産業用ソフトウェアのAVEVAとIFS、AIによる資産意思決定インテリジェンスで提携

IFSジャパン株式会社

新たな提携により、産業分野の企業は運用インテリジェンスと企業全体の業務実行を連携させ、リアルタイムの資産データを、より迅速で証拠に基づく意思決定へとつなげることが可能に

2026年5月19日 、ミラノ(イタリア) – 産業用AIソフトウェアのリーディングプロバイダーであるIFSは本日、産業用ソフトウェアのリーディングプロバイダーであるAVEVAとのパートナーシップを発表しました。本提携により、複雑な事業を展開する産業企業が運用インテリジェンス、企業全体の業務実行、戦略的資本計画を連携させることが可能になります。両社のCEOであるマーク・モファットとカスパー・ヘルツベルク氏は、ミラノで開催された「AVEVA World」において、この提携の第一弾となる「Continuous Asset Decision Intelligence(継続的資産意思決定インテリジェンス)」を発表しました。本ソリューションは、リアルタイムの運用・資産データを、統合された資産ライフサイクル全体にわたるメンテナンス、投資、業務実行のスマートな意思決定へと変換します。推測に頼る必要が減り、よりタイムリーで証拠に基づいた意思決定が可能になります。

AVEVAのCEOカスパー・ヘルツベルク氏は次のように述べています。

「産業インテリジェンスは、全体像を把握して初めて現実のものとなります。IFSとのパートナーシップにより、センサーから役員室に至るまで、データと知見をこれまでにない強力な方法で結びつけることができます。アーキテクチャは整い、お客様のニーズは切迫しており、AIの活用機会は今や現実的なものとなっています。これこそが、両社が目指す真の協働の姿です。」

IFSのCEOマーク・モファットは次のように述べています。

「IFSは、メンテナンス、サービス、人材、資本計画の各分野において、お客様が資産に関する知見を行動に移すお手伝いをしています。AVEVAと協力することで、お客様が『どの作業を行うか』『いつ行うか』『修理するか、延期するか、交換するか』を判断するために必要な、運用上のコンテキストとエンタープライズAIを提供できます。これには、シグナルから結果に至るまでのエビデンスが含まれます。」

洞察から実行への道のりは依然として遠い

業界のリーダーが指摘する最大の課題の一つは、稼働中の運用データは運用チームに集中している一方で、保守履歴、停止計画、予備部品、要員体制、投資の優先順位といった情報は別々に管理されていることです。こうしたデータの分断により、複雑な資産やポートフォリオを包括的に把握することが難しくなり、洞察から実行に移るまでの時間が遅れてしまいます。

例えば、信頼性エンジニアが異常を検知しても、その判断は部分的な情報しか持たない保守計画担当者に委ねられます。「作業計画にすでに修正策は含まれているか」「この資産は以前にも同様の故障を起こしたことがあるのか、それとも今回が単発の事象なのか」「他の拠点でも同様の故障が発生する可能性があるか」、そして最終的に「修理すべきか、対応を先送りすべきか、それとも交換すべきか」といった判断を迫られるのです。IFSとAVEVAのパートナーシップは、こうした疑問に答えるために設計された、一貫した意思決定フローを提供します。このフローでは、バリューチェーンに関わるすべての担当者が、迅速かつ確信を持って行動するために必要な情報と、AIによって強化された洞察を得ることができます。

IDCのリサーチ・バイスプレジデント(産業エコシステムの未来、イノベーション戦略、エネルギーインサイト担当) ジェフリー・ホージョ氏は次のように述べています。

「AVEVAとIFSは、産業用AIにおける最大の課題の一つである『洞察と実行の間の隔たり』に取り組んでいます。リアルタイムの運用インテリジェンスを、企業の業務実行および資本計画と統合することで、両社のパートナーシップは、資産ライフサイクル全体にわたる『継続的資産意思決定インテリジェンス』の実現を約束するものです。この提携によって実現される、企業から生産現場、そしてエッジに至るクローズドループ型のデジタルスレッドは、生成AI、エージェント型AI、予測AIがデータ分析とフェデレーションを推進し、知識共有を強化し、計画とリスク管理の両方を改善するための基盤も提供します。」

ARCアドバイザリーグループのバイスプレジデント クレイグ・レスニック氏は次のように述べています。

「このAVEVAとIFSの提携が魅力的である理由は、洞察と実行の間の距離を縮める点にあります。リアルタイムの運用インテリジェンスを、企業の業務実行および戦略的な資本計画と結びつけることで、『継続的資産意思決定インテリジェンス』は、しばしば数千にも及ぶデータポイントを、単一の証拠に基づいた意思決定フローへと変換します。これにより、チームは、どのような作業を行うか、いつ行うか、そして修理、延期、または交換のいずれを選ぶかを、より迅速かつ確信を持って判断できるようになります。同様に重要な点として、資産の状態から意思決定、そして結果に至るまで、監査可能な一連の流れが構築されます。これは、取締役会、投資家、規制当局にとって、ますます重要になっている要素です。」

実際の運用例

この共同ソリューションは、運用インテリジェンス、エンジニアリングインテリジェンス、戦略的資本計画という3つのレイヤーを、単一のアーキテクチャ内で独自に統合しています。数百の変電所を運営する公益事業者にとって、ある変電所で発生した変圧器の不具合は、その場限りの対応ではなく、ポートフォリオ全体に関わる意思決定事項となります。例えば、温度上昇のアラームや溶解ガスの異常値は、保守履歴、重要度、予備部品、作業員の稼働状況、停電計画、資本計画の文脈を統合した意思決定ワークフローを通じて、検知、対応、是正が可能になります。これにより、関係者は適切な作業の優先順位付けを行い、修理・延期・交換の選択肢を全設備の先例と比較検討し、適切な人員と部品を手配し、問題の発生から是正に至るまでの証拠の記録を残すことができます。

測定可能な成果

この新たな提携により、IFSおよびAVEVAのお客様は、さまざまな機能強化とメリットを享受できます。

  • 資本効率:運用状況や資産状態に関する洞察により、リスクを踏まえた投資判断が可能となり、信頼性、安全性、事業目標の達成に最も寄与する業務へと資本を集中させることができます。

  • 信頼性:資産の信頼性に関する問題をリアルタイムで分析することで、作業指示の優先順位を自律的に決定し、作業員の派遣を最適化します。検知から対応までの遅延は数日や数週間から数時間に短縮され、カレンダーに基づくスケジュールに代わって動的な保守戦略が採用されます。

  • 規制対応と投資判断における確信:資産の状態から投資判断、測定可能なパフォーマンス成果に至るまで、タイムスタンプ付きの継続的かつ監査可能な証拠の連鎖が構築され、規制当局、取締役会、投資家への提示に即座に対応できます。

  • IT/OTの簡素化:プラットフォーム間アーキテクチャが、カスタム開発のポイントツーポイント統合に取って代わり、統合コストを削減し、価値実現までの時間を短縮します。

本ソリューションのライブデモは、ミラノで開催中の「AVEVA World Milan」会場内「CONNECT Innovation Zone」にてご体験いただけます。会場にお越しいただけない方は、近日開催予定のグローバルウェビナーにご参加ください。最も価値の高い資産に関する意思決定への活用方法を、実際のデモを通じてご確認いただけます。

AVEVAについて

AVEVAは産業用ソフトウェアのグローバルリーダーであり、企業が産業資産や生産プロセスの設計、構築、運用、最適化を行えるよう支援するソリューションを提供しています。シュナイダーエレクトリックの一員であるAVEVAは、43カ国に6,500名の従業員を擁し、120カ国以上で20,000社を超える企業にサービスを提供しています。AVEVAの製品ポートフォリオは、プロセスシミュレーションやエンジニアリング設計から、リアルタイムの運用管理、資産パフォーマンスの最適化、サステナビリティ分析に至るまで、産業ライフサイクル全体を網羅しています。「AVEVA CONNECT」プラットフォームは、同社のオープンデータおよび産業用AIプラットフォームであり、エッジからクラウドに至るまで、エンジニアリング、運用、最適化を結びつけるデジタルスレッドとして機能します。AVEVAの「PI System」は、エネルギー、製造、化学、ライフサイエンス、インフラ、鉱業、海洋、EPC(設計・調達・建設)の各セクターに導入されている、世界有数の産業用時系列データソースの一つです。詳細については、https://www.aveva.com/ja-jp/をご覧ください。

IFSについて
IFSは、産業用AIおよびエンタープライズソフトウェアの分野で世界をリードするプロバイダーであり、製造、資産管理、サービス運用を通じて、地球を支え、守るハードコアなビジネスを支援しています。IFSのテクノロジーは、製品を製造し、複雑な資産を保守し、サービス重視の業務を管理する企業が、産業用AIの変革力を活用し、生産性、効率性、持続可能性を向上させることを可能にします。

IFS Cloudは、AIを活用した完全にコンポーザブルなプラットフォームであり、お客様の特定の要件やビジネスの進化に柔軟に対応できるよう設計されています。ERP、EAM(企業資産管理)、SCM(サプライチェーン管理)、FSM(フィールドサービス管理)などのニーズを包括的にカバーします。IFSのテクノロジーは、AI、機械学習、リアルタイムデータ、アナリティクスを活用して、お客様が十分な情報に基づいて戦略的な意思決定を行い、「サービスの瞬間 (Moment of Service™) 」を実現できるように支援します。

IFSは1983年に、最初のお客様の敷地の外にテントを張った5人の大学の友人によって設立されました。彼らは、年中無休で対応し、お客様のニーズを第一に考えていました。それ以来、IFSは80カ国で7,000人以上の従業員を抱えるグローバルリーダーに成長しました。機敏性、顧客中心主義、信頼という基本的な価値に基づいて、IFSは価値を提供し、戦略的変革を支援することで世界的に認められています。当社は、この分野で最も推奨されるサプライヤーです。その理由については、ifs.com/jaをご覧ください。

※本プレスリリースは、2026年5月19日にイタリアで発表されたニュースリリースの抄訳版です。

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会社概要

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町1‐2-1 Otemachi Oneタワー 27階
電話番号
03-5456-5480
代表者名
大熊 裕幸
上場
未上場
資本金
-
設立
1997年01月