山之口麓文弥節人形浄瑠璃保存会が「第43回伝統文化ポーラ賞 地域賞」を受賞!
伝統文化ポーラ賞
公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団(東京都品川区)主催。
日本の風土に培われてきた貴重な伝統文化は、時代から時代へ、人から人へと受け継がれてきました。このような無形の伝統を支えてきた方々を、伝統講義技術、伝統芸能、民俗芸能・行事などの各分野で見出し、「伝統文化ポーラ賞」として顕彰しています。
地域賞
地域の豊かな文化の向上に向けて優れた業績を残し、後進の指導・育成にも努めている個人または団体を称えるもの。
山之口麓文弥節人形浄瑠璃
人形浄瑠璃とは、三味線と語り、人形操りが一体となって、物語を表現する人形芝居です。
山之口町麓地区に伝わる文弥節人形浄瑠璃は、延宝から元禄(1673年~1703年)の大阪道頓堀で演じられた「泣き節」「愁い節」とも呼ばれる哀愁ただよう独特の節回しが特徴です。
文政9(1826)年に書き写したとされる台本が残されていることから、山之口麓文弥節人形浄瑠璃が演じられていた年代が裏付けられます。以降、幾多の変遷を重ね、明治
初期から大正末期に最盛期を迎えましたが、第二次世界大戦などで一端、途絶えました。その後、復興の動きが起こり、経験者と地域住民の努力により、保存会が結成され今に伝承しています。
全国でも4カ所(新潟県佐渡市、石川県白山市尾口地区、鹿児島県薩摩川内市東郷町、宮崎県都城市山之口町)にしか残っていない貴重なもので、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
現在では、6月、9月、11月に保存会による定期公演が、また、3月には麓小学校の5・6年生が子ども人形浄瑠璃を披露します。
◆今回の受賞について詳しくはポーラ伝統文化振興財団ホームページを確認ください。↓↓
https://www.polaculture.or.jp/promotion/current.html
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