な表現活動・教育活動・研究活動を行う「ムサビ」の一側面としての「イチ」を表しています。かつ、この拠点が位置する「市ヶ谷(イチガヤ)」の「イチ」でもあります。本学が東京ミッドタウン・デザインハブ内で運営を行ってきた「デザイン・ラウンジ」の機能を引き継ぎ、さらに多様で多彩な本学の取り組みや教育・研究成果を伝え、社会とのつながりや共創の可能性を育む場となるよう願いを込めてこのネーミングといたしました。
ヴィジュアル・アイデンティティについて
ヴィジュアル・アイデンティティ(ロゴ)はアートディレクターの八木彩さん(本学視覚伝達デザイン学科卒業)が手がけました。「1」と「M」を組み合わせた形がモチーフです。この場所で、何かと何かが出会うことで、新たな可能性が生まれるイメージを、形の重なりで表しています。モチーフ同士の重なり方や背景との組み合わせを自由に展開可能にすることによって、異なる参加者同士の出会いが生み出す創造性のダイナミズムを表現しました。
展開例
このコンセプトをより印象的に伝えるため、本学専任講師の山﨑連基がモーションロゴとして動きを与えました。
ロゴデザイン
八木彩(Art Director / Creative Director)
1985年兵庫県生まれ。武蔵野美術大学 造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業後、電通へ入社。2023年に独立し、アレンス株式会社を設立する。現在はコンセプト開発・商品開発からコミュニケーション設計までを、アートディレクションを軸に、トータルで手掛けている。著書に 『デザインを、経営のそばに。』(かんき出版)がある。
モーションデザイン
山﨑連基(武蔵野美術大学 造形構想学部 映像学科 専任講師)
1984年福岡県生まれ。武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業後、都内ポストプロダクションの編集スタジオを経て、放送局、広告、WEBメディア、イベント映像、MVなど、様々な映像制作現場に携わる。 実写からモーショングラフィックス、3DCGまで様々な手法で映像表現を実践・探求している。
本件に関するお問い合わせ先
武蔵野美術大学 連携共創チーム イチエム担当
ichim@musabi.ac.jp
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