「多世代参加型ストックマネジメント手法の普及を通じた地方自治体での持続可能性の確保」特別講演会・公開セミナーを2月13日に開催

国立大学法人千葉大学のOPoSSuM研究グループ（代表：大学院人文社会科学研究科 教授　倉阪秀史）は、2月13日（月）に、日本各地におけるプロジェクトマネジメントの実践と理論構築をリードされてこられた桑子敏雄先生（東京工業大学大学院教授）をお招きして、特別講演会ならびに本プロジェクトの活動紹介を行う公開セミナーを開催いたします。一般の方の参加も可能です。またU-streamでも配信されますので、多くの方のご参加を歓迎いたします。

• OPoSSuM　＆　千葉大学公共学会　特別講演会・公開セミナー

​【概要】

 

日時：2017年2月13日（月）14:30～17:00
会場：千葉大学西千葉キャンパス　人文社会科学系総合研究棟2階マルチメディア会議室
アクセス：　http://www.shd.chiba-u.jp/index.php?id=6
入場無料、申し込み不要

【U-stream中継】
当日は下記のチャンネルでU-stream中継を行います。
http://www.ustream.tv/channel/ristex-opossum

【プログラム】
第１部
14:30～15:30　特別招聘講演会「地域再生と持続可能性」
講師：桑子敏雄教授　(東京工業大学大学院社会理工学研究科教授)

桑子敏雄教授

専門は、哲学、社会的合意形成論。主著に『環境の哲学』(1999年、講談社学術文庫)、『空間の履歴』(2009年、東信堂)、『わがまち再生プロジェクト』(2016年、角川書店)、『社会的合意形成のプロジェクトマネジメント』(2016年、コロナ社)ほか、多数。ダム建設、河川や海岸の再生・保全、道路整備やまちづくり、森林管理、地域づくりをはじめとする国内の社会基盤整備の現場でプロジェクトコーディネータやアドバイザー、ファシリテータなどを務め、この領域におけるプロジェクトマネジメントの実践と理論構築をリードしてきた。

第２部
15:30～17:00　OPoSSum活動報告

全体報告（倉阪秀史）
やちよ未来ワークショップアンケート結果について（森朋子（東京大学・院））
つながり座談会・調査報告（栗島英明（芝浦工大））
コメント、ディスカッション
 

• 千葉大学OPoSSuM研究グループについて

■OPoSSuM(オポッサム)とは
「多世代参加型ストックマネジメント手法の普及を通じた地方自治体での持続可能性の確保」（Open Project on Stock Sustainability Managementの頭文字をとって通称「OPoSSuM」)のことで、独立行政法人科学技術振興機構（JST）の社会技術研究開発センター（RISTEX）が推進する、戦略的創造研究推進事業（社会技術研究開発）、平成26年度新規研究開発領域「持続可能な多世代共創社会のデザイン」にて採択されたプロジェクト。研究グループ代表は倉阪 秀史（千葉大学大学院人文社会科学研究科 教授）。
■趣旨
人口減少・超高齢化社会において社会を持続可能とするには、社会を支える資本ストック（人的資本、人工資本、自然資本、社会関係資本）を健全に維持し、継承することが必要です。そのためには、各地域で、資本ストックの将来推移を予測し、さまざまな世代が主体的に参画しつつ、それらの適切な維持・管理・活用（ストックマネジメント）を進めることが求められます。本プロジェクトでは、以下のようなストックマネジメント手法を各地に普及させ、地域レベルでの持続可能性の確保を目指しています。
1）資本ストックの現況を自治体間で比較できるようにすること
2）将来に起こりうる課題を簡易に認識できるようにすること
3）将来の課題の認識に基づいて多世代参加型で合意形成をおこなうこと
※詳細はホームページ： http://opossum.chiba-u.jp/
 

•  本件問い合わせ先

 千葉大学大学院人文社会科学研究科倉阪研究室　担当：中塚
電話：[phone]