Skyland Ventures、ZK-Rollup as a Service専用のプラットフォームLumoz(旧名Opside)の投資ラウンドに参加

シードスタートアップ投資をメインに行うベンチャーキャピタルファンド、Skyland Ventures（本社：東京都渋谷区、パートナー・CEO：木下慶彦、以下SV）は、ZK-Rollup as a service専用のプラットフォームLumoz（本社：香港、香港島　CEO ：NanFeng Liu）へ投資したことを発表しました。

• Lumoz(旧名Opside)について

Lumoz(旧Opside)は、開発者がベースチェーン（Lumoz, Ethereum, Polygon, BNB Chain chain）にZK-RollupベースのLayer2チェーンを簡単にデプロイすることができるプラットフォームを提供します。対応しているZK-Rollupのタイプは Polygon zkEVM、 Scroll、 StarkNetなどがあり、今後も拡張予定です。

開発者はZKの知識がなくても、フロントエンドのインターフェースから選択することで、独自のZk-Rollupを作成できることが魅力です。現在15 以上のプロジェクトがLumozの公式レビューに合格し、Lumozプラットフォーム上でカスタマイズされた zkEVM アプリケーションチェーンを生成しました。

• Rollup技術の重要性

現状のイーサリアムはトランザクションのガス代が高かったり、トランザクションの処理できるキャパシティが不足しているという問題があり、その解決方法として、Rollupというソリューションがあります。Rollupは、トランザクションのすべての計算をイーサリアムネット上で行うのではなく、計算の一部をオフチェーンで実行し、最低限のサマリーデータのみをイーサリアムのメインネットに書き込み、イーサリアムのスケーラビリティを向上させます。

RollupにはOptimistic-RollupとZK-Rollupの2種類があり、ZK-Rollupは複数のトランザクションをひとつのバッチにまとめてオフチェーンで実行します。この際に、ゼロ知識証明(ZKP)と呼ばれる暗号技術によりトランザクションの有効性を証明します。

• 今回の出資に関するコメント

Skyland Ventures ベンチャーキャピタリスト: 坂井 柊斗

SVとして今回の資金調達ラウンドに参加できることを嬉しく思います。Lumozは、開発者はコード不要の ZK-Rollupローンチベースを利用して、簡単にZK-Rollupをデプロイできるプラットフォームを提供します。

さらに、Lumoz は、ZKP（ゼロ知識証明） 計算の基礎となるPoW(Proof of Work)ネットワークも構築しており、プロジェクトチームがその後の運用に集中できるようにします。ファウンダーNanFengを中心とし、ZK-Rollupに人々がよりアクセスしやすい未来を提供するために邁進する素晴らしいチームで、現在、Lumoz上のプロジェクト数、バリデーターの数は堅調に増えており、今後のさらなる飛躍に期待したいです。

Skyland Ventures ベンチャーキャピタリスト: 松本 頌平

RAASのビジネスモデルは、「どれだけ強いブロックチェーンをホストできるか」が勝負どころになります。そのため、技術的な強さだけではなく多数の開発者を引き付けるBizDev力も重要です。

LumozチームはzkPoWのように、新たな挑戦を行う強力な開発チームももちろん持っていますが、

Testnet公開からすぐにアクティブな開発者を集めたり、数多くの強力なリレーションを構築したり、コミュニティの盛り上げを丁寧に行ったりと、ビジネスサイドの実行力も非常に高いと感じています。

モジュラーブロックチェーンやAppChainといった概念が普及していく現在のトレンドにおいて、zkRAASは主要な競争の一つになると確信しており、私達Skyland VenturesはLumozに大きな期待を寄せています。

Skyland Ventures General Partner: 袁 小航

Lumoz（旧Opsite）は、ZK-RaaSのコンセプトにおける初期の研究開発チームであり、Lumozのコードフリー・インフラ・サービスを通じて、開発者やユーザーが独自のカスタマイズされたzkEVMアプリケーション・チェーンを作成できるようにすることに専念しています。

LumozがZK-PoWを使用することで、マイナーがZKP生成のための演算能力を提供できる分散型証明ネットワークを構築し、LumozのZK-RaaSサービスを使用する開発者のポスト操作の難易度とコストを削減することができます。実はこのプロジェクトに気づいたのはずいぶん前のことでした。

WebXで来日した際にスカイランドベンチャーズのサイドイベントに来てくれたのですが、すでに資金調達は終了していたにもかかわらず、弊社のWeb3に対する本気度に惹かれたLumozは、最終的にSVの出資を受けることになりました。スカイランドベンチャーズのWeb3の日本マーケットに対する一連のイベントがグローバルで成果を上げていることを大変嬉しく思ってます。

Lumoz Founder: Nan Feng

Skyland VenturesのLumozへの信頼とご支援に心より感謝申し上げます。Lumozはこの半年で大きな成果を上げました。私たちのZK-RaaSプラットフォームは、テストネット上に十数台のZK-Rollupがオンライン上にあり、Polygon CDK/zkSync/ScrollなどのZKソリューションをサポートしています。

私たちは世界最大の分散型プローバーネットワークを有しており、ZKとPoWマイニングの組み合わせにより、無数のZK-RollupにZKPコンピューティングパワーを提供しています。私たちは、ZK-RaaSとZK-PoWアルゴリズムをリードすることで、Lumozが市場をリードするZKサービスプロバイダーとなり、ZK技術の普及を加速させると信じています。

Skyland Venturesは印象的なWeb3VCであり、ZKの分野で豊富な投資と研究の経験を持っています。Skyland Venturesチームとの接触で、彼らの専門知識と洞察力を深く感じました。私たちは、Skyland Venturesと協力して、グローバル市場で業界にさらなる驚きと成果をもたらすことを楽しみにしています。(文章は英語から翻訳)

• Skyland Venturesについて

Skyland Ventures (SV) は、シードVC(ベンチャーキャピタル)として国内外のスタートアップへの投資を行っています。 SVは“The Seed Maker.”をミッションに、若手起業家×インターネット領域のスタートアップにシードマネーの提供を行っています。2022年以降はWeb3領域・生成AI領域の投資を強化しており、インキュベーションプログラムであるCryptoLand(Web3)・荒波(生成AI)を運営しシードスタートアップの創出を行っています。

また、2023年には100万人超が参加する徳島市阿波おどり演舞場のネーミングライツを取得するなど東京・地方問わず日本全国やグローバルと日本のスタートアップエコシステムの拡大や各プレイヤーの橋渡しとなることをを目指しています。

社名：Skyland Ventures (代表者：木下 慶彦)
所在地：東京都 渋谷区桜丘町16-13 桜丘フロントビルⅡ
URL：https://skyland.vc
Twitter：https://twitter.com/skylandvc
YouTube：https://www.youtube.com/channel/UCpQ0_31ALEoIDGkDIBRuwUQ
Press Kit：https://www.notion.so/skylandventures/Skyland-Ventures-Pres-Kit-821339adc9df435c8dbd5ea4ee2426fe