「ART IN THE OFFICE 2016」選出作品完成

マネックス証券株式会社

 マネックス証券株式会社(以下「マネックス証券」)の「ART IN THE OFFICE」プログラムにおける本年度の選出作品、菅隆紀(すがたかのり)氏の「Painting on the Kimono」が、マネックス証券本社オフィス内に完成しましたのでお知らせいたします。
 当プログラムは2008年にマネックス証券の持株会社であるマネックスグループ株式会社が開始し、2010年よりマネックス証券主催で開催しているもので、今年で9回目を迎えます。本年度は111点の応募作品案から、ストリートアートのコンテクストあるいは個人の歴史をオフィス空間にとりいれた斬新さ、作品の持つ複雑性が評価され、菅氏の作品案が選出されました。
 


              (写真上)作品が展示されているプレスルーム
     (写真 下)「ART IN THE OFFICE 2016」作品菅 隆紀「Painting on the Kimono」
 

■完成作品およびアーティスト
1. 作品「Painting on the Kimono」について
 “現代における衝動とその行為”および“形あるものの破壊と創造”をテーマとし、菅氏がマネックス証券のプレスルームで当プログラムのために、約3週間かけて制作した作品です。
 制作期間中には、菅氏はマネックス証券社員とのワークショップを開催し、ドリッピング(カンヴァスに絵の具を垂らして描く絵画技法)によって“感情”を表現しました。このワークショップで得られたイメージや菅氏がこれまで集めてきたモチーフをもとに、8枚の着物の上に独自の手法で幾重にもペイントが施され、更にそれを崩していくことで作品が生まれました。
 祖母が愛用していた着物に絵の具を垂らしマスキングを施す行為は、自身のルーツを解体していくようだったと菅氏は言います。また、着物というカンヴァスから新たな柄を浮かび上がらせた本作品は、観る人それぞれが持つさまざまな感情や記憶を呼び起こしてくれるようでもあります。既存の枠にとらわれず新しいものを生み出す本作品の試みは、常に「一歩先の未来の金融」の創造を目指すマネックス証券の企業理念とも共鳴するようです。

2. 菅隆紀氏プロフィール


1985年長崎県生まれ。2009年愛知県立芸術大学卒業。人間の根源にある行為や欲求をテーマに、絵画的技法を用いて表現している。2014年、オーストラリアを放浪中にアボリジニ文化に影響を受け、出会った老人の古民家にて滞在制作を行う。これまでに、KOSHIKI ART EXHIBITION 2012(2012年、鹿児島)、ドリッピンクプロジェクト(2013年、京都府庁旧本館 Musee Acta)、駒込倉庫(2015年、コミッションワーク)などで作品を発表している。
Takanori Sugaウェブサイト http://sugar-w.com




3. 菅隆紀氏コメント
 制作場所であるプレスルームは、様々な顔をもっています。ガラス一枚がとてつもなく分厚く、どこの世界とも関係を遮断し特別な儀式を行う洞窟のような空間という感覚を持つこともありました。そうかと思えば、社員の方が訪ねてきて、いたずらな遊びや予期せぬスパイスを風のように運んできてくれました。あるいは、こちらから半ば強制的に来訪者と関係を築こうとしたり、壁の向こう側で何気なく話している声から、モチーフになるヒントをキャッチしたり。
 今回の作品は、美しい世界の広がる花柄の着物をカンヴァスに、衝動や破壊をテーマに絵の具をのせて制作してきました。こうした環境に身を委ねられたおかげで、この作品の意味をより複雑なものに変えることができたと思います。また、自分が到底到達しえないと思っていた場所に、微かですが可能性を見ることができました。
 この作品を見た方には、視覚的トランス状態を経験していただきたいと思っています。そして、より積極的な議論が生まれ、プレスルームから予想もしなかった解決策や新たな出会いが生まれることを期待します。最後に、このような機会を与えてくださった松本会長およびマネックス証券の方々に感謝します。今後とも温かい目で応援してください。

■「ART IN THE OFFICE 2016」プログラム
 本プログラムは、現代アートの分野で活動する新進アーティストの支援を目的として、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]の運営協力を得て、マネックス証券が企画・主催しております。公募により選出された1名(1組)のアーティストに対し、社内のプレスルーム(会議室)を応募作品の発表の場として約1年間提供します。選出されたアーティストには30万円の賞金および10万円の制作費が支払われます。また、本プログラムによる作品は、マネックスグループ株式会社のアニュアルレポートなどに掲載される予定です。

 2012年には、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2012年度グッドデザイン賞」(Gマーク)を「展示会・見本市」のカテゴリーで受賞いたしました。また、近年は過去の開催で審査員として参加したことをきっかけに、本プログラムに共感し、自社で公募プログラムやアートプロジェクトを発足した企業もあり、「ART IN THE OFFICE」の活動は広がりを見せています。

 完成作品を含む本年度プログラムの詳細および過去作品については、マネックス証券ウェブサイト(http://www.monex.co.jp)をご覧ください。

                                               以 上

【マネックス証券株式会社について】
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会

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会社概要

マネックス証券株式会社

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URL
https://www.monex.co.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都港区赤坂1丁目12番32号 -
電話番号
-
代表者名
清明祐子
上場
未上場
資本金
122億円
設立
1995年05月