耳認証の国際コンペティション「UERC2026」で静岡大学チームが2部門とも第1位を獲得
2大会連続で第1位を獲得しました
静岡大学情報学部の大木哲史准教授の研究チーム(大木哲史准教授、創造科学技術大学院:金杰、総合科学技術研究科:徳増真大)は、2026年9月1日から4日にイタリア・ローマで開催された生体認証分野の主要国際会議「IEEE International Joint Conference on Biometrics 2026(IJCB2026)」併設の耳認証国際コンペティション「The Unconstrained Ear Recognition Challenge 2026(UERC2026)」において、Track 1およびTrack 2の両部門で第1位を獲得しました。
本研究チームは2023年のUERC2023でも第1位を獲得しており、今回で2大会連続のトップ成績となります。今大会にはTrack 1に11チーム、Track 2に8チームが参加するなか、認証精度に加えてモデルサイズや処理速度も含めた実用性が評価されました。
本研究チームが開発した耳認証手法「GIN-Ear」は、知識蒸留と耳画像に特化したデータ拡張を組み合わせることで、高い認証精度とモデルの軽量化を両立しました。EER 9.5%、モデルサイズ7.1 MBを達成し、Raspberry Pi 4上での評価でも参加手法中最速の処理性能を実現しました。
【研究者コメント】
静岡大学情報学部 准教授 大木 哲史(おおき てつし)
耳は顔や指紋と同様に、個人を識別するために利用できる生体情報です。特に、顔全体を正面から撮影することが難しい場面でも利用できる可能性があり、顔認証を補完する生体認証技術として研究が進められています。2023年大会に続いて第1位を獲得できたことに加え、今回は認証精度だけでなく、モデルの軽量性やエッジデバイス上での処理速度まで含めて高く評価されたことを大変うれしく思います。今後も、多様な環境で利用可能な、安全で利便性の高い生体認証技術の実現を目指します。


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