イノフィスとミツフジが業務提携

～相互販売により、建設や物流現場の熱中症・安全対策を強化～

株式会社イノフィス

2025年7月15日 10時00分

　アシストスーツを製造・販売する、東京理科大学発スタートアップの株式会社イノフィス（東京都八王子市、代表取締役社長：乙川直隆）は、ミツフジ株式会社（本社：京都府精華町、代表取締役社長：三寺歩）と、物流や建設業などの作業現場における安全対策ソリューションの提供を強化していくため、業務提携を行いました。

■業務提携の背景

2025年6月から改正労働安全衛生規則が施行され、職場における熱中症対策が義務化されました。厚生労働省も職場における熱中症対策の強化を啓発している中、今夏は全国的に平年より気温が高くなると想定されています。特に物流や建設などの屋外作業が多い現場では喫緊の課題です。イノフィスは5月より、ペルチェデバイス×ファンのW冷却ウェア「マッスルスーツ COOL VEST®」を発売しました。改正労働安全衛生規則の施行により現場の熱中症対策が急がれている中、本製品のニーズが高く、様々な現場で導入が進んでいます。また、腰痛などの身体的負荷を軽減するアシストスーツ「マッスルスーツ®」シリーズの導入も引き続き広げていき、作業現場での熱中症リスク対策と身体負荷軽減の両方をトータルで支援したいと考えています。

　そこで、熱中症対策ウェアラブルデバイスを開発・販売するミツフジと双方の製品を相互販売することにより、各社の強みを活かし販路を拡大させ、現場向けソリューションの提供を強化するという共通の目標のもと、今回の業務提携が決まりました。

■業務提携の概要

・イノフィスの販路で、ミツフジの猛暑リスク検知に特化したリストバンド型ウェアラブルデバイス「hamon band S」＊1を販売し、熱中症対策ソリューションの提供を強化

・ミツフジの販路で、イノフィスのアシストスーツ「マッスルスーツ®」シリーズを販売し、熱中症対策だけでなく身体負荷軽減という側面からも現場環境の改善ソリューションを提供

■今後の取り組み

2025年7月より、両社より製品の販売を開始予定です。今後は熱中症対策×身体負荷軽減の領域でさらに連携を強化し、新たな共同プロジェクトも検討してまいります。

■マッスルスーツ COOL VEST®（クールベスト）について

首元に配置したペルチェデバイスによる直接的な冷却と、ファンによる送風の二重構造により、従来の冷却グッズの課題を克服。より効果的かつ快適な暑熱対策を実現しました。電源には、気温変化に強く安全性の高いリン酸鉄モバイルバッテリー（20,000mAh）を採用。リチウムイオン系と比べて約3〜4倍の充放電サイクル（約2,000〜4,000回）に対応し、繰り返し使用にも優れています。

腰補助タイプのマッスルスーツ®シリーズやハーネスなどの装備品との併用が可能で、装着したままの車両運転にも対応しています。

製品名：マッスルスーツCOOL VEST®（クールベスト）

サイズ：S / M / L / XL / 5L

メーカー希望小売価格：29,700円（税込）

ブランドサイト：https://lp.musclesuit.co.jp/coolvest/

※マッスルスーツ®は、株式会社イノフィスの登録商標です。

■「hamon band S」（ハモンバンドS）＊1について

着用者の脈波から深部体温の「上昇」および「下降」＊2変化をリアルタイムに推定・可視化できる、特許取得済の独自アルゴリズム(特許第7175473号)を搭載し、本人が気づきにくい体調変化の兆しを、手首でシンプルに検知できる点が最大の特長です。さらに、LEDの3色表示とバイブレーションによるリスク通知に加えて、新たに音によるアラート機能＊3を搭載し、現場での視認性・即時性を強化しました。通信不要、操作不要で、誰でもすぐに使用できます。