【開発】設計・施工の省力化が可能な「基礎接合部・せん断補強工法」

日鉄エンジニアリング株式会社

日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、このたび岡部株式会社(代表取締役社長執行役員:河瀬博英、本社:東京都墨田区)と基礎接合部・せん断補強工法(以下「本工法」)※1を共同開発しましたのでお知らせいたします。

本工法は、物流倉庫などの鉄骨造建物において、高耐力ブレースを採用した場合に課題となる柱脚部のせん断耐力※2不足を、空間計画の自由度を損なうことなく解決する柱脚部用せん断補強工法です。当社設計・施工の物流用途を含む複合業務施設「三井不動産インダストリアルパーク海老名 &forest」にて本工法を初適用いたしました。これにより従来必要であった構造根巻柱脚を採用することなく、露出柱脚による構造計画が可能となり、柱脚構造の簡素化により鉄骨構造に関わる設計・施工工数の削減に寄与しました。

物流倉庫などの鉄骨造建物では、ブレースによってせん断力を負担する設計とした際、ブレースが取り付く柱脚部において、せん断耐力が不足する場合があります。一方、柱脚に作用するせん断力低減のためブレースをV型に配置すると、空間の有効性が損なわれ、開口部の確保や内部動線の自由度が制限されるといった課題が生じます。

こうした課題に対応するため、脚部の回転剛性※3に影響を与えることなく、柱脚部のせん断耐力を補強する本工法を開発しました。本工法は、主に高耐力ブレースが取り付く露出柱脚のブレース下部に設置され、無収縮モルタルを介してベースプレートと接続される構造になっています。これにより、本工法では柱脚部にせん断力のみを付加することが可能となりました。

また、本工法は、せん断力のみを負担する構造であるため、構造検討の煩雑さを低減し、設計業務の効率化に寄与します。また、施工面においても部材構成がシンプルであることから、工期短縮・工数削減が期待されます。

当社は、本工法で得られた知見により物流施設の設計業務効率化をさらに推進し、働き方改革や建築設計の新たな可能性の実現に貢献してまいります。

※1 当社は「ベースプラスQ3」、岡部株式会社は「シアサイドプラス」として展開いたします。

※2 部材や構造物が、物体の断面が互いにずらす方向に働く力(せん断力)に抵抗できる力を示す指標のこと。

※3 部材や接合部が曲げモーメントに対してどれだけ回転変形しにくいかを示す指標のこと。

【本工法の概要】

透視図

立面図

大型物流施設への適用状況

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ビジネスカテゴリ
建設・土木
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会社概要

URL
https://www.eng.nipponsteel.com/
業種
建設業
本社所在地
東京都品川区大崎一丁目5番1号 大崎センタービル
電話番号
03-6665-2000
代表者名
石倭行人
上場
未上場
資本金
150億円
設立
2006年07月