Insta360、音声表現を次の次元へ進化させるフラッグシップワイヤレスマイク「Mic Pro」を発表
カスタマイズ可能なE-inkディスプレイと3マイクアレイを搭載。プロ品質の収音性能と、音声機材に新たな個性をもたらす次世代ワイヤレスマイク

Insta360は、音声を「聞く」だけでなく、「見せる」「個性を表現する」体験へと進化させるフラッグシップワイヤレスマイク「Insta360 Mic Pro」を発表しました。
Mic Proは、クリエイター、映像制作者、ポッドキャスター、イベント関係者など、プロ品質の音声収録を求めながらも、複雑な機材運用を避けたいユーザーに向けて設計された次世代ワイヤレスマイクです。
送信機には、カスタマイズ可能なE-inkディスプレイと、複数の指向性に対応する3マイクアレイを搭載。高品質な音声収録に加え、出演者名、ロゴ、チャンネルアートなどをマイク本体に表示できるため、音声機材を単なる収録ツールから、ブランドや個性を伝える表現ツールへと進化させます。
カスタマイズ可能なE-inkディスプレイを搭載

Mic Proは、各送信機にカスタマイズ可能なE-inkディスプレイを搭載しています。
Insta360アプリを通じて、放送局ロゴ、チャンネルアート、出演者名、制作識別情報など、任意のグラフィックを表示可能。複数の送信機を使用する現場でも、視覚的にすばやく識別でき、出演者やチャンネルの取り違えを防ぎます。
E-inkディスプレイは、表示の更新時のみ電力を消費し、静止表示中はほとんど電力を使用しません。そのため、長時間の撮影でもバッテリー消費を抑えながら、必要な情報を常に表示できます。
また、直射日光下でも高い視認性を維持できるため、屋外撮影、フィールドレコーディング、ライブイベントなど、さまざまな現場で信頼性の高い表示を実現します。
3マイクアレイによる柔軟な指向性コントロール
従来のワイヤレスマイクでは、単一の無指向性マイクに依存するケースが多く、収音パターンが固定されるため、環境や撮影内容に応じた柔軟な対応が難しいという課題がありました。
Mic Proは、各送信機に3つのマイクを統合。デジタル信号処理により各入力を動的に組み合わせ、複数の指向性パターンを再現します。
収音モードは、受信機またはInsta360アプリから選択可能です。これにより、ユーザーが環境に合わせて機材を使い分けるのではなく、Mic Pro自体が撮影シーンに応じて最適な収音パターンを提供します。
カメラに装着して使用する際は、単一指向性モードによりショットガンマイクのように機能し、追加機材なしで前方の音声にフォーカスした収音が可能です。
撮影シーンに応じて選べる3つの収音モード

Mic Proは、用途に応じて以下の収音モードを選択できます。
全指向性モード:
周囲の音を広く自然に収音。環境音を含めた臨場感のある収録に適しています。
単一指向性モード:
前方の音声を強調。Vlog、ソロ配信、ASMR、ナレーション収録などに最適です。
双指向性モード:
前後の音声を同時に収音。インタビューや対談収録に適しています。
NPU搭載AIノイズキャンセリングで、声を自然にクリアに
Mic Proは、内蔵NPUチップにより駆動するAIノイズキャンセリングに対応しています。周囲のノイズを低減しながらも、声の自然さを損なわないよう高精度に処理。
従来のノイズ低減で起こりがちな、音が平坦になる、こもるといった問題を抑え、自然な音色と明瞭さを維持します。
風切り音、雑踏音、環境ノイズを抑えながら、声はクリアでリアルに再現。屋外撮影やイベント収録、移動中のVlogなど、ノイズの多い環境でも安定した音声収録をサポートします。
32bitフロート内部録音で、音割れリスクを大幅に低減
Mic Proの音声処理の中核となるのが、32bitフロート内部録音です。従来の24bit録音では、一定以上の音量を超えるとクリッピングが発生する場合があります。
一方、32bitフロート録音では広いダイナミックレンジを確保できるため、小さなささやき声から突然の大きな音まで、同一の録音内で自然に記録できます。
ポストプロダクションでは正規化処理により、撮影中のゲイン調整に悩まされることなく、安定した音声編集が可能です。
インタビュー、式典、ライブイベントなど、予測できない音量変化が起こりやすい現場でも、収録ミスのリスクを抑えます。
32GB内蔵ストレージで、万が一のトラブルにも対応
各送信機は最大32GBの内蔵ストレージを搭載し、個別録音に対応しています。
ワイヤレス接続の途切れやカメラ側のトラブルが発生した場合でも、送信機本体に音声をバックアップできます。長時間収録時のファイル管理にも配慮し、録音データは30分ごとに自動分割されます。
さらに、Mic Proはステレオ内部録音にも対応。没入感のある環境音やASMR品質の音声を、最大32bitフロートで送信機に直接収録できます。
自動ゲインコントロールで、収録環境に応じた音量調整
Mic Proは、2種類の自動ゲインコントロールに対応しています。
クリッピング防止モード:
音量変化が大きい環境に適しており、突発的な大音量によるクリッピングを抑えます。
ダイナミックモード:
一定した音量が求められる屋内収録や会話収録に適しています。撮影環境に応じてモードを選択することで、より安定した音声収録を実現します。
2チャンネルを超える柔軟なマルチ音声収録に対応

一般的なコンパクトワイヤレスマイクシステムでは、1台の受信機につき送信機2台までの構成が一般的です。Mic Proはその制限を超え、より高度なマルチ音声収録に対応します。
4対1モード:
4台の送信機を1台の受信機に接続し、外部ミキサーなしで4つの独立した音声トラックを収録できます。ポッドキャスト、パネルディスカッション、インタビューなど、最大4人の音声を個別に管理したい場面に最適です。
2対4モード:
2台の送信機の音声を、同時に最大4台の受信機へ配信できます。マルチカメラ撮影時の音声分配に対応し、ウェディング、企業イベント、放送用途など、複数カメラでの収録をよりシンプルにします。
また、カメラアダプターを使用して対応するSonyカメラに接続することで、4チャンネル出力にも対応します。
※カメラアダプターは別売です。
※4チャンネル出力は48kHz / 24bitに対応しています。
Insta360カメラとBluetoothで直接接続

Mic Proは、X5、X4 Air、Ace Pro 2、GO UltraなどのInsta360カメラとBluetoothで直接接続できます。
受信機を使用せずに48kHzの高音質オーディオを収録できるため、Insta360ユーザーは機材構成をよりシンプルにできます。
デュアル送信機による直接接続は、今後リリースされるInsta360カメラで利用可能になる予定です。
最大30時間の長時間使用と急速充電に対応
各送信機は単体で最大10時間の連続使用が可能です。付属の充電ケースを併用することで、最大30時間まで使用時間を延長できます。
さらに、5分の急速充電で最大約1時間の追加録音が可能。撮影の合間にもすばやく充電し、収録を再開できます。
受信機は接続されたカメラと電源状態を自動で同期し、未使用時には送信機・受信機ともに自動で電源をオフ。バッテリー消費を抑え、長時間の撮影をサポートします。
タイムコード同期と幅広いデバイス互換性

Mic Proは、高精度TCXO発振器によるタイムコード同期に対応しています。
24時間で1フレーム未満のズレに抑え、マルチカメラ撮影でも、映像と音声を正確に同期できます。また、3.5mmオーディオケーブルで一眼レフ/ミラーレスカメラに接続可能。
スマートフォンにはUSB-CまたはLightningアダプターで対応し、Bluetooth経由でInsta360カメラともシームレスに連携します。
プロの映像制作から、スマートフォンを使った日常的なコンテンツ制作まで、幅広い撮影スタイルに対応します。
主な特長
・各送信機にカスタマイズ可能なE-inkディスプレイを搭載
・出演者名、ロゴ、チャンネルアートなどを表示可能
・3マイクアレイによる複数指向性に対応
・全指向性/単一指向性/双指向性モードを選択可能
・カメラ装着時はショットガンマイクのように前方収音が可能
・NPU搭載AIノイズキャンセリングに対応
・32bitフロート内部録音で音割れリスクを低減
・32GB内蔵ストレージによるバックアップ録音に対応
・ステレオ内部録音に対応
・4対1、2対4のマルチチャンネル構成に対応
・Insta360カメラとBluetoothで直接接続可能
・送信機単体で最大10時間、充電ケース併用で最大30時間使用可能
・5分の急速充電で最大約1時間の追加録音が可能
・タイムコード同期に対応
・カメラ、スマートフォン、Insta360カメラなど幅広いデバイスに対応
販売情報
Insta360 Mic Pro(送信機1台+受信機1台):34,500円〜
Insta360公式ストア、Amazon、および全国の正規販売店にてご購入いただけます。
製品ラインナップの違いを解説した購入ガイドも、ぜひご覧ください。
Mic Proは、プロ品質の音声収録性能、柔軟なマルチチャンネル構成、そしてカスタマイズ可能なE-inkディスプレイを兼ね備えることで、コンパクトワイヤレスマイクの新たな可能性を広げます。
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