伊賀市と共同開発した「黒塗りアプリ」をオンプレミス型生成AI「Sovereign GaiXer」に標準搭載
自治体の黒塗り作業をAIが支援、無料トライアルでも本日提供開始
株式会社FIXER(本社:東京都港区、代表取締役社長:松岡 清一、以下「FIXER」)は、三重県伊賀市(市長:稲森 稔尚、以下「伊賀市」)と共同開発した、情報公開請求業務の黒塗り(マスキング)作業を支援する「黒塗りアプリ(情報公開文書マスキング支援アプリ)」を、オンプレミス型生成AI「Sovereign GaiXer(ソブリン ガイザー)」の標準機能として搭載し、本日より提供を開始します。あわせて、Sovereign GaiXerの無料トライアル環境でも本日より黒塗りアプリを利用できるようにし、全国の自治体が自らの業務手順に沿って効果を確かめられるようにします。

■本リリースのポイント
-
伊賀市の情報公開請求業務の現場で共同開発した「黒塗りアプリ」を、Sovereign GaiXerの標準機能として提供。追加費用は不要です。
-
Sovereign GaiXerの無料トライアル環境でも本日より利用可能。ブラウザからログインするだけで、自治体職員が実際の業務の流れで黒塗りアプリを試すことができます。
-
行政文書から黒塗りの候補をAIが探索・提示し、最終判断は職員が行う「Human in the Loop」の業務フロー。処理は組織内に設置した筐体の中で完結し、外部の生成AIサービスには送信されません。
■背景:情報公開請求の「黒塗り」は、負担が大きく、クラウドAIに任せられない
情報公開請求への対応では、膨大な行政文書の中から氏名・住所・電話番号などの個人情報や、法人の権利利益に関わる情報を一つひとつ特定し、公開できない箇所を黒塗りする必要があります。見落としは許されないため複数人でのダブルチェックが欠かせず、職員の負担が非常に大きい業務です。
一方で、対象となる文書は極めて機密性が高く、「クラウド型の生成AIには入力できない」という制約から、多くの自治体でAIによる効率化の対象外となっています。さらに、PDFに黒い図形を重ねただけの黒塗りは文字データがファイルに残り、コピー&ペーストで復元されてしまう漏えい事故も各地で起きています。黒塗りは、自治体にとって「効率化したいが、最も慎重さが求められる」業務の代表例です。

■伊賀市との共同開発:現場の業務フローを、閉域の生成AIで1ヶ月でアプリ化
FIXERと伊賀市は、2023年4月に「ChatGPTを活用したAI行政サービス実証事業に関する連携協定」を締結し、2024年10月からは生成AIサービス「GaiXer」を本格導入しています。現在、市職員の1,000名弱がGaiXerを利用し、議事録作成や要約・アイデア出し等で工数削減を実感するなど生成AIは日常業務に定着しています。
その中で職員から挙がったのが、「情報公開請求の黒塗り作業にAIを使いたいが、機密性が高くクラウド型AIには入力できない」という声でした。FIXERは、組織の閉域ネットワーク内で生成AI活用が完結するSovereign GaiXerを基盤に、伊賀市職員と黒塗りの判断基準や業務ルールを整理したうえで、生成AIが文書から黒塗り候補を自動で探索・提示し、最終判断を職員が行う「Human in the Loop」の業務アプリを、わずか1ヶ月で構築しました。
今回、伊賀市の現場で磨かれたこの黒塗りアプリを、特定の自治体向けの個別開発にとどめず、Sovereign GaiXerの標準機能として全国の自治体にお届けします。
■黒塗りアプリ(情報公開文書マスキング支援アプリ)の概要
-
行政文書を読み込むと、氏名・住所・電話番号などの個人情報、法人の権利利益に関わる情報、政策形成過程の情報など、黒塗り候補となる箇所を種別と根拠とともに一覧で提示します。
-
AIが提示するのはあくまで「候補」です。条例や運用基準に基づく最終判断は職員が行い、確認漏れを防ぎながら判断の属人化を抑えます。
-
文書の読み込みから候補の提示までの処理は、組織内に設置したSovereign GaiXerの筐体の中で完結します。外部の生成AIサービスへの送信はありません。
-
Sovereign GaiXerの標準機能として提供します。導入済みのお客様も含め、追加費用なしでご利用いただけます。

※こちらも併せてご覧ください。
Sovereign GaiXerシリーズ記事「その黒塗り、本当に大丈夫ですか?PDFの黒い四角は、文字を消していないかもしれません」
■本日より、無料トライアルで全国の自治体が体験可能
Sovereign GaiXerの無料トライアルは、FIXERが運用する実機にブラウザからログインしてお試しいただく環境です。設置・設定・機器の配送は不要で、費用もかかりません。お申し込みは約3分、最短2営業日でログイン情報をご案内します。本日より、このトライアル環境で黒塗りアプリをご利用いただけます。
「自分たちの情報公開請求業務で、どこまで使えるのか」を、導入前に職員自身の手で確かめていただけます。FIXERは本トライアルを入口として、全国の自治体へのSovereign GaiXerの展開を本格化します。
※トライアル環境は評価用の共用環境のため、実際の個人情報・機密情報を含む文書の入力はお控えいただき、個人情報を含まない文書でお試しください。製品版はお客様の筐体の中だけで処理が完結するため、この制約はありません。
無料トライアルのお申し込み:https://order.gaixer.com/trial/apply
■今後の展望:自治体の現場から生まれた業務アプリを、標準機能として広げる
自治体の現場には、黒塗り以外にも「AIを使えば効率化できるが、セキュリティ制約で手が出せない」業務が数多く存在します。
FIXERは、伊賀市をはじめとする自治体の現場で課題を見つけ、Sovereign GaiXerの閉域環境で業務アプリとして実装し、その成果を標準機能として全国の自治体に還元するサイクルを回していきます。黒塗りアプリはその第一弾です。
FIXERはこれからも、自治体の現場に深く寄り添い、テクノロジーと実装力によって一つひとつの業務課題を解決することで、全国の自治体における行政DXを加速してまいります。
■株式会社FIXERについて
FIXERは2009年に創業し、Microsoft Azureの国内展開初期から、企業・官公庁・自治体のエンタープライズシステムを中心に、クラウドを活用したIT基盤の構築と高度化を支援してきました。日本におけるクラウド活用の黎明期から、多数の基幹システムをプライムで手掛け、社会インフラのデジタル化を支えてきた実績を有しています。
近年は、生成AIを生産性向上の中核技術と位置付け、自社開発の生成AIサービス「GaiXer(ガイザー)」を展開しています。さらに、セキュリティや運用要件に応じた選択肢として、組織の閉域ネットワーク内で完結するオンプレミス型生成AI「Sovereign GaiXer(ソブリン ガイザー)」の提供を開始しました。
FIXERは、クラウドからオンプレミスまでを含む柔軟な構成により、さまざまな現場で生成AIを実務に活用できる環境を提供しています。テクノロジーによって業務の負荷を軽減し、人が本来注力すべき価値創出に集中できる社会の実現を目指しています。
会社名:株式会社FIXER
代表者:代表取締役社長 松岡 清一
所在地:東京都港区芝浦1-2-3 シーバンスS館 最上階
Webサイト:https://fixer.co.jp/
※Microsoft、Azure、Word、Excel、PowerPointは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※その他記載の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
※記載の内容、製品、仕様、問い合わせ先およびその他の情報は、発表日時点のものです。これらの情報は予告なしに変更される場合があります。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- システム・Webサイト・アプリ開発アプリケーション・セキュリティ
- ダウンロード
- プレスリリース素材
このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます
