イトーキ、令和2年度知財功労賞特許庁長官表彰を初受賞

株式会社イトーキ（本社:東京都中央区 社長:平井嘉朗）は、経済産業省特許庁の令和2年度「知財功労賞」において、知的財産権制度活用優良企業として「特許庁長官表彰（意匠）」を初めて受賞しました。

右から、代表取締役社長 平井嘉朗、経営企画課(知的財産推進室兼務) 水谷繁人 ※新型コロナウィルス感染症対策を十分行った上で撮影を行っております。

　知財功労賞は、経済産業省特許庁が毎年4月18日｢発明の日｣に知的財産権制度の発展及び普及・啓発に貢献のあった個人に対して｢知的財産権制度関係功労者表彰｣、また、制度を有効に活用し円滑な運営・発展に貢献のあった企業等に対して｢知的財産権制度活用優良企業等表彰として経済産業大臣表彰及び特許庁長官表彰を行う表彰制度です。

　今回イトーキは、経営戦略と知財活動の連動、独自の出願基準や知財力の可視化、特許流通の活動を通じた地方経済の活性化への協力などの取り組みが評価され、知的財産権制度活用優良企業として「特許庁長官表彰（意匠）」を初受賞しました。

イトーキが評価されたポイントは、以下の３点です。

1. 経営企画部内に知財部門を設置することにより、経営と知財の連携の円滑化を図っている。７年前に知財部門が研究所内に配置されていた時代と比較して、知財の観点から企業価値を上げる活動に活動内容をシフトしている。

   経営企画部知的財産推進室のメンバーと知財功労賞特設パネル(特許庁設置) ※新型コロナウィルス感染症対策を十分行った上で撮影を行っております。

2. 競合他社に先⾏している商品かどうか、過去にない斬新なデザインか、重要なラインナップか、今後の⽔平展開の可能性があるかといった複数の基準のうちの一定基準を満たす場合は意匠を原則出願して、事業競争⼒の源泉にしている。また、独⾃の基準で売上額を考慮した知財⼒を数値化及び可視化して、競合と⽐較することにより事業活動に活⽤している。
3. ２０１５年から休眠特許等を地方自治体、地方銀行等を介して中小企業に開放（例：長崎県の金属製品の製造等関連会社へ「水害時などに浸水を防止する起立式の扉」の特許を開放）して地域経済活性化へ貢献している。

＜特許開放の取り組み事例＞

　◆高橋建設様（神奈川県）、ダイワテック様（長野県）とのライセンス契約
　　https://www.itoki.jp/press/2016/1605_tokkyo.html

​　◆花菱精板工業様（宮崎県）とのライセンス契約
　　https://www.itoki.jp/press/2017/1706_license.html

　◆フクダサインボード様（静岡県）とのライセンス契約
　　https://www.itoki.jp/press/2018/1803_fukuda-sign.html

　当社は、働き方改革を推進する企業として、ミッションステートメント『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具・設備機器製品などの幅広いラインアップによって、お客様の“働く空間づくり”を支えています。今回表彰頂きました知的財産に関する取り組みにおいてもより一層の研鑽を重ね、独創性に溢れた付加価値の高い製品やサービスをお客様に提供することで更なる企業価値の向上と社会全体の活性化を目指します。

 株式会社イトーキ：https://www.itoki.jp/

【知財功労賞受賞内容 お問い合わせ先】
　経営企画部知的財産推進室　榎原
　TEL:[phone]　　MAIL: [e-mail]
　経営企画部経営企画課　水谷
　TEL:[phone]　　MAIL: [e-mail]

【報道関係者 お問い合わせ先】
　コーポレートコミュニケーション部広報IR室　大竹
　TEL:[phone]　　MAIL:[e-mail]