大学生の親85%が「もっと話しておけばよかった」―話し足りなかった話題の1位とは?【保護者調査】

株式会社DeltaX(本社:東京都千代田区、代表:黒岩 剛史)が運営する塾選びサービス『塾選』は、「子どもと話し足りなかった話題」について調査しましたので概要をお知らせいたします。
子どもが大学生になると、進路選択や一人暮らし、アルバイトなどを通して、自分の将来やお金について考える場面が増えてきます。その姿を見て初めて、「中高生の頃に、もっと話しておけばよかった」と気づくこともあるのではないでしょうか。
塾選ジャーナルでは、大学生の子どもを持つ保護者100名を対象に、中高生の頃の家庭内会話について調査を実施。当時の話題や会話頻度を振り返り、大学生になった今、保護者が「もっと話しておけばよかった」と感じていることを探ります。
詳細はこちらをご覧ください。
大学生の保護者85%に「もっと話しておけばよかったこと」がある
まずは、子どもが大学生になった今、中高生の頃にもっと話しておけばよかったと思うことを見ていきます。
話し足りなかった話題の最多は「将来の仕事・生き方」

最も多かったのは「将来の仕事・生き方」の24%でした。「お金・家計・物価」が15%、「学校生活」が10%、「受験・進路」が9%と続きます。
「特にない」を選んだ保護者は15%にとどまり、残る85%は何らかのテーマを挙げました。目の前の受験や進路以上に、大学卒業後も続く仕事、生き方、お金について話し足りなかったと感じる保護者が多い結果です。
実際の保護者の声を紹介します。
■ 将来の仕事・生き方
「将来の仕事・生き方」を選んだ保護者からは、進学先を決める前に、子どもの興味や目標を深く聞いておけばよかったとの声が寄せられています。
-
「何が好きで何を将来したいか、だけでなく、さらに何ができそうか、可能性が広がるような提案をこちらからしてあげられたら、もっと世界は広がったかもしれないと思った。」(なつママさん / 埼玉県 / 大1女子・保護者)
-
「今でも結局やりたいことがはっきりしていない(方向性すら決まっていない感じの)状態なので、自分の経験を踏まえてもう少し事細かに話しておくべきだったと思う。」(OZIMAさん / 北海道 / 大1男子・保護者)
-
「大学に入ってから進路で悩み始めたので、中高生の頃から働くことについてもっと気楽に話しておけばよかったと思うからです。」(タカさん / 神奈川県 / 大2男子・保護者)
■ お金・家計・物価
「お金・家計・物価」については、大学進学にかかる費用や奨学金、一人暮らしの生活費などを、具体的に伝えておけばよかったとの声が見られました。
-
「大学に入ってから一人暮らしやサークル活動、日常のやりくりが始まって、驚くほどお金がかかる現実を本人が知ったからです。中高生のうちから、学費や生活費、世の中の物価のリアルについて、もう少し具体的にお金の話を共有していたら、お互いに金銭感覚のすり合わせが楽だったなと痛感しています。」(ゆきさん / 兵庫県 / 大1男子・保護者)
-
「あまりお金について話をせず、大学生で急に親元を離れたからか、下宿先で携帯料金や電気代などの支払い漏れがあったようでした。信用情報に関わると、きつく注意しました。」(なゆこさん / 愛知県 / 大2女子・保護者)
塾選ジャーナルが過去に実施した調査では、「親の働く姿を見せること」によって、キャリアへの意識に差が出たり、お金・社会の仕組みを学ぶきっかけになり得ることが分かりました。詳しくは以下の記事もご覧ください。
参考記事:親の働く姿、見せる?見せない?将来の仕事意識に最大5倍の差【家庭でのキャリア教育 保護者調査】
中高生の頃の会話は「学校生活」が最多
では、子どもが中高生の頃には実際に家庭でどのような話をしていたのでしょうか。
中学生では「部活」「友人関係」が上位

中学生の頃に家庭で話していた内容は、「学校生活」が80%で最多でした。「部活・課外活動」が63%、「友人関係」が60%と、子どもの身近な出来事が上位に並びます。
中学生の段階では、将来よりも、学校や部活動、友人との出来事が会話の中心だった傾向です。
高校生では「受験・進路」が中学生より上位に

高校生の頃も「学校生活」が80%で最多でした。「受験・進路」は51%まで増え、「勉強・成績」が47%で続きます。
中学から高校にかけて、「友人関係」は60%から45%、「部活・課外活動」は63%から46%へ減少しました。これに対し、「将来の仕事・生き方」は22%から39%、「アルバイト」は7%から24%へ増えています。
子どもの成長に伴い、家庭での会話が身近な出来事から、進学や卒業後の生活へ広がっていく様子が見られました。
ただし、大学進学後の生活や卒業後の働き方・生き方までを具体的に話す機会は、十分に持ちにくかったことがうかがえます。
反抗期だと会話が持ちづらい?中学生でも「ほぼ毎日会話」が6割超
前章では、中高生の頃に家庭で話していた内容を見てきました。では、反抗期を迎えやすいこの時期、家庭での会話はどの程度持たれていたのでしょうか。反抗期の有無と会話頻度、当時の関わり方を保護者の回答から見ていきます。
中学生では過半数が反抗期、高校生で緩和される傾向

「反抗期だった」と「どちらかといえば反抗期だった」を合わせると、中学生の頃は52%、高校生の頃は25%でした。反抗期だったとする回答は、中学生の頃に多く見られます。
会話頻度は「ほぼ毎日」が6割
一方、家庭での会話頻度は次のとおりです。

「ほぼ毎日話していた」は、中学生の頃が63%、高校生の頃が60%でした。「週に数回話していた」まで含めると、中学生で83%、高校生で86%にのぼります。
反抗期だったとする回答が半数を超えた中学生の頃も、日常的に会話していた家庭が多い結果となりました。保護者が子どもが話しやすい距離や話題を探りながら関係を保っていた家庭もあります。
■ 無理に聞き出さず、話したいときに話せる雰囲気をつくる
-
「中学生になると子どもとの会話は小学生の頃より減りましたが、食事の時間だけはできるだけ家族で過ごし、その日の学校での出来事や部活動の話を聞くようにしていました。思春期だったこともあり、こちらが聞きすぎると嫌がられることもありましたが、無理に詮索せず、話したいときに安心して話せる雰囲気を大切にしていました。今振り返ると、何気ない日常会話の積み重ねが信頼関係につながっていたのだと感じています。」(りんこさん / 愛知県 / 大1男子・保護者)
-
「中高生の頃は親より友人との時間を大切にする時期で、会話が少ない日もありましたが、食事の時間など短い時間でも声をかけ続けたことで、今では学校や将来のことを話してくれるようになり、継続して会話することの大切さを感じています。」(KKさん / 東京都 / 大1男子・保護者)
■ 子ども扱いせず、興味のある話題から会話を広げる
-
「反抗期で親を煙たがるときもありましたが、あえて子ども扱いせず、一人の大人としてニュースや社会問題について意見を求めると、目を輝かせて自分の言葉で語ってくれたことが深く印象に残っています。大学での学問や人間関係の基礎は、中高生時代に家庭内で交わした正解のない問いについて、対等に議論した時間によって形作られたのだと、大学生になった今の成長ぶりを見て実感しています。」(ゆずさん / 東京都 / 大2男子・保護者)
-
「自分の趣味の話のときは、よく話してくれた。共通の趣味を持つことが、親子関係をうまくさせると思う。」(あいりさん / 岐阜県 / 大1女子・保護者)
学校生活や成績について尋ねるだけでなく、趣味やニュースなど、子どもが関心を持つ話題から会話を広げたという声も寄せられました。
中学で会話が減っても、高校で深い話ができた家庭も
中学生の頃に会話が減ったものの、高校生になり、進路を考える時期に深い話ができるようになった家庭もありました。反抗期の最中に無理に会話を増やそうとせず、短い声かけや日常のやり取りを続けていた様子が伝わります。
-
「中学生の頃は会話が減って心配しましたが、高校生になって進路を決める頃には深い話ができるようになって、息子の成長を感じたことが印象的でした。」(タカさん / 神奈川県 / 大2男子・保護者)
-
「中学生の頃は些細なことで衝突して会話が減る時期もありましたが、高校で進路という共通の目標ができると自然と会話が増え、大人同士の対話ができるようになったと成長を感じます。」(アキさん / 福島県 / 大2男子・保護者)。
まとめ:中高生との会話は「何を話すか」にも目を向けたい
子どもが大学生になった今、85%の保護者が何らかの「もっと話しておけばよかったこと」を挙げています。
最も多かったのは「将来の仕事・生き方」で、「お金・家計・物価」が続きました。子どもが大学進学後に将来の進路で悩んだり、一人暮らしで生活費を管理したりする姿を見て、早くから話しておけばよかったと感じた保護者もいます。
反抗期には会話が減った家庭もあるなか、食事の時間に短く声をかける、趣味やニュースなど関心のある話題から会話を広げるといった関わり方も見られました。
今回の結果から見えてきたのは、会話の回数だけでなく、何を話すかにも目を向ける必要があるということです。学校であったことに加え、将来の仕事や暮らし、進学後にかかるお金についても、中高生のうちから話題にする―そうすることで、子どもが将来の選択肢を広げたり、生活に必要なお金を具体的に考えたりするきっかけになるかもしれません。
詳細はこちらをご覧ください。
アンケート調査概要
調査対象:大学生の保護者(有効回答数100名)
調査時期:2026年7月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「中高生家庭の話題」に関する調査
※本調査レポートの内容(グラフ・データ・本文など)の無断転載・改変を禁じます。
掲載しているグラフや内容を引用する場合は、出典「塾選ジャーナル調べ:『中高生家庭の話題』に関する調査」と明記し、『塾選ジャーナル』の記事(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/65190/)へのリンク設置をお願いします。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
