AIの価値実現を支援するAIデータサイクルストレージの最新フレームワークを発表
■AIデータサイクル内の主要ワークロードをサポートするエンタープライズクラスのSSDとHDDのポートフォリオを拡充
ウエスタンデジタル(NASDAQ: WDC)は、AIイノベーションの次の波を牽引するために、大規模なAIワークロードに最適なストレージ構成を定義する6つのステージからなるAIデータサイクルフレームワークを発表しました。このフレームワークは、高度なストレージインフラの計画・開発により、AIへの投資効率を向上させ、AIワークフローにかかる総所有コスト(TCO)を削減できるようにお客様を支援します。
AIデータサイクル https://www.westerndigital.com/topics/data-storage-for-ai
AIモデルは、データの消費と生成が連続するループの中で動作します。テキスト、画像、オーディオ、ビデオなどのデータタイプを処理すると同時に、新しいユニークなデータを生成します。AI技術がより高度になるにつれて、データストレージシステムは、膨大な量のデータを管理しつつ、大規模で高度なモデルに求められる計算負荷と速度を支えるだけの容量やパフォーマンスを提供する必要があります。ウエスタンデジタルは、各サイクルの重要なステージに求められるストレージ要件に応じて、フラッシュおよびHDDの製品・技術ロードマップを戦略的に整合させてきましたが、本日、AIの学習と推論をサポートする業界最先端の高性能PCIe® Gen5 SSD、高速AIデータレイク向けの大容量64TB* SSDおよび世界最大容量を誇るePMR、コスト効率に優れた大規模ストレージ向けのUltraSMR 32TB* HDDを発表しました。
AIデータサイクルのビデオ:AI Data Cycle Video( https://www.westerndigital.com/topics/data-storage-for-ai )(英語)をご覧ください。
米IT調査会社IDCのリサーチディレクターであるEd Burns(エド・バーンズ)氏は、次のように話しています。「生成AIが次の変革をもたらす技術であることに疑いの余地はなく、ストレージはそれを可能にする重要な要素です。特に、より大規模かつ高品質なデータセットの普及が進むと、ストレージの役割とデータへのアクセスがAIモデルの速度、効率、精度に影響を与えるため、ストレージの重要性は一段と高まることが予想されます。フラッシュとHDDのリーダー企業として、ウエスタンデジタルは、AIデータサイクルのさまざまな段階における多様なニーズに対応する強力な市場ポジションと幅広いポートフォリオによって、この成長するAI環境で大きく寄与できる機会を得ています。」
ウエスタンデジタルのフラッシュビジネス担当エグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのRob Soderbery(ロブ・ソダベリー)は、次のように述べています。「データはAIの原動力です。AI技術が実質的にすべての業界に組み込まれるにしたがって、ストレージはAI技術スタックの動的なコンポーネントとしてその重要性が増しています。新しいAIライフサイクルフレームワークは、パフォーマンス、拡張性、およびAIアプリケーションの導入に好影響をもたらすストレージインフラストラクチャを構築するために、お客様に比類のない価値を提供するという当社のコミットメントを如実に示しています。」
コンピューティングおよびストレージ集約型ワークロード向けに拡大するエンタープライズAIストレージソリューション
Ultrastar DC SN861 SSDは、ウエスタンデジタル初のエンタープライズクラスPCIe Gen 5.0ソリューションで、業界トップクラスのランダム読み出し性能と、AIワークロードに向けたクラス最高の電力効率を誇ります。最大16TBの容量を備え、大規模言語モデル(LLM)の学習、推論、AIサービスの導入において、現行世代と比較して最大3倍のランダム読み出し性能、超低レイテンシ、および驚異的な応答性を発揮します。さらに、省電力仕様によりIOPS/ワットが向上し、全体的なTCOが削減されます。PCIe Gen5による帯域幅の拡大は、AI市場のニーズの高まりに応えるもので、低レイテンシを組み合わせ高速化したアクセラレーテッドコンピューティングにより、AIの計算集約型環境を支えます。ミッションクリティカルなワークロード向けに構築されたUltrastar DC SN861は、NVMe® 2.0とOCP 2.0のサポート、1DWPDおよび3DWPDなどを含む豊富な機能を提供し、5年間の限定保証(1)が付帯しています。Ultrastar DC SN861 E1.Sは現在サンプル出荷中です。U.2は今月サンプル出荷を開始し、2024年第3四半期に量産出荷を開始する予定です。E1.SおよびE3.Sのフォームファクター製品詳細については、今年後半の発表を予定しています。
Ultrastar DC SN861 SSD https://www.westerndigital.com/products/internal-drives/data-center-drives/ultrastar-dc-sn861-ssd?sku=0TS2531
Ultrastar DC SN861を補完するのは、拡張されたUltrastar DC SN655エンタープライズクラスSSD製品ラインで、ストレージ集約型アプリケーション向けに設計されています。U.3 SSDの新しいオプションは最大64TBに達し、AIデータ処理と高速大容量のデータレイク向けに、より高いパフォーマンスと容量を提供します。これらの新しいDC SN655モデルは現在サンプル出荷中です。これらの製品の詳細については、量産出荷が開始される年内に発表を予定しています。
また、ウエスタンデジタルは、業界最大容量の32TB ePMRエンタープライズクラスHDDを一部のお客様向けにサンプル出荷中です。ハイパースケールクラウドやエンタープライズデータセンターでの大容量データストレージ向けに設計された新しいUltrastar DC HC690大容量UltraSMR HDDは、大規模データストレージと低TCOが最も重要となるAIワークフローで決定的な役割を果たします。数世代に渡り市場で高い評価を得て、実証済みの技術を活用した新しい32TBドライブは、優れた信頼性と堅牢性を維持しながら、迅速な導入のための円滑な認証と統合により、比類のない容量を提供します。この製品の詳細は、今年の夏以降に発表を予定しています。
「インフラストラクチャやコンピューティング要件が異なればAIデータサイクルの各ステージはユニークなものになります。AIとデータストレージ間の動的な相互作用を理解することで、ウエスタンデジタルは、大容量製品を提供するだけでなく、次世代のAIワークロードの究極のパフォーマンスと耐久性をサポートするようにカスタマイズされたソリューションを提供していきます。」とSoderberryは述べています。「当社が掲げる目標は、拡大するポートフォリオ、長期的なロードマップ、そして絶え間ないイノベーションにより、お客様がAIの革新的な能力を引き出せるようお手伝いをすることです。」
AIデータサイクルとウエスタンデジタルのAIストレージポートフォリオの詳細については、Data Storage for AI ( https://www.westerndigital.com/topics/data-storage-for-ai )をご覧ください。
■ ウエスタンデジタルについて
ウエスタンデジタルは、データを活用し、データの持つポテンシャルを解き放つという使命を担っています。フラッシュとHDDにおいて、メモリーテクノロジーの進歩に支えられ、私たちはブレークスルー・イノベーションと強力なデータストレージ・ソリューションを生み出し、その願いを実現できるようにします。そして私たちの価値観の核心として、切迫する気候変動に立ち向かうために、Science Based Targetsイニシアチブにより承認された壮大で高い炭素削減目標に一丸となって取り組んでいきます。ウエスタンデジタルおよびWestern Digital®、SanDisk®、WD®ブランドの詳細については、https://www.westerndigital.com/ja-jp をご覧ください。
Forward-Looking Statements
This press release contains forward-looking statements within the meaning of federal securities laws, including statements regarding expectations for: AI-driven uses and demand for data storage products; the role of our products in the continuing development and growth of artificial intelligence; the performance, value, capabilities, availability and market position of our products; and market opportunities. These forward-looking statements are based on management’s current expectations and are subject to risks and uncertainties that could cause actual results to differ materially from those expressed or implied in the forward-looking statements.
Key risks and uncertainties that could cause actual results to differ materially from those expressed or implied in the forward-looking statements include: volatility in global economic conditions; operational, financial and legal challenges and difficulties inherent in implementing a separation of our HDD and Flash businesses; the final approval of the separation by our board of directors; inflation; increase in interest rates and economic recession; future responses to and effects of global health crises; the impact of business and market conditions; macroeconomic conditions for the NAND and hard disk drive markets; the impact of the announced separation transaction, including with respect to customer and supplier relationships, regulatory and contractual restrictions, stock price volatility and the diversion of management’s attention from ongoing business operations and opportunities; the impact of competitive products and pricing; our development and introduction of products based on new technologies and expansion into new data storage markets; risks associated with cost saving initiatives, restructurings, acquisitions, divestitures, mergers, joint ventures and our strategic relationships; difficulties or delays in manufacturing or other supply chain disruptions; hiring and retention of key employees; our level of debt and other financial obligations; changes to our relationships with key customers; compromise, damage or interruption from cybersecurity incidents or other data system security risks; actions by competitors; international conflict; terrorist activities; risks associated with compliance with changing legal and regulatory requirements and the outcome of legal proceedings; and other risks and uncertainties listed in our filings with the Securities and Exchange Commission (the “SEC”), including our Annual Report on Form 10-K filed with the SEC on August 22, 2023 and our Quarterly Reports on Form 10-Q filed with the SEC on November 7, 2023 and February 12, 2024, to which your attention is directed. You should not place undue reliance on these forward-looking statements, which speak only as of the date hereof, and we undertake no obligation to update or revise these forward-looking statements to reflect new information or events, except as required by law.
* 1TB = 1兆バイト。実際に利用できる容量は使用環境により異なります。
(1) 5年または最大耐久(TBW)制限のいずれか早い方。各国、域特有の保証については、 support.WesternDigital.com をご覧ください。
© 2024 Western Digital Corporation or its affiliates. All rights reserved. Western Digital, the Western Digital design, the Western Digital logo and Ultrastar are registered trademarks or trademarks of Western Digital Corporation or its affiliates in the U.S. and/or other countries. The NVMe word mark is a trademark of NVM Express, Inc. PCIe is a registered trademark and/or service mark of PCI-SIG in the United States and/or other countries. All other marks are the property of their respective owners. Product specifications are subject to change without notice. Pictures shown may vary from actual products. Not all products will be available in all regions of the world.
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像